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硝子造りの七色都市構造が、瞬間的大瓦解を経験した夜明け
かつてない沈黙と瓦礫の地に、透明な砂がきらめき流れてゆく

ひときわ目立つ明星の下、
青く波立つ薄い硝子板に挟まれて
銀の髪もつ鉄製の ....
ちぎれた雲の雨脚にまで届くように 斜めの光線に従って
指先をぴぃっと伸ばしてゆくんだ

触れた蒸気のもくもくのすきまには
あたらしい宇宙が隠されていたとか、いないとか。
既に誕生していたのか ....
私が永遠に朝にならないので
後続する螺旋は、夜空にひねりこみだしました
すると我先にと町工場が巨大プラスドライバを打ち上げて
夜のネジをぐるぐると外してゆくものだから
空からたくさん落ちてきた ....
雲から降下してみたけどパラシュートが開かないよ

だいすきだった人形を捨て 騒がしい街にさよなら
必死の両手も振りほどき
過去の夢には 泣いてすがって

霧の兆しに合図する手を排ガスに感染 ....
心穏やかなままホロリ生まれた涙の一滴が
遠く千マイル ひこうき雲のわきに落ちて

じきに 光の速度も超えて こちらがわへとやってきます

もし 願うことが許されるなら
誰か街路の電線林まで ....
誰かが再び逃げては死ぬ真似をするための黄昏だ
昇ってまた焼け落ちるばかりの陽は淫らに中心から裂け
日ごとに爆発を激しくするばかり
親愛なる友人個体群の絶滅は容赦なく海岸まで迫り来て
平穏無事を ....
むしを食べ 手指を舐め 詩思をうたう
飢えた怪物のような向日葵だ
仲間外れの罠にもかからぬふりで
グラウンドを睨んで揺れている

なまぬるい呼気を吐却して
腫れぼったいくちびるから
高ら ....
遮蔽する人工物もなにもない!
球形をやわらかにくるむ白雲をも、ひとおもいにつんざいて
無音の只中に僕らは跳びあがる。

軌道上で目配せし合い、いざ革命の合図をしよう
地上から遙か虚無へと
 ....
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