何時誰に教へられしか唇に指充て君の哭くメゾピアノ

半袖のブラウスなれば春の夜のをんなの二の腕仄白く見ゆ

らあめんは泣きながらでも食えるのね
            「京風らあめんあかさ ....
池にほうりこんだ鏡みたいにキラキラ
お昼休みの太陽
君の髪もキラキラ

手前からとればいいのに
わざと後列から取るパンには
迷う手が示すように少しの罪悪感が見えるね

缶コーヒーのプル ....
五十歳で転職した新人さんが 
仕事の後に、眉を八の字にして 
僕のところにやって来て 
日々の不安を、打ち明けた。 

物書き志望でベテラン介護士の僕と 
人生をやり直そうとしている彼が  ....
林檎のかおりがする 天の河
もう随分と走ってきた
星へのひとり旅

白十字も恐竜の化石の海岸も通り越し
鳥を獲る人は、とうに降りてしまったし
銀のすすきの野をみるために
列車の窓を開 ....
この町は
砂漠に飲まれ
閉ざされた
衛星からも
とどかない場所
{引用=


8センチ隣でただしく眠ってる、きみに呟く「死のうか」なんて。


どうしても受話器ごしでは無理なのね いっしょに歌う、そんなことすら


この夜のふかいとこにきみがいて ....
ただ
きみの
ひるがえる肩が
遠い国の祭りのようだった
ただ
きみの
あげる声が
ひばりのはばたきのようだった

きみに
伝えたかった
だけ
なのだと
新宿駅構 ....
さよならは
もういいません
これからは
バレエを習って
ターンしてます
眠れずに メェメェ羊 待っている 合図を送るよ 午前零時



三日月の 先に座って 街を見る ひつじと遊ぶ 午前二時半



気が付けば 朝日の光に 目が覚める さよなら言えず 午前 ....
そばの風をたぐることは手がかりになると思った
テトラの波紋に落とした雪の
最中を運んでいた木漏れ日も無いと瞳に知りながら
歩こうとした緑にたどる道を
のんびりと何分間も歩いた
曲がりくねって ....
雨後の庭朝日に青葉色さえて妻は明るく出勤しゆけり

遠くから近くから様々な楽しき音今朝の坂本陽ざしに映ゆる

後一年妻は最後の勤めなり読書をすると朗らかに言う
巨きすぎる絵を
照らす拍手
また
照らす拍手


葉の影が
頬から動かない
音なでる指
なでる指


縦の水に沿い
三つの魂が立っている
渦の音 見えぬ ....
初出:2000年「詩人専用シナプス」


 ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ....
なつかしい音


なつかしい音


なつかしい音



結局 わかんなかったな


なつかしい首


なつかしい首


なつかしい首



めんどくさいん ....
春の空に近付けたことで

もういいやと思っても
いつだって、いろいろ言われたりして 心が折れる。
気持ちが弱くなる。
心の中で考えれば考えるほど 辛くなる。涙が出てくる
誰も知らない辛さ  ....
 唇の裂け目から
 こぼれ落ちゆく食べカスやら幽霊やら、
 その一部始終をキャッチする


 雑踏の肩と肩とをすり抜けていくのはジュゴン、
 あ ....
夕闇のインターチェンジを降りたとき「空」のランプに誘われたり

仄あをき灯りの部屋に二人きり黙り込むとき深海になる

おそらくは1969年よりビールを切らした冷蔵庫唸る

忘れるために抱き ....
真剣で
切り抜くような
まなざしで
走ってるのは
二年目の恋
心の世界を出ていくときも労働者だった
失われた 財布の中身から
取り出された 午後のひとときの見つめさせられていた
砂利が蒔かれたばかりの 午後の工業地帯の片隅だった

僕はひとり 一台のト ....
今はもういないあなたの席すわり苺みるくのストローをかむ 年月とは後悔ではなく
未来にならされるであろう 天国の
他人であり 肉体ではない
芝生の一つ一つの その意志を捉えさせられた
誰かに 夢を追いかける 日曜日の夜を
言葉のかけらすら無くさ ....
電柱に
カラスの親子が
とまってて
海の向こうを
眺めてました
サバンナで
傘もささずに
歩いてる
私のことは
忘れて下さい
ぬーぐるぼーずという
外見は果てしなく
だるまさんに近い
ぼーずがおりました

遠い遠い細長い山の
てっぺんに住んでいるのです

ぬーぐるぼーずの鳴き声は
ぬーぐるぼーず ぬーぐるぼ ....
  

朝のうた
うたってみよう
と思ってる
無駄な早起き
六時のわたし



痛みにて
離れし夢の
幸せよ
置いてきたのか
温かい手を

∞ ....
 

手刀で
斬れたらきっと
夜になる
星空の下
あなたに会える



からっぽだ
なんて言うなよ
青がある
恋もしてるし
愛もそろそろ



好きと言い
呟 ....
退屈な三つのピリオド
(現在、過去、未来)


空虚なモチーフ

 脆弱な論理、

  贅肉な表現

傲慢な符丁

無意味な玩具

高笑い
(ちょっと浮いている)
 

 
父はサボテンでした
とげはありませんでしたが
サボテンでした
水を蓄える仕組みがあるわけもなく
少しの水では生きていくこともできませんでした
ましてや荒野に一人
じっと立っ ....
 
入ったときは営業職のエリートで

国内海外飛び回り、

買い付けた資源や文化の紹介

もちろん行かない所は無い、

西はジブラルタルの突端で
愛を語ったこともある。

東は ....
嵐のまんなかで
ページがくられるように
きみは離れていった
永遠なんて言葉で
さよならしたふりをするのなら
ふってくれたらいいのにね

もう二度と会えないひとなんて
ほんとうにいるのだ ....
都志雄さんのおすすめリスト(546)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それっぽいの雑詠- 山田せば ...短歌410-4-29
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珈琲たいむ_- 服部 剛自由詩7*10-4-27
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last_one- mizunomadoka短歌310-4-25
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- イシダユ ...自由詩810-4-24
a_turn- mizunomadoka短歌310-4-24
メェメェ羊_2- ミツバチ短歌8*10-4-23
じゃばらなイソメ入れ- 番田 自由詩110-4-23
朝のしばし- 生田 稔短歌410-4-21
穂明- 木立 悟自由詩9*10-4-21
詩歴について。- いとう散文(批評 ...32*10-4-20
rr- イシダユ ...自由詩1310-4-19
空に近づけたことで少しは救われることもあるだろうか−道3−- ……とあ ...自由詩16*10-4-17
人形と歩く- ヨルノテ ...自由詩310-4-17
HOTEL-TSUKANOMA- 山田せば ...短歌510-4-15
active- mizunomadoka短歌310-4-15
人生の幻- 番田 自由詩410-4-14
四月- ことり ...短歌13*10-4-13
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dayquil,_nyquil- mizunomadoka短歌510-4-11
tylenol- mizunomadoka短歌510-4-11
ぬーぐるぼーず- 八男(は ...自由詩210-4-11
朝短歌- 柊 みん短歌5*10-4-9
青空短歌- 柊 みん短歌6*10-4-9
無理して現代詩- ……とあ ...自由詩5+*10-4-8
童話(サボテン)- たもつ自由詩910-4-7
悪夢- ……とあ ...自由詩7*10-4-7
いきものたちの銀河- 吉岡ペペ ...自由詩1410-4-6

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