上り列車の中を
下り列車が通過していく
線路脇の草むらでは
無縁仏となった墓石が
角を丸くし
魂と呼ばれるものの多くは
眠たい真昼の
些細な手違い
ひと夏を
鳴くことで生 ....
日常の道を歩むほど 
いろいろな幻影達の呼声が 
背後から 
細長い腕を伸ばして
追いかけて来る 

僕は振り返らずに、往くだろう。 
無心に腕を、振り切って。 
マッチ一本の夢を、胸 ....
自分自身を型にはめようとしているのかな
知らず知らずのうちに
「ねばらない」
そんな思いに捉われてしまう

誰かにそそのかされている訳でも
強いられている訳でもないんだけどね

つまる ....
あの日二人
言葉を惜しむ程に
見つめあった時を
昨日の事のように
想い出しているわ

どうしても
時間を止められず
唯それが悔しくて
泣く事も出来ずに
笑って見送ったの

時空 ....
 
 
朝まで降り積もった骨を
川へ捨てにいきます

冷たく軋みながら
空の色が
川下へ流れていきます

家に帰ると
また同じ数の骨が
降り積もっています

はる ....
{引用=


笑ってない、笑ってないけど(笑)マーク つけてあなたを笑わせてみる


会いたい。と送ったあとの沈黙が 咽の真ん中ぎゅうっと固まり


今はただ「愛してる」の文字よりも ....
以前、作家の佐藤亜紀さんが『ユリイカ』で、批評とは西瓜割りみたいなもんだよ、という趣旨のことをちらっと書いていて、なるほどうまいことを言うもんだなあ、と思わず膝をたたいたことがあります。引用してみ ....  口語自由詩と散文との違いは正直よく分かりません。
それでよく詩を書いていると言えるなっと詰問されたら「ごめんなさい道楽でやっているものですから」 とでも謝るしかありません。
そんなことどっちでも ....
詩はどこで生きるか
 =朝日新聞谷川俊太郎インタビュー
  「詩はどこへ行ったのか」から考えた事=

 世間的には、詩集も詩論も人の目に触れる機会はどんどん減っているように
私には思える。ア ....
詩が何のためにあるか
詩っていますよ

あらゆるものを
名づけてしまうことなく呼ぶために

どの言語も
単語のひとつひとつは
一々長ったらしく説明してられないがための
高速言語
符 ....
ゲゲゲの鬼多郎よ
ビビビのねずみ男よ
この花の名前はカランコエ
下駄の音に似てるだろう?
下駄の声だよ

花咲き山って聞いたことあるかい?
ゲゲゲの森では下駄さえ咲くのさ

お土産に ....
どうしようもないことなんか
考えたくもないのに
どうしようもないことしか
考えたくない時間になる

昼間あれほど楽しかった想いも
すっかりふとんの中へ旅立ってしまったから

いい人ぶっ ....
沈む森空覆う森踏みつづけ隠れる陰なくさまよえる象




足跡のかたちに残る氷から時かき乱す水の手を知る




母を呼ぶ子を呼ぶ誰も居ぬ道の果ての果て ....
指絶って初めて銀の原を描く



午後の叉路おまえの臓物においたつ



戻るまま路地の夕べの猛るまま



望み無き月ゆき交うは自身なり



 ....
ここに参加してから6カ月以上たちました。

当初「ゲイジツって……」という散文でいろいろ現代詩は気味悪いと書き、芸術を標榜するサイトもゲロがクソを批評しているようだと書いたら、OHさんあたりからも ....
{引用=


ごめんねとさよならばかりを繰り返し わたしの傍で疲れて眠る


なんでかな、沼のような沈黙は 全部わたしのせいだと思う


20センチ高いとこから見られると おなかのう ....
花弁が
閉じられていくように 
終わってゆく 
それは、けして植物をたのしむ
観賞的な終焉などでなく

冬空のきびしさに
指先をこごえさすように
手をのばそうと、
やってくる ....
 脳のかゆいところ

 脳の痒いところを探して頭の地図をダウジング

3日後、気まぐれに女に言い寄ってみる

 相手にされない

3日後、メリーゴーラン ....
 子供の病院 / ヒダ・リテさん
 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=198517

 おもしろかった。ひじょうに映像的なフレーズが多くて、ふくらま ....
誰にでも越すに越せない川がある

その川を越えようと試みるもよし
はなから越すことなど考えもせずに使い古しの釣竿一本
かの太公望になった気分で日がな一日

立ち枯れの葦原を渡る北風は冷たく ....
どん底めがね
自由落下クラッカー
マグニチュードの練習曲
暗闇のクラムボン

ネットにはいろいろなものがあるけど
錆びないこころが欲しいね
ステンレスハート

空より高いプライドを
 ....
冬の風ふく日だまりは
とおい微熱の少年時代
汚れの意を知りもせず
光は淋しい洞窟だった

ああ、12年年3万人の自殺者が
記憶のように消えていったのです
それを恥じずにいられましょうか
 ....
蠢くものでありたい
食い尽くすものでありたい
這うものでありたい
啄ばまれるものでありたい
花から花へと飛び交うものでありたい
土や水や植物やコンクリのあらゆる表面を
逆さまにも垂直にも歩 ....
最終電車。降車する人の群れ。渋谷駅へ向かうホームの光は消されている。
最終確認をする駅員の姿。

電車から降りる。込み合った車内ではうまく呼吸が出来ない。人の波から外れて、立ち止まり、呼吸をする ....
温泉に行きたい
ゆすりか温泉じゃないよ
ユリイカ温泉

読むことも
書けないことも詩ストレス
溺詩体になる前に
ばおばぶ風呂に入ろう

湧き出る泉水は
地殻からのサブマリン・メッセ ....
うすももいろの{ルビ襦袢=じゅばん}の
冬に{ルビ纏=まと}えば
きぬの{ルビ温=ぬく}さ

衿をくいと抜き
腰ひもをきゅうと締める
そのうえに伊達〆をきゅうと締める

足元に着やすく ....
ミニスカートから出る生足に
アドレナリンはバーゲンセール
そうなんです
僕らいつだってエロなんです

15分間の新陳代謝
ワールドイズマイン
15分間の未来大戦
ワールドイズマイン
 ....
闇のほつれが夜の樹となり
蒼を高みへ押し上げている
低い音のあつまりに
音のまだらに震え立つもの


冬を割り
冬を負い
夜の泡が
光を目指し


道の角ごとに
 ....
希望は与えられている

悲しみは与えられている

ショパンを練習している

テンポの変わるところが

音がほどけてしまってながれない

おなじところで音もわれる

灰色の街で
 ....
幼い頃は持て囃され甘い菓子で育った。
少年の時は真っ白な繭が僕を守り養った。
やがて呼吸も自由に羽を広げる頃、
誰もが欲しがる平等を平然と飛び越える翅。
指折り数えた確率は出会った瞬間に吹き飛 ....
都志雄さんのおすすめリスト(546)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひと夏- たもつ自由詩1110-1-12
無心の道_- 服部 剛自由詩310-1-12
縛るひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*10-1-12
抜け殻- 弥鈴自由詩5*10-1-12
冬風- 小川 葉自由詩310-1-10
恋を打ちながら- あぐり短歌5*10-1-9
【批評祭参加作品】西瓜割りを見物する人の群れ(詩における批評 ...- 角田寿星散文(批評 ...10*10-1-9
【批評祭参加作品】口語自由詩と散文との違いは何か- ……とあ ...散文(批評 ...7*10-1-9
【批評祭参加作品】谷川俊太郎インタビューから考えた事- 大村 浩 ...散文(批評 ...13+*10-1-9
水脈と暗渠- 海里自由詩4*10-1-7
シーシュポスの秋- 海里自由詩1*10-1-7
雑念の時間- 朧月自由詩410-1-7
Dark_Magus- 木立 悟短歌310-1-6
冬と針- 木立 悟俳句410-1-6
現代詩フォーラムに参加しての感想- ……とあ ...散文(批評 ...12*10-1-6
嵐舞う- あぐり短歌4*10-1-5
closing- 月乃助自由詩7*09-12-31
神経パルス_ピピピのピ- ヨルノテ ...自由詩109-12-31
ショートレビュー・サンデー_12_レコポエ版- 露崎散文(批評 ...209-12-30
年越しのひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*09-12-29
ステンレスハート- 海里自由詩3*09-12-28
みんなごめんよ- 吉岡ペペ ...自由詩609-12-26
蟲詩- 海里自由詩509-12-25
国道246号線、寒い寒い日- ブライア ...自由詩4*09-12-23
ユリイカ温泉- 海里自由詩2*09-12-5
仕度- 笠原 ち ...自由詩18*09-12-4
ワールドイズマイン- 葛西曹達自由詩309-12-3
降り来る言葉__XLIV- 木立 悟自由詩509-11-30
灰色の街- 吉岡ペペ ...自由詩1409-11-29
『鱗翅目』- 東雲 李 ...自由詩3*09-11-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19