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ウクレレに悲しい唄をうたわせて鍵を掛けたね 冬のはじまり 今はもういないあなたの席すわり苺みるくのストローをかむ 最果てのふたりの頭上に北極星「"this is the end"」「そしてはじまり。」 カタログを開けば色の洪水であたしは靴の箱舟に乗る 雲間から光のはしごおりる声 ひばりは空に春の種まく フェルマーの最終定理説く君の肩にとまってみとれる小鳥 木蓮がささやいてくる 泡となり消えた人魚の風のうたごえ 冷ややかなおんなのにじむ爪先を波に浸して海を身ごもる ランドセルかたことゆらす坂道を天使の羽根がはばたいてゆく なごり雪、春を待てずに十八で溶けたあなたのように儚い なめらかな夜の重みがのしかかり孵化した蛇と砕かれた月


 
アリスからきみに差し出すトランプは52枚のハートのエース ひかり差す春の階段かけあがる 紋白蝶のゆらぎをまねて 春雨に濡れるこうもり傘を閉じ君をついばむしなやかな夜 銀の雨、初めて君を知ってから37℃微熱のくちびる 悲しみをすえ、そうじきよ。ぞうさんの長いおはなも彼に届かぬ クレパスのさくら色だけ短くて買いたしにいく春の自転車 やわらかな光をたばね菜をゆらす瞳に春を住まわせた人 病室の君も宇宙を駆けめぐる秒速30キロのランナー 猫の背のまるみにそって春の陽が君をくすぐる、うたたね日和 「ヒヤシンス」うさぎの耳にささやいて花の白さを月に浸した 冬の夜にひまわり萌える だれひとり踏み荒らせない心の花壇 五番目の銀の天使が笑ったよ。くちぶえ スキップ 春のあしおと シロナガスクジラの親子そして僕、だれもが青い星の旅人 おもいでの淡くにじんだ夕暮れに冬の金魚のなみだがぽたり 地球儀でサッカーをする少年は3005年エウロパ生まれ
都志雄さんのことり ま菜さんおすすめリスト(26)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ukulele- ことり ...短歌410-9-28
四月- ことり ...短歌13*10-4-13
終点- ことり ...短歌5*10-3-23
consumption- ことり ...短歌1110-3-21
雲雀- ことり ...短歌510-3-18
Fermat- ことり ...短歌6*10-3-16
木蓮- ことり ...短歌410-3-14
爪先- ことり ...短歌410-3-13
卒業- ことり ...短歌210-3-12
なごりゆき- ことり ...短歌9*10-3-10
孵化- ことり ...短歌410-3-9
trump- ことり ...短歌6*10-3-6
platform- ことり ...短歌7*10-3-5
春雨- ことり ...短歌810-3-2
微熱- ことり ...短歌7*10-2-28
cleaner- ことり ...短歌9*10-2-27
さくら色- ことり ...短歌810-2-26
菜の花- ことり ...短歌910-2-25
公転- ことり ...短歌4*10-2-23
うたたね- ことり ...短歌4*10-2-22
hyacinth- ことり ...短歌310-2-19
ひまわり- ことり ...短歌310-2-16
あしおと- ことり ...短歌510-2-15
たびびと- ことり ...短歌410-2-13
きんぎょ- ことり ...短歌310-2-12
A.D.3005- ことり ...短歌3*10-2-5

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