交わらない
     レールのようなもので
     いいのです
     どこまでも平行線
           
     おなじ景色を観て
     それぞれの思いがあ ....
雨の降る日は遅刻者が多い、と考えただけでも既にいらいらと重くなる頭を、無理に伸ばした背骨で支えて、混み合う生徒玄関で傘の滴に汚れた廊下の掃除の仕方と、遅刻の取り締まり方について、週番の生徒に指示してい ....  ブランコ


息を吸って
息を吐いて
息を吸って
息を吐く
いつも意識の片隅で
緊張している
生きるために

前脚を出して
後ろ足を出して
前脚を出して
後ろ足を出す
 ....
13歳になる君へ


少し早いですがお誕生日おめでとう

今年も君の誕生日がやって来ます

13歳になる君がどんな子供に育っているのかなんて

君が産まれたあの年には想像も出来ないこ ....
肉体の孤独には 
耐えることができる
ケレドモ
精神の孤独には 
タエラレナイ
なんて 鼻歌まじりに うそぶいて

Bottled mail
宛先のない手紙
わたしの書く 言 ....
ボリュームを上げ相殺され生まれた静かな街を

掴まり立を始めた幼い空想がよちよち歩き出す

産声は鬨か?

もう手遅れだって事だけ

どうしても消えない夜
 
ふと

ショウウィンドウに映った薄ぼやけた自分の姿に 


人生 楽しい?

楽しかった?

これから楽しくなりそう?



現在過去未来


わかりっこないって そん ....
夢の中白い兎を追いかけて落ちて行きたい私はアリス

生卵よりゆで卵大好きよハンプティ・ダンプティ覚悟はできて

縁側で寝そべるおまえはチェシャー猫?のらりくらりと私をかわす

おかわりはい ....
「お父さんは、いつもむっつりしてたけど
 家族は結構大切にしたんだよ。
 日曜日の度に色々なところへ
 連れて行ってくれたんだから。」
 
週六日精一杯働いて
やっと巡ってきた休日なのに
 ....
二枚目と三枚目を繰り返すあいつ
独自のその衒う6フィートの天才
いつもダンクシュートの鳴神が木霊する

 惚れてたまるか5フィート6インチとヒールつきの上から目線で
 こっちだって バスケで ....
無理矢理
脱ごうとしたら壊れた
泣きたいけど
自分が雌だか雄だか誰だか
どっちでもいいような気がした


あ、そう

抜け殻
っていい響きだよね

とか言いながら
かけらを集 ....
残暑なんてあっという間
待たされるのは春くらいなもの

きょう雨はやわらかな御手
緑深い山々のあたまを撫でている

天はやさしく言い諭す
まるで母親のように

さあ片付けを始 ....
風が吹いている
風はとてもつよい
そしてくらやみ


26時を過ぎた
あんこく

に、

満天のほしぞら

と、
さざなみと
汽笛
のイミテーション

破片、くだけ ....
そのすべての色があたしを創っている

特定の足音が近づいてきて背中がキュッとなる

慣れることの安心と不安定さが行き来する日々の真ん中で右往左往している

取り囲んできたあらゆる世界をまる ....
現代詩よ

今日も

わからないのか









それならば
わからないまま集め
テーブルの上に並べる
手のひらより大きな現代詩
にぎり潰し
/吸う
詩人 ....
摩天楼が{ルビ朱=あけ}に染まる時
黄昏の時間も止まる
ざわめく雑踏もどこか遠くの
出来事のように消えて行く
ビルの窓から見た街も幻
トワイライトイリュージョン
歪んだ時間の狭間の中で
 ....
あたしが何を見たって?
6月27日の夜
そうね、雨だったわ。
2AM
裏通り、濡れて光る外灯の下に
若く、美しい男が立っていた

男がいるのはこの世界の真ん中で
これから男に降りかかる ....
眼鏡をはずし
目の前を水中に沈めれば
外灯は滲み
ひとびとは陽炎になって
せかいはちいさくちかく、まるくなると
おもっていたけど
無限のひろがり

おとこもおんなもなく
泳ぐような身 ....
解る人には解る
本当にそれでいいの

語と心との一致に合掌し魂をさする 流離わずにとどまり 踏ん張る
揺るぎないものを沿革と共に 出る芽に頼らず 誰にも

直球に食らう 自身と 

  ....
世間の常識がひっくり返るのをわたしはずっと待っている。


だってこんなのつまらない。
 
ちくたく ちくたく

くたくた くたくた

ぐー



 
     くっぴんに雨浅く

    猫っかぶりで畳遊泳

     主張弁解の昨日より

   謂われなき明日を詠いたい

      六法全書を枕にすると

窓の向こうに{ルビ ....
無表情な父に声をかけると
その霧深い意識のずっと奥の
宇宙のかなたから
帰ってくるのかと思うほど
遠いところから
ゆっくり
微笑みが皮膚の上に戻ってくるのが
見える

「おとうさん」 ....
夏の余韻を残しつつ私の机上に秋が来た。
窓辺から吹いてくる風はいまだ悩みを含んでいるが、
黄色く色づく葉のそよぎは過ぎ行くものの抒情を超えて、
現実と幻想の間をゆらゆらとはためいている。
 ....
はやくはやく

わたしは
ゆめでもここでも
あなたをまつ

はやくはやく

わたしは
こころもからだも
あなたをまつ

はやくはやく

わたしは
きょうもあしたも
あな ....
拝啓 酷暑の折 いかがお過ごしでしょうか
僕は一足先に
夏に別れを告げるつもりです
今日の帰り道 揺れるススキの穂を見つけ
あと少しで訪れる秋が待ちきれなくなったからです
あの頃僕は 夏の活 ....
シロとクロの
誤魔化し切れない感情が
胸の奥を過る

シロとクロの
縞模様のウマの形が
意識の端を歩いている

草食系も肉食系も
一緒くたにして
懇ろに混ざり合わせたはずなのに ....
嵐の日 雷が空気をゆらして
瞼をとじても 光がときより私をゆさぶるの
わたしの心にあった 汚いものの 
沈殿させる濁った想いを
荒々しい雨風が 洗い流してくれる気がする

今日みた ....
叶うのは月がすれ違う朝に
堕落した瞳は夜を溜める
染み付いた酵母の切れ端
拡げられた紙の虚しさ
わたしは痺れもしない
いつものように射精する
朧気なめまい
滲む墨の文字をたたみ ....
ヒトの形をしているのが奇跡と思える位
あまりにも小さくて柔らかかったあなたを
退院後初めてお風呂に入れた時
私の緊張が伝わったのか
あなたは火がついたように泣き叫んだ
以来あなたが極端に水を ....
uminekoさんのおすすめリスト(1059)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レール- 石田とわ自由詩14*13-10-26
朝のできごと- Lucy自由詩20*13-10-25
北の亡者/Again_2013神無月- たま自由詩33*13-10-23
Happybirthday- 桜 歩美自由詩5*13-10-22
瓶詰めの祈り- 月音自由詩213-10-18
言い出したらきかないスピーカー- 徘徊メガ ...自由詩413-10-10
柏谷呉服店さま- 芦沢 恵自由詩24*13-10-9
アリスの夢- 未有花短歌11*13-10-2
無口で運転の上手い人- 夏美かを ...自由詩30*13-9-17
あいつは美男子- 朝焼彩茜 ...自由詩9*13-9-9
セミの抜け殻パズル- AB(な ...自由詩4*13-9-7
見送るだけ- ただのみ ...自由詩18*13-9-5
新月と男- みけねこ自由詩213-9-4
2012.12.21_あたりに考えていたすべてのこと_- AquArium自由詩3*13-9-3
酔いどれ現代詩- 左屋百色自由詩10*13-9-3
トワイライトイリュージョン- 未有花自由詩13*13-9-3
若く、美しい男- うめバア自由詩6*13-9-3
近視の夜歩き- 凍湖(と ...自由詩1013-9-3
解る人には解る寂しさ- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-9-2
世間の常識がひっくり返るのをわたしはずっと待っている。- 自転車に ...自由詩313-9-2
くたくた- 殿上 童自由詩17*13-9-1
くっぴん- ただのみ ...自由詩18*13-9-1
父を見舞う- Lucy自由詩20+*13-9-1
秋の始まり- ヒヤシン ...自由詩9*13-9-1
「はやくはやく」- ともりん自由詩3*13-8-31
秋を迎える為に作る花火があってもいい- Neutral自由詩813-8-31
シマウマ- nonya自由詩20*13-8-31
どこまでも続いていきそうな予感- るるりら自由詩21*13-8-31
瞳孔- アラガイ ...自由詩5*13-8-30
あなたが初めて泳いだ夏- 夏美かを ...自由詩34*13-8-29

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