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僅かに感じる視線に

蛇に睨まれた蛙のように

小さ角においやられていった

繋いでいた手は

急に離されまた掴もうとしたけれど

追い付くことはできなかった

人は誰でも大き ....
成年したてのきみは、
やっぱり煙草をすわなかった、
そのおおきなての、
骨のめだつ指のフォルムに、


{引用=白煙}

似合うとおもうんだけれどな、


{引用=で}

と ....
外の空気は不味かった。

どうしてこんなもんを吸ってるのか、と。

僕は息を止めた。

生ぬるい風が、全身を包む。

空気が、僕の中に入りたがってた。

何か負けたくなくて。我慢し ....
休日の
古いビルの階段の
陽の中で
ぬるい水溜まりのような
ものがたりのが
川風に
そよいでいる
脈絡は
とうに失せた
誰のものとも知れない
息遣いと靴音が
光の中で交錯する
 ....
夜の街

ネオンが一人歩きをする時間

人通りの多い駅前

だれか見つけてと

声に出さないで叫んだ



煙草を吸いながら
過ぎる人を睨みつける
そんな餓鬼にしか見え ....
 五千円貰った。とても嬉しかった。名も無き私が、初めて自分の力でお金を稼いだ。
 今時五千円といったら、他人様から見ると大した金額ではないであろう。しかし貧しい私にとっては、大金である。
 その大 ....
青い空 描かれた雲すくって食べたら きっと甘いだろう たくさんのシュワシュワとした幾粒の思い出が、弾けて消えて弾けて消えて
少しづつではあるけど、確実に消えていく

べたべたするのが嫌だからと選んだ無糖のレモン味の炭酸水
ハジケ飛んだ後に ....
草いきれと湿った地面の匂いがする
(夏だ)

こっそり張られた蜘蛛の巣を
黙って許すことにした
いのち、を
思ったわけではないのだが
今日はこの国や
内包する宇宙にも
とりわけ関心が ....
すべていなくなる夢を見ながら
君に似た花を枯らした
テーブルクロスの染みになったギムレットが
僕にはただ、滑稽に思えた

左手に滴る血を感じたまま
深く深く
どうしようもない
何にも触 ....
 

小学生くらいの子らが
稲の先に休むトンボをつかまえて
羽を毟り取り
わあわあと
隣の子は
首根っこをつまんで
勢い良く捻り
けたけたと
楽しげに
笑っている

びいびい ....
私はとうとう文章でしか喋れない
現代病にかかったらしい
すべて 0と1に聞こえてしまう
変換する脳が 唯一ひとらしい


宇宙が自転をしていると仮定すれば
溶け残った氷のような地球は ....
ひとつしかない身体が傷ついていく
潰えては芽生える花のように
太陽が昇り、一日の終わる頃に
気泡のような涙を浮かべて

あともう少しだけ頑張って、なんて
純粋で、自分勝手な願い
アンチロ ....
「お花畑が見たいの」
と彼女がいったので
ぼくは一生懸命にお花畑を探した

やっと見つけたお花畑に
彼女を連れていくと
「こんなのはお花畑じゃない」
と彼女はいった

前にもこんなこ ....
書き割りの高層ビルに
もたれかかる十六夜月
積木の高速道路には
飲み下せなかった
錠剤のような車の列

韻律の坂を駆け下りて
暗喩の橋を渡れば
目の前に広がるのは
上目づかいで吐 ....
15年前の小さな僕は、首に巻いたテーブルクロスをマントと言い張っていた。
わざとなびかす様に腕を広げ、飛行機でもないのに「きーん」と声を上げ、マンションの駐車場をよく走り回った記憶がある。自分が ....
手をはなした風船は
青ざめた空にすいよせられた


耳鳴りに足をとられて
ずっと逆立ちしたままだったと
朝顔のつぼみが綻びて気がつく


汗をかいたグラスがそっと
海辺の風をつれて ....
あやめ祭りが開催されるという
そんなにあらたまって見に行かなくても
家にある花で充分だというと
それは外の世界を知らないからだと夫が言う

紅葉も 山に暮らして二十年近くになり
台所の窓か ....
誰かが再び逃げては死ぬ真似をするための黄昏だ
昇ってまた焼け落ちるばかりの陽は淫らに中心から裂け
日ごとに爆発を激しくするばかり
親愛なる友人個体群の絶滅は容赦なく海岸まで迫り来て
平穏無事を ....
晴れがましい軽快な跳躍で
超えてった
陽は青白かった


追い付けない青の弧影は解けて
夕刻に近づいて
弛く地平線に放たれた

湖畔の涼みが運んだのは
屈んだ足下から這い上がる寂寥 ....
君のまあるい心と
僕の角ばった心が
ぶつかった

君は少しへこんで
すぐ元にもどる
僕は角がつぶれたことを
いつまでも気にしている

君のまあるい心と
僕の角ばった心が
はず ....
…… 
ええ、それはもうよく聞かれるのでございますが。
本当のところ、私も理由などあったものかと
思っています。

お偉い先生方は、なにか公式でも探すように、
生き残った者達を類別しようと ....
雨にぬれたのがよいとかいうので
幼生のわたしは
こころみにしずしずしとしと歩いてみます
あ、あの日
膝の上がかっかして
上気したほおが
染め抜いたゆうぐれの
タップダンスの足が
 ....
{ルビ若布=わかめ}の{ルビ疎=まば}らに干し上がる 
六月の浜辺を振り返れば 
今迄歩いて来た僕の 
たどたどしい足跡が 
霞がかった岬の方まで 
延々と続いていた 

あの岬の幻は  ....
止めようと思った。

「海の端っこが見たい。」

そう言って荒れ狂う波に身を投げようとする君を。


止めようと思った。

気持ち悪い偽の笑顔を浮かべ、ただ快楽だけを与えよう ....
いつも、月の中を巡っていた。

夜になると、いつだつて空に浮かぶ黄色い星。暗闇の中で一番明るくて眩しい星の中を、グルグルと彷徨っている。

月の中を想像した事ある?
表面は灰色のクレータ ....
頭をかかえることが日に日に増えていく
信じることはやめないけれど
今日もたくさんの不安が降り注ぐ

本当のことを言おう
閉塞感やどうにもならない苛立ちってのは
思春期に限ったことだと思 ....
ここしか受からなかったんです。なりたいものは?とくにないなあ…好きな言葉は?
(長い沈黙の後)………健康。
ケンコウ。。。

ああ、ベリーが。ストロベリーがブラックチェリーがイヨカンがメロンが ....
端より 染まる
ひと刷け ひと刷け 
うっすら
あかね終わるそらは るいるい
夏の夜に
開く

つくばう宵やみに 
ゆかたの えりを
赤裸な
きみへの
ほてりが すべり落つ

 ....
渚を歩いていたときのことだ。

波打ち際に、細くなめらかな黒い曲線が描かれていた。
それは波の姿を象って視界の及ばぬ範囲へと延々と続き、
足元に目をやれば無数の点の集まりで、なにかの種を思わせ ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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