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散ル散ル朽チル

September, high tide 気がつけば
波高き9月になって風の音が憂鬱を
足元の砂に埋めて 耳元でいつまでも
鳴り続けていた千のアリアをそっと
水に溶いて空 ....
空き地はだれのものだったのだろう

サクもなかった

公園でもないのにみんな勝手にあつまっていた

土管にたまった雨水

そこにはオタマジャクシもいた

道ひとつはさんで玉ねぎ畑
 ....
音速 光速 何千 光年
限界 無限 暗黒 光源


イメージ閃光
比喩的表現
夢か幻か
神話の欠片か


過去の産物か
未来を知る術か
人が最後に行き着く場所か
願い ....
{引用=
しかくい部屋でまあるくなって
薄い毛布と土曜日にくるまって
お昼まで眠ります、わたしたち

(そう。いつもなら)

{ルビ昨晩=きのう}は忘れたかなしみを
不意にみつけてしま ....
電車は満員の 周りは

レスラー達の汗臭い 男の息づかい

すぐに俺にうでがのびる

きんたまをつかむ その逞しい手に

声をあげようとするのに

首をしめあげられて 声もたてられ ....
陽ばかり 集めた
葉緑素のいざないに
うなずいた 午后の中庭
見まがうほどに 想いをこめ
緊張も痛みも しみだし きえゆく 空に
投げ捨てる ガウン/ バンデージ/ 車椅子
罪も罰も  ....
私が一人だってことくらい
わかりますよ
どうせ生まれたときからこういう運命なんです
でもそれでも生きていかなきゃなんないの
でも
でももう駄目かも
私神様知ってるからわかるの
『孤独』と ....
雨は突然滝のように落ちるものになりはてた
そんな規則を作った奴は誰でもいいが雷が恐い

大量の水が空から落ちる風景を見ていると
興奮するこれで稲光さえなければ

洗い立ての洗濯物がまた濡れ ....
      虚空に舞う 電子の粒 雪の隠喩
      回線の波に惑う 名付けられぬ影
      一瞬 手が触れた気もするけれど
      初めから なかったことにするよ

接続されてこ ....
夏の夜が好きだ

蜂蜜色の月が
ぼんやりと闇色の綿菓子に浮かぶ

制服に入り込む夜風は
チョコとバニラの匂いがする

ねっとりと絡みついて
わたしの皮膚に吹きかけた
甘いフルーツの ....
友人は学生のころのことを最近よく思い出すという

セミが腹をみせて死んでいた
けったら生き返るかも知れないな、
そんなことをふっと思いながら考えていた

自分じしんにとってのあのころは
 ....
今日 出会ったのは
蒼色の湖底の 水ぱしら たち

しんとした顔に
あるいは、病んで 死んでしまっていても
一つの法則にのっとって 身をよせあい 並び
ぎっしり ぎゅうぎゅうに 立ちつ ....
どこか遠くを見つめてる
それは未来か
絶望なのか

最終列車は
いろんな感情
載せては降ろす

ホームを抜けると
孤独か
安らぎなのか

無機質な光に
優しく包まれたり
影 ....
秘密が
秘密が欲しいの
太陽の光に照らされて
私あの娘の秘密知ってる

ごめんね山田さん
私止まらない
ごめんね先生
私止まらない
ごめんねヒロくん
私止まらない

私止まらな ....
眩しい舗道に
蝉、おちた

鳴くのをやめて
飛ぶのをやめて
褐色の羽根に
ちりちりと熱が這い上っても
黙って空を仰ぐ

  
  湿った真昼をまとい
  木陰にくっきり分けられた ....
ほんとはみんな大嫌いだし
みんな大好き
世界が僕/私たちだけのものになればいいのにね
そしたらあのスコットランドの大きな古いお城に世界中の不思議な動物たちと一緒に住むの

でも君はやっぱりあ ....
どこへ飛んでもいいんだよ、という
やさしい解放に
抑えつけられている

  この羽を燃やす人がいる
  大気圏への怖気を見抜いて
  好機とばかりに灰にする
  灰になるまで
  後ろ ....
まにまに

君の背中に空を見上げてた
決着はすでに着いている
失うよりずっと前に君は
僕の心を連れて旅に出た

知らない街の懐かしい場所も
懐かしい街の知らない場所も
素敵なものに出 ....
人を見る目がない目で
僕は毎日誰かの顔をみている

のうが無いといわれた脳みそが
鼻くそをほじくる僕を支配している

手に職をと言われて
いまだに手つかずのまま
両腕が仕方なくぶらさが ....
いつもと変わらない朝
当たり障りのない会話が
日常を往来している
彩りよく、順序よく、体裁よく
まるで雨上がりに見える虹のように
実体のない会話が
街を覆っていた

ぼくは唇の上に
 ....
君が食べた星の欠片をかき集め、
泣き出した彼女の海へと沈めることにしました。
そうすれば切り離した君の足がどこからか生えてくると、
君の指先が求めていた意味が教えてくれたのです。

刈り取っ ....
我が思うのは

迷宮の地獄の解読図のもとめかた

今日は誰を明日は誰を

そう考えて毎日を過ごす

理由はどうあれシッポをふんじゃったのは罪深き貴方

時は視ていた

その踊る ....
ぺっとがすきだから
いきものがすきだから
ぼくらはすきなもののため
どうぶつえんにあつまった

いつでもかれらにふれられるなら
かれらをしあわせにできるなら
ぼくらはすきなもののため
 ....
赤 白 青い 黄 緑

橙、紫、茶、桃色


ただいま もうひと眠り中です
しばらく お待ちください ペコリ



少女欠伸
少女寝起き
少女イヤリング
少女 ....
何を言ったところで、
地平線まで埋まった
人類の群れは
いっこうに減る気配など無く
眼の前に蠢いている。

こんな気配を感じたとき
我々は目を見開こうとはせず、
もちろん、目を瞑ってい ....
夕暮れの縁側
ふと気が付けば
秋はすぐそこで
僕の憂鬱を抱えて待っています

ああ
夏が終わるのか

そう呟けば
少しばかり涼しい風が
心の隙間を
通り過ぎていきます

夏の ....
時追鳥を 知っていますか?
時間を追いかける鳥 それが、時追鳥

大きな羽根に小さな身体 頭は小さく 尾羽根は長い
七色の鳥だと言う人もいれば 真っ白だったと言う人もいる

ゆっくり過ぎる ....
あんなに耳障りだった蝉の声も
虫眼鏡で集めたみたいな痛い陽射しも
まるで色あせ始めた遠い物語


なだらかな坂道を自転車でおりると
向かい風がほんのわずかの後れ毛を揺らす
時折小石が顔を ....
ぬめりを帯びたきみの声は、
彼女の黒髪に吸い込まれてしまい。
ぐるぐると絡め取られた手足の先に求めた意味を、
きみは簡単に剥がしては食べてしまいます。

彼女の記憶のなくした部分には緑色のわ ....
干からびた夜空に、わたしの喉は辛く蠢いて。
どうにも君に見せたい星が見つけられずに困っています。

ほら、やっぱりあの日に流れ落ちてしまったのではないかな。

彼女の黒い髪と共に海に流してし ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
散ル散ル朽チル- 瀬崎 虎 ...自由詩8*09-8-29
空き地- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-29
星屑籠- 刀刃子自由詩309-8-29
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痴漢レスラー- 月乃助自由詩2*09-8-29
ギブスの花- 月乃助自由詩4*09-8-29
ノースマリンドライブ- ゆりあ自由詩309-8-28
スコール/アースクエイク- kauz ...自由詩5*09-8-28
a_brief_encounter...- 瀬崎 虎 ...自由詩6*09-8-28
夜甘帰宅- 愛心自由詩10*09-8-28
暇つぶし- 吉岡ペペ ...自由詩409-8-28
際会- 月乃助自由詩2*09-8-28
『素晴らしき未来』- 海 猫自由詩209-8-28
夜の神様と秘密- ゆりあ自由詩509-8-27
夏の軌跡- 銀猫自由詩9*09-8-27
あの橋の下で君と- ゆりあ自由詩209-8-27
羽骸〜it's_of_good_behavior〜- 伊月りさ自由詩1*09-8-27
まにまに- 瀬崎 虎 ...自由詩8*09-8-27
めまい- 乱太郎自由詩1809-8-27
鼓動- リタ。自由詩109-8-27
落ちていくチミンの。- ジャイコ自由詩409-8-27
シッポをふんじゃったのは罪深き貴方- こめ自由詩909-8-27
代理動物園- 邦秋自由詩4*09-8-26
少女日記- ヨルノテ ...自由詩2*09-8-26
末期症状- ……とあ ...自由詩8*09-8-26
夏の記憶- ミツバチ自由詩8*09-8-26
トキオイドリ- 甘菜自由詩409-8-26
夏休み- あ。自由詩22*09-8-26
シトシンの雨を。- ジャイコ自由詩309-8-26
グアニンの思い出。- ジャイコ自由詩209-8-26

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