すべてのおすすめ
君は僕のヘロイン
僕を酔わせてくれないか
君の真っ黒い瞳の中に住んでみたいよ
森で戯れる少女と友達なんだって?
僕にはゲイの友達しかいないよ
さよなら月の国の友達
僕たちは地球という星で
 ....
初秋の風が吹くころ
フレンチトーストが食べたくなる
あたたかいカフェオレをともにして
愛しい人を想い描きながら

サクッ ふわっ しっとり甘い
フォークを持つ大きな手 あなた
 ....
あのひとのお勤めする
ひんやり白い建物を
思い描いている
あのひとの好きな
歯の痛くなる甘いお菓子
コンビニで買ってみる
あのひとと一緒に行った
細い道を
一人で歩いてみる

なん ....
きっかけなんてないままに
特別な理由には目もくれず
ただ夢中で積み上げていく
行けるところまで行ってみよう、と


そんな毎日が楽しみでした


円柱形の白いもの
どこで拾ってきた ....
ここにいれば安全なのです
ここを出なくても 生きていける
そう、それならば…

違うのです
知っているのですから、外界の情報は、
過多になりすぎるほどに 手に余るほどに
だったら ....
「 赤イ羽根共同募金ノ御協力、オ願イイタシマス 」 
後輩ふたりを左右に、僕はまん中で募金箱を首から下げて 
通り過ぎゆく人々の誰かの胸へ、ひとつの声が届くよう 
道化のふりした明るさで、一心に ....
昼間の森からはまだあの不思議なメロディーが聴こえるからまだ大丈夫
氷の国の王子はどうしてるかなあ
月の国のあの娘は?



先生、私宮崎あおいになりたい
映画の中の君に

CANCA ....
幸せの疑似体験をした翌朝
依然として闘病生活の真っ只中で
生理的欲求をめいいっぱいに吐き出した
軽い貧血に対して冷静な自分を
少しばかり嫌になる


嫌いなものを嫌いと言えて
好きなも ....
夕暮れの通りで
僕は見る。
長い影を引き摺った
車椅子に乗った老人を

中折れ帽をかぶって
ブルゾンを着込んだ老人は
車椅子に毅然と座ったまま
一点を見つめている。

横顔には深く ....
「ごちそうさま」。
「ありがとうございました」。


 心からおいしいと思った気持ちが
 自然と口からこぼれ出た。

 それに対して満面の笑みで、
 感謝の言葉、返ってきた。

  ....
判定窓がニヤリと陰性を示したので
私は軽やかに手を振り
妊娠検査薬をゴミ箱に投げ入れた
奇形の子を孕むつもりはないけれど
薬漬けの身体で抱かれることに
何のためらいもないんだ

不意 ....
言葉の、ユダヤをする
体に、朝の最後
誇りの、自分に 石を
血 青いに
垂らした、干上がって、
の、死海、
甘さが、いった
おまえは信じないのかい?
見上げれば、オウクがたずねていた
答えかえせずに、空から煉瓦の雨がふってきそうで
恐ろしく、そいつの堅固そうな樹の下に入ったままだった
ひとりと一本の目の前を ....
暗い部屋で一人でイヤホンを耳に突っ込んで死ぬ
優しい毛布にくるまれながら
窓の外の神様が住んでる燃えるような群青色の空を見つめる
ひんやりとした空気
時代に取り残されたような私の部屋
その冷 ....
慰めの言葉をかき集めるつもりの帰省で
何のことはない
旧い友人たちを精一杯なぐさめる酒を飲んだ
思えば卒業をきっかけに
故郷を彼らに押し付けて
都会へ来た俺はまだ幸せものだったのかもしれない ....
堕ちていくのは

時計の針かはたまた

砂時計の砂か

どちらにせよ結果は同じ

両方時を刻む魔法器具

君の小さな手の平を

繋いでふさいでもいいですか?

曖昧な返事は ....
朝の薄闇の中

漸く日の光にあたるはずだった蛙は
また暗く深い井戸に
引っ張られ

ボッチャン

暗い闇と死骸の腐敗した臭いの充満した井戸
這い上るはずの壁はあるのだが
真っ暗闇で ....
聴けないCDデッキを捨て

使い古しの座布団を捨て

石鹸カス 埃 サビ 黴 ゴミ

くまなくこすり

落とし吸い取り

使用済み電池 着ない服

3年前くらいの年賀状
 ....
今日も太陽はご機嫌ななめで
一面に白い濃淡が広がっている

北風は旅人のコートを脱がせることができなかった
知っているくせに


空がこんなにつめたいのを
「仕方がない」で済ませる人と ....
死神の歩く道
覚えておくといい
よく見ておけ
よく覚えておけ


表現者が列を成して歩いているあの道、あの十字路、あの交差点
それぞれがそれぞれのホムンクルスを抱え、歩いている
よく覚 ....
昇る午後の軌跡には
川のかけらが硬くかがやく
何かが水に降りては飛び去り
音や光を底に残す


冬を作り 夜を作り
誰もいない道を去る
朝の雨を見る
昼の ....
与えられていようと
それを簡単に忘れているのです
失うのがこわいのではなくて、
くりかえされる 朝陽のやってくる、
子犬がボールを追いかけるように
そうであり、そうすること
知らずに慣れて ....
わたしの思考と身体が
世界と和解していたという事実!

サングラスをはずすと
世界が懐かしい光のなかにあった


サングラスは
ゴルフのときにだけすると決めている
サングラスがわたし ....
食べるためでも、
死なないためでもない。

私が虫を殺すのは、
ただ、嫌いだからなの。

きっと世界一凶悪かしら、
私というイキモノは。
青灰いろの

ひかりのなかに愛人が寝ている

そとからは虫の音がしている

その不規則な音を聴いている

家族には嘘をついている

この関係は

肉欲と所有欲だけかも知れない
 ....
パパ1号とメールをします
また会わなきゃ
やだなあ
でも生きるために

全ては向こうからやってくる
悪夢に作り替えるのは私
夢から醒めたアリスは悲しそうな顔をします
でもあたしには優し ....
置き去りにされた
残骸の片方だけ残る後輪に
硬質ゴムの黒いよごれは、
動くことのない平衡を失ったもうひとつを捜してた
均等に働く両足の仕事のようにもとめあう
互いを見ることもなく、罵り合 ....
棒人間は今日も黒い涙を流す

言葉よりも大きな気持を

整理整頓する

嘘っぱちな深夜通販番組を

薄目で見ては誉め称える

貴方は死刑と言われたけれど

そんな証拠は何処にも ....
夕暮れ

みんな家路に帰ろうと
一人ぐずぐず
オニのまま
悔しいままで
夕日を睨み

そのまま暮れて薄暗く
ぽつりぽつりと街灯が
道をぼんやり照らす頃
オニも泣き顔拭かぬまま
 ....
それがコスモスだと気づくまでに
少し時間が必要だった
黄金色と言えばそれまでだけど
一番君にふさわしくない色

去り行く夏を心から惜しみたいから
毅然とした秋の気配に少しでも抗いたいから
 ....
withinさんの自由詩おすすめリスト(1499)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ヘロイン- ゆりあ自由詩4*09-10-3
フレンチトースト- 百瀬朝子自由詩6*09-10-2
ぱっぱかはしる- とうどう ...自由詩809-10-2
積木崩し- 中原 那 ...自由詩9*09-10-2
well/井戸- 月乃助自由詩7*09-10-2
赤い羽音共同募金_- 服部 剛自由詩5*09-10-2
世界中の女の子たち- ゆりあ自由詩6*09-10-1
慢性夢疾患- 中原 那 ...自由詩7*09-10-1
車椅子- ……とあ ...自由詩15*09-10-1
anti-business- 邦秋自由詩2*09-10-1
ゴヤブラック- ゆえづ自由詩6*09-10-1
誰か、死海に立った- 番田 自由詩109-10-1
「優しいいばしょ」- 月乃助自由詩7*09-10-1
少女革命前夜- ゆりあ自由詩6*09-9-30
帰省- 西天 龍自由詩10*09-9-30
未来が見えた○- こめ自由詩1309-9-29
井の中の蛙- ……とあ ...自由詩12*09-9-29
好きな女の子が家に来るまでの7日間- 猫道自由詩7*09-9-29
天気待ち- 伊織自由詩409-9-29
死神の通り道- ゴースト ...自由詩4*09-9-29
ふるのぼる- 木立 悟自由詩609-9-28
1440/恋の時人- 月乃助自由詩4*09-9-28
和解していた- 吉岡ペペ ...自由詩609-9-27
認めます- 邦秋自由詩3*09-9-27
朝、秋を知る- 吉岡ペペ ...自由詩509-9-27
ジェニファーアンドロイド- ゆりあ自由詩5+*09-9-27
「秋のわかれる」- 月乃助自由詩5*09-9-27
棒人間は今日も黒い涙を流す- こめ自由詩1109-9-27
土曜の夕暮れ- ……とあ ...自由詩11*09-9-26
キバナコスモス- 西天 龍自由詩4*09-9-26

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