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白い犬は死んでしまった

白い家の二階の窓から
猫が外を見ている
家からは出たことがなく
毎日
工事現場の音や
散歩する人や犬や
通りすぎる車や
ときどき来る鳥の影に
なんとなく
 ....
台風がいった空は
洗濯したての青空が
それだけで
私は幸福なのに

昨日の夜は
生き物の声のしない
しん とした夜で

それさえ気づかない
あなたは
男という生き物で


 ....
突然皆から
誤解や邪険な扱いされる
ことがあって
叫びたいけれど
疲れるから
ガーーーンて
ものに当たっているのが
今日で

さて
まじめは
やめようと思う一時

明日になれ ....
うつら うつら
微かに目を覚ますと
全ての人が眠っていて
わたしも
また目を閉じてしまおうと思った
そうしたら
うつらうつらのなか思う

あの人も
あの子も
目を覚まさない
もう ....
涙をふいた手を見つめて
胸を締める
責める


世間は
冷たいものだ

わたしが哀しくても
「うるさい」と
平気で言う

ものには
言い方というものがあるでしょう?

か ....
幾度も花や緑が
枯れてゆくので
わたしは
植物にマイナスのオーラが
でているのかもしれない

あなたが
生み出す人なら
わたしは
死水をとる人

あなたが “あ”
なら
わた ....
くつ下を脱いで
滑り込むシーツの上
夏の夜はいつまでも宵のように
生物の気配がして
そのまま朝が来るのも惜しくないような
夜更かし

ああ
柵の無い頃はいつ来るの
この季節はいつ過ぎ ....
今年の遠い昔

貴方が好きだった

軽蔑するほどに愛だった

貴方の詠む歌に

傍らの人を見て

流れてゆかない舟が

私のこころにある

愛したとは

遂げられないも ....
東京に行ってみたい

しかし
一人で東京どころか 上野にも行けない

南には 一人で行けない
グリーンの窓口がなければ 切符も買えない

上野に行ったならば
あの人と デート出来るだ ....
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