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 蚕は逃げ出すことが出来ない。中国で家畜化され、野生に還る能力を持たない。幼虫から蛹となり成虫になる。体内には細胞死がプログラムされている。生きるために、死ななければならない。
 成虫となった蚕は交 ....
 山形県南陽市の赤湯では「雪迎え」と言われる現象がある。晩秋の小春日和に良く見られるらしく、それがあらわれると間もなく雪が降り始める。
 「雪迎え」は細い糸が空に漂う現象のことを指している。長い間、 ....
 「俺は自分が青や緑やとにかく寒色のものを着ると、ただ具合が悪そうな人に見えるということに十八歳になった日に思い知らされたんだよ。」
その日に赤いセーター二枚も買ったんだ。

 十七歳も今思えば ....
その日の記録。

 宮城県沿岸部某市内,内陸部にある職場にいた。
 ちょうど子供らは午前中で解散。仕事区切りをねぎらう昼食会の担当になっていたので,予約してあった菓子と飲み物を店に受け取りに行っ ....
この土日は良い天気でした。
でも風が強かったなあ。
ヘドロが乾いた粉塵がひどいので,風が強いとしんどいけども,ぽかぽかしているのは,外活動が苦痛でないという点だけでもとても嬉しい。
朝晩は ....
 歩道橋の上に立つと、思い出すことが二つある。そのうちの一つは小学生の頃の思い出で、残りの一つは上京してからのことだ。生まれた場所には、歩道橋が一つしかなかった。その歩道橋には唯一の信号機が付いていた ....  何週間ぶりだろう。夜、走りに出かけた。
 走り出して直ぐに気がついた。季節が変わった、と。アップダウンの多い住宅地の間、短い間隔で等しく並んだ蛍光灯の光が緑色を帯びているように見える。敷地に植えら ....
ブラウン管に映る天皇裕仁をテンちゃんテンスケと嘲罵するほど軍国少年
であった父は明らかに左翼で、党から除名されても宮本議長(当時)の不
撓不屈や不破書記長(当時)の才気煥発に敬服やまず、一般紙の他 ....
初出:2000年「詩人専用シナプス」


 ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ....
夜、真っ暗な中、なにもないような山間の道をえんえんと走った。連れと、ここを二人で走ったら、どんな二人でも、恋に落ちるかもね、と話した。人生について語らなきゃいけない気がするからね、と言った。そして、い .... 以前、作家の佐藤亜紀さんが『ユリイカ』で、批評とは西瓜割りみたいなもんだよ、という趣旨のことをちらっと書いていて、なるほどうまいことを言うもんだなあ、と思わず膝をたたいたことがあります。引用してみ ....  口語自由詩と散文との違いは正直よく分かりません。
それでよく詩を書いていると言えるなっと詰問されたら「ごめんなさい道楽でやっているものですから」 とでも謝るしかありません。
そんなことどっちでも ....
詩はどこで生きるか
 =朝日新聞谷川俊太郎インタビュー
  「詩はどこへ行ったのか」から考えた事=

 世間的には、詩集も詩論も人の目に触れる機会はどんどん減っているように
私には思える。ア ....
ここに参加してから6カ月以上たちました。

当初「ゲイジツって……」という散文でいろいろ現代詩は気味悪いと書き、芸術を標榜するサイトもゲロがクソを批評しているようだと書いたら、OHさんあたりからも ....
 子供の病院 / ヒダ・リテさん
 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=198517

 おもしろかった。ひじょうに映像的なフレーズが多くて、ふくらま ....
友達のことも忘れて歩いていく橋は真上で誰かの言葉で隅っこすらなくしている声にできるのはいつも音楽だけで静寂だけが場所をなくしていくすべてがあったけれどもただ微かな闇のようなものの土に生えはじめたギ .... ア「今度八丁堀に行ってくるよ。
  それにしても…八丁堀って言ったらさー…なんだっけ?知ってるっしょ。」
妹「何を言いたいんだ、ねーつぁんよ。」
ア「えっと、えーと、江戸時代!」
妹「江戸時代 ....
ふと思いついたことを書く。

大御所の映画評論家の中には、映画はエンターテイメントが前提であると主張する人が多数いる。また、映画は産業であり、ビジネスであるということを大々的に主張し、周囲に吹聴す ....
 
 重も、その娘に手を差し出すと、つとその手を握り締めて暗い廊下を、何人もの男をそうしてきたような慣れたいざない方で部屋へと連れていかれる。
 そんな時、言葉など必要ないのが、いまだに英語もまま ....
 北の海は凍てつく潮風がのし掛かるような厳しい冬空の下にあった。
 北上してきてやっと大洋から入り組んだ細い海峡へ、そして最後に港のある入り江に辿り着いた帆船はどれも内陸からの荷が町まで届いておらず ....
 胴体のまんなか、繰りぬかれた胸にはジェンガが積んである。人間とはそういう風に出来ている。例え服を着ていようと、裸体であろうと僕の視界では四角く切り取られた空間に、ゲーム途中のジェンガが屹立しているの ....
都志雄さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪迎え(2)- ブライア ...散文(批評 ...213-2-7
雪迎え(1)- ブライア ...散文(批評 ...113-1-24
十八歳の犬- 榊 慧散文(批評 ...1212-1-3
五十日目の日記- 縞田みや ...散文(批評 ...29*11-4-29
三週目の日記- 縞田みや ...散文(批評 ...1211-4-3
歩道橋についての夕方と朝方- ブライア ...散文(批評 ...211-3-2
国道_点滅する信号線- ブライア ...散文(批評 ...2*10-10-18
メーデー- salco散文(批評 ...14+*10-4-29
詩歴について。- いとう散文(批評 ...32*10-4-20
夏のおわり- イシダユ ...散文(批評 ...1110-3-7
【批評祭参加作品】西瓜割りを見物する人の群れ(詩における批評 ...- 角田寿星散文(批評 ...10*10-1-9
【批評祭参加作品】口語自由詩と散文との違いは何か- ……とあ ...散文(批評 ...7*10-1-9
【批評祭参加作品】谷川俊太郎インタビューから考えた事- 大村 浩 ...散文(批評 ...13+*10-1-9
現代詩フォーラムに参加しての感想- ……とあ ...散文(批評 ...12*10-1-6
ショートレビュー・サンデー_12_レコポエ版- 露崎散文(批評 ...209-12-30
日曜日の憂鬱- 番田 散文(批評 ...209-11-23
加藤改め- アザラシ ...散文(批評 ...5*09-11-21
芸術とエンターテイメントの対立に関して_メモ- 結城 森 ...散文(批評 ...309-11-20
「冬の肌」(2/3)- 月乃助散文(批評 ...4*09-11-2
「冬の肌」(1/3)- 月乃助散文(批評 ...4*09-11-1
ジェンガング- 影山影司散文(批評 ...109-10-13

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