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線路脇ヒメジョオンに見送られ次の駅で降ります、わたし

信号にたどりつくたび赤になる 誰かに 急ぐな! と言われたみたいに

夏蝉は耳がないと聞きました だからことごとくおしゃべりなの ....
飲めないと嘘吐きましたあんたらと一緒におんのがもう嫌やねん


食堂で食べる胡麻和え不味くってため息ついでに冷めた味噌汁
真夜中に乗る千代田線御茶ノ水社会の澱のような僕たち

さみしいと凍 ....
十二歳 ピエロを終えた 静寂の
 
 虚ろ重なる 白い川岸
ウクレレに悲しい唄をうたわせて鍵を掛けたね 冬のはじまり この街はひとつの詩篇しずやかに置手紙のような息を吐くひと


光さす野をひたすらにゆくがいい、君、セルリアンブルーの尾びれ


湯豆腐を崩さぬようにくずしつつ星の底までゆきたいと言う

 ....
イーゼルに落とした真夏 果たされぬゆえにかがやく約束がある


変わらないものはないから今きみとゆっくり海をなぞる江ノ電


きみがいのるかたわらの空はてしなく果てをいだいてにじむ夕映 ....
産まれ生き苦しみそして死んでゆく
 たった一行闘病短歌

日赤の病棟入り口掲示板
 嘆歌とあって朝顔も書く

これからは口語短歌の詩人です
 出来損ないの痛みを堪え

銀色に輝け外科 ....
{引用=


今すぐにあの憐れみが欲しいの、と わたし揺れてる 吊革みたいに



不特定多数のからだは湿ってて乾いた肌を忘れそうです



あおむけで爪先ぴんと伸ばしたらさみし ....
とうさんに教えてもらった花たちを遠くの町でさがしています  ぼくはまだいちご泥棒と眠りたい置き忘れたものばかりの園で


 衝動を積み上げていく指先に梶井のレモンわたしのオレンジ


 気だるさはインクに滲み水底の青い散文髪に絡まる
 ....
{引用=



さみしさを肯定できる朝だった、誰とも笑える人間だった。




どこまでも飛んでいけたら良いのにと 空にまたがりきみが呟く




隙間から風でも入る家 ....
北山通の並木かなしむ夕暮れの色はほんのり青さをもって


少年が息をひそめていたわけは蛍でしょうか哲学のみち


宇治川を背に立つ君の少しだけ歴史を知っていることが ....
後悔を/森の奥へと歴史学のような眼差しで引いていく人

スコップを置き去りにした砂場から カイワレの芽が伸びてきました。

透ける陽のメトロノームを記録して/耳鳴りの止まぬ夜を綴じ込む//
 ....
冷蔵庫ゆっくり冷えていくものが光のような気がしてならない



やっと今一人で立てた足元にいろんなものが這いのぼってくる



ゴミ置き場月光に散る貝殻が泣いてるまぶたに見えなくもない ....
先生にひろってもらった消しゴムを
当然と思った私が嫌い

神様はいないよと言ったおじいちゃん
そんな貴方も仏になった

見られるとバカみたいに赤くなる
恥ずかしがるなよ君は美味しい

 ....
朝日射す 新生児室の 保育器に くの字に折れた 老婆が眠る ただいまの声が家にこだまする 今日もひとりでご飯をたべる {引用=


(この花は棘があります) 闇雲に鼓膜をMichaelで埋め立てていく


紫と呼ばれる花の色さえも 赤い絵の具で描こうとしてた


思い出があるとしたならその中で  ....
散る色と咲く色の下いのる声ゆえ無く香る翳りしずかに



ニの握手二十八の拍手たちその縮まらぬ隔たりを聴く



招ばれずにいるほど闇に近いなら招ばれるものを招 ....
エナメルで拙く染めたら指先が赤くたわわにはじけていった



別離なんてこわくもなんともない昨日耳を小さくちぎって食べた



あなたに告げられた一声で包丁だけがぼうと明るかっ ....
あのひとのことのはひとつひとつにもあのひとがゐてわれをまどはす

***

からっぽであるということ殻ですらないということそれでも私

眠れないまま待っている夜明け前祟るってえならとっとと ....
 夜が明けて妻も目覚めて二人してこれからのこと話し合いけり

 コーヒーを沸かせて飲みつ春の日の妻の休日過ぎてゆくなり
何時誰に教へられしか唇に指充て君の哭くメゾピアノ

半袖のブラウスなれば春の夜のをんなの二の腕仄白く見ゆ

らあめんは泣きながらでも食えるのね
            「京風らあめんあかさ ....
この町は
砂漠に飲まれ
閉ざされた
衛星からも
とどかない場所
{引用=


8センチ隣でただしく眠ってる、きみに呟く「死のうか」なんて。


どうしても受話器ごしでは無理なのね いっしょに歌う、そんなことすら


この夜のふかいとこにきみがいて ....
さよならは
もういいません
これからは
バレエを習って
ターンしてます
眠れずに メェメェ羊 待っている 合図を送るよ 午前零時



三日月の 先に座って 街を見る ひつじと遊ぶ 午前二時半



気が付けば 朝日の光に 目が覚める さよなら言えず 午前 ....
雨後の庭朝日に青葉色さえて妻は明るく出勤しゆけり

遠くから近くから様々な楽しき音今朝の坂本陽ざしに映ゆる

後一年妻は最後の勤めなり読書をすると朗らかに言う
夕闇のインターチェンジを降りたとき「空」のランプに誘われたり

仄あをき灯りの部屋に二人きり黙り込むとき深海になる

おそらくは1969年よりビールを切らした冷蔵庫唸る

忘れるために抱き ....
真剣で
切り抜くような
まなざしで
走ってるのは
二年目の恋
都志雄さんの短歌おすすめリスト(75)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
各駅停車- そらの珊 ...短歌1612-7-10
デイリーライフ- 滝沢勇一短歌511-10-26
ひとり- Wasabi 短歌410-10-3
ukulele- ことり ...短歌410-9-28
風紋/夏- 萩野なつ ...短歌1110-8-23
ブルーガーデン- 萩野なつ ...短歌310-8-12
残夢2010- 大村 浩 ...短歌13+*10-7-16
everyday- あぐり短歌5*10-7-12
とうさんへ- あぐり短歌8*10-6-20
翠雨- 夏嶋 真 ...短歌28+*10-6-15
happiness- あぐり短歌8*10-6-2
京都慕歌- Rin.短歌28*10-5-28
木漏れ日カメラ- ことこ短歌20*10-5-27
さみしさで貧血- ふるる短歌26*10-5-21
蟻地獄に指輪は捨てました- 桐谷隼斗短歌410-5-20
Baby,don’t_feel_that.- ハイドパ ...短歌3*10-5-19
エプロン- 朱印短歌4*10-5-13
押し花- あぐり短歌5*10-5-9
さくら_ひまわり- 木立 悟短歌410-5-4
耳を食べる。- f.luna短歌910-5-4
ホルマリン- 佐々宝砂短歌6*10-5-2
五月一日- 生田 稔短歌210-5-1
それっぽいの雑詠- 山田せば ...短歌410-4-29
last_one- mizunomadoka短歌310-4-25
ホットミルク- あぐり短歌12+*10-4-25
a_turn- mizunomadoka短歌310-4-24
メェメェ羊_2- ミツバチ短歌8*10-4-23
朝のしばし- 生田 稔短歌410-4-21
HOTEL-TSUKANOMA- 山田せば ...短歌510-4-15
active- mizunomadoka短歌310-4-15

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