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突然
草原に風が吹き抜けて
雲海から産まれ出る
太陽
暗闇から朝焼けへ
空は様相を一変し
神々しいまでの
輝きを放つ太陽は
微かに空にしがみついていた
夜を追い払う

美しい世界 ....
此処までがわたしで
彼処からをあなたとすると
あなたは夢をみるだけ夢から離れると云うことになります
行進する群れの中から
あなたひとりだけが選ばれたと云うことなのでしょう
上へと還る ....
雲から降下してみたけどパラシュートが開かないよ

だいすきだった人形を捨て 騒がしい街にさよなら
必死の両手も振りほどき
過去の夢には 泣いてすがって

霧の兆しに合図する手を排ガスに感染 ....
資格があるとか
ないとか
そんなこと、ほんとうはだれにもわからないもの。
 
あたしはやっぱり、じぶんがいちばんなにんげんで
まだまだ、他人のために生きるなんてこと考えられもしない ....
空は灰色あたしの心は黒と青の混ざった澄んだ群青色

キリストは人類の罪を背負って十字架に張り付けられた

兄は私の服を乱暴に脱がし水色の下着一枚だけ残して「ほら、神にお前の体を捧げろ。毎日祈る ....
一体どんな違いがあるのだろう? 
夏日の照りつけるアスファルトの上 
ゆらゆらと 
{ルビ陽炎=かげろう}になって今日の食物を探す 
あの家のない人と 

駅の構内に日がな坐り 
10円 ....
「見て、B-29よ。」

一九四五年のある夏の日、
私の頭上にあるのは夢でも希望でもなく
死神の翼でした。

終戦間近、戦火を免れ長閑さの残る片田舎の少女だった私に
戦闘機の名前など区別 ....
生きるも地獄
死んでも地獄
辛いだけの世の中を
思いのままに駆けてみて
精一杯に生きてみて
やるだけやったら
その後は
野に首(こうべ)を垂らして
大地を枕の
野垂れ死に

野に ....
雨は降っているのだが
戸の外には何も聞こえない
雨の音も聞こえない
雨は降っているのだが

雨の音が話し声を吸い込む
雨の音が足音を吸い込む
雨の音が溜息を吸い込む
雨の音が泣き声を吸 ....
風はどこからくるのか

行方もわからなければ
くる場所さえわからない

それはわたしが
生まれた理由と同じ

自分には風がないと
あなたは云う

わたしにはみえる
あなたの風
 ....
わたしが生まれるよりうんと昔に
他界してしまった母方の祖父は
実直で陽気なひとだったと言う


わたしが高校の制服に袖を通して間もなく
他界してしまった母方の祖母は
大変に気の強いひとだ ....
あめのにおい

なめくじのあと

たちどまるこいぬ

がらすのきらきら

すてーきのおと

きれいないろ


どこにいても
なにをしてても
あたしはなく

なく

 ....
井の中の蛙を掌にのせて
珍しそうに眺めながら
「大丈夫だよ」と彼女は
うわのそらでつぶやいた

程好いぬくもりにとろけて
居眠りしていた蛙は
「大丈夫だよ」という言葉を
うっかり「好き ....
 
 
知らないことは
罪ではない
知らないふりをするだけで
憎悪に気づかずに生きていける
わたしたちの
暮らしもあるけれど

あるいは
あった
とも言える
今あるものは
す ....
僕があの天才ランボーみたく永遠を見つけたのは17歳のこと
僕は永遠を見つけたかわりに人の心を失った
自由になるとは死ぬことに近いと悟った
だから僕はまだ自由になりたくないんだ

妖精や太陽の向こうにい ....
ほめられるとすぐ
ちょうしにのるから
あんまりほめないでね

でもたまにはほめてね


そくばくはするのも
されるのもきらいだから
あんまりしばらないでね

でもたま ....
煙草に火をつけ一口目、輪っかができた。
たまにやろうとしてもできないので、珍しくて目で追う。
ゆるゆると大きく広がりながら登っていく輪っかが「出口」のように思えて、形を壊さないようにゆっくりと左手 ....
         
  首ったけになれば、
  その首は討たれる。

  今も昔も世の中は、首だらけ。
  首だけでは、痛みは、感じない。



  本来、胸の奥にあるべき ....
もう何年君のそばで本を読んでいるのだろうか?
もう何年君のそばで寝ているのだろうか?
もう何年君のそばで食事をしているのだろうか?

僕は無口になって黙々と食卓に向かう。
僕は無口になっ ....
色に例えるならば

それはそう黒に近いだろう

最も濃い闇を連想するような

どすぐろい色だろう

そこには一切色彩は存在せず

どんな色も黒に侵食されていく

白雪姫VSシン ....
午後 油蝉が
雨上がりの隙間を
待ちかねて
忙しく鳴いていた

それから
ずぶ濡れの油蝉が
どうなったのか
今でも
気になる
仄暗い湖、青銅色の水底から
水面に浮かんだ
満月をつかもうと
水草のようにやわらかく
つるりとした腕を伸ばしている
月曜日の子どもたち

ランプの火影に怯える
動物園のオオカミが
故 ....
難しいことだらけの世界で
簡単に考えろと言うけれど

余計な事を考えながら
僕は今まで生きてきた

今もまだ
余計なことばかり考えて
怒られているよ

僕は社会人失格

だから ....
僕は一生けんめいやることやって

君のいない生活にもいつか慣れるだろう


君も僕を忘れるから

その頃には君に会えるのだろう

民生の言ってることが正しければ。
やわらかな慈雨が

この岩に穴をあけたのです

どこからか種がやってき

うまい具合な風や雨や光だったのでしょう

穴から松が生えようとしています

教訓を見出だしたい訳ではありま ....
もう一度チャンスをなんて言えない

手放したのは私
そばにいたのに大事にしなかったのは私

後悔なんて千回した
分かっていたなら過去の自分をひっぱたくのに
ゴメンと言えない私のち ....
いくつものナマエが
ネットワークに
撒き散らされ
いつしか
ワタシが誰だったのか
拡散し続けるワタシには
もう分からない
無意識の匿名に
ワタシはかき消され
言葉だけが
墓碑銘のよ ....
パーティーは終わらない、軋んだ花で飾られた戦車に、飛び乗るなら、凍るような白い朝にしよう、クラッカーを買ってこよう、庭を壊そう、一緒に歌ってみようよ、晴れ渡った北半球の芝生に、横たわろう、星型 .... 起きたら今日が始まっていた。目を開けて瞬きをしたら夕方だった。僕は何をしていたのだろうか。テーブルにあったワッフルを食べた気がする。映画を見たような気がする。夢だったのだろうか。そうなると僕は目を開け .... 都電駅前の踏切横
木造モルタル2階建の不動産屋一軒
木枠のガラス戸にチラシ無く
中は暗いが人の気配が…

ガラス戸がガタガタ開き
出てきた親父は
鱗なのか皺なのか
爬虫類顔した禿げ親父 ....
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