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彼女のショートはとても似合って

桜が咲いて

春の訪れを知った

生まれて初めて

桜の美しさが解らない春があることも

あたしは狂っているから

この呪縛に捕われて

 ....
眠りによりそう
咲きおくれた百合の白い想い
写真のなかにおさまったあなたは、
昔見せた笑顔のままで
私をみつめる


じゅうぶんに苦しんだのですから
もう休んでもよいのです
生き ....
あなたの悲しみをわたしに少しわけてください
あなたの苦しみをわたしに少しわけてください
自分のことでいっぱいいっぱいだったわたしが
皮肉にも悲しい出来事で自分の生の意味を考えました

この世 ....
 きみを雨が縁取る
 ごめんなさい
物事には理由がない
セイレーン王は水柩から取り出す
私には理由がない
髪を乾かしながら水を飲む
物事はそんなに単純だろうか?
王と私は?
庭先に造花を植えている母は?

ずっと
 ....
雨が降る

黒い雨が降る




夢の島

誰が名づけたのだろう

ぐぐったところで明確な由来などでてきやしないこの島で
静かに眠り続ける一艘の船

東西冷戦の最中
高 ....
一念発起とがんばってみるのは
容易いけれど
がんばり続けることは
なぜか難しい




それって三日坊主

だよね

悔いてはみるのだけど
いつだって
他のひとの視線が気 ....
透明な絵本を
じっと見ている子供がいて
クレヨンを持って
かがやいた笑顔をみせる
 (これは何色なの?
としきりに尋ねてくるので
答えに困って
好きな色で塗ってごらんと
うなず ....
すこしでも 勾配のある坂は
極端に あなたの足は遅くなる
だからわたしは すこしの斜度の上り坂で 
こころが どこかに 泳ぎだす

うっかりすると 勾配がつづきすぎていて
極端に ....
それはもうどこまでもはてなく

雪の原なのか それとも 雲海なのか

もう わたしの目には、区別がなくて

光をもとめれば

中空にむかうほどに 罪をとう青天は

くるしいほどに  ....
やっぱ自然には敵わないよね

今年はやたら寒いだけかと思ってたら
河津桜は紅いろの可憐なほころび揺れているし

これはとばかりにお出かけした越生の梅林
朝晩は冷え込むためなのか未だ七分咲き ....
雪が降り出して
過去から電話が
かかってくる

空から
落ちてくる雪は
ただ無責任に、軽やかで
遠い外国の物語の初めみたい

赤子は、ガラス越しに
生まれて初めて雪を見る
冷たい ....
弟ガイウ
母ガ癌ダト
マルデ命ヲツカサドル神ノヨウニ
母ノ余命ハ半年カラ一年
私ハワライナガラ
ソレヲ知ラナイ母ニ
来ルコトモナイカモシレナイ
来年ノ旅行ノ話シヲシタリスル
海ヲ渡ッテ ....
足柄山の山中に
(大江山の中腹に)
大きな栗の大木が
その巨木の瘤の中
蔓で編まれた黒い籠

籠の中の麻の布
布に包まれた赤子一人
黒々とした髪を持ち
大きな体に漲(みなぎ)る精気
 ....
暗さも引き連れた
仄かに蒼い空

微睡みの中
思考と景色の温度が一致する

足先から砂になり
蒼い風に流される


午前4時
私はそっと
景色に溶ける
さかあがりが できないころ
さかあがりのあいまに
けんかした
さかあがりのあいまに
学校へ 行った

おまえんちの家の前の空き地に
むかし なまくびが ならべら ....
横はいりなんかしてないのに
ちゃんと並べと咎められたことがある

トラウマになってしまったのか
また文句言われてしまうのではとオドオドしてみたり

私って気が小さいのかな

それからは ....
うすあかりの光りがまだら模様をえがく夜
わたしは、私を忘れる




「風が出てきたみたいだ。梢の影が踊っている。
 ここには、街灯はないのだから…」

「月明かりね。風音が変わった ....
コツコツと先を急ぐ女のひと
両かかととも赤く腫れあがっていて何だか痛々しい

足に合わない靴だったのかな

駅前広場は折からの霙混じりで
軒際で立ち止まっては、いちいち傘を開くのも鬱陶しく ....
黄昏の陽は降りそそぎ 
無数の葉群が{ルビ煌々=きらきら}踊る 
避暑地の村で 
透きとほった風は吹き抜け 

木々の囁く歌に囲まれ  
立ち尽くす彼は 
いつも、夢に視ていた 

 ....
ここには海がないのです
人をあざける海鳥たちの鳴き声のかわりに
杉森をこごえさす雪の白さが
躊躇いもせずに町をみたしている

知らないもの同士が連れ添うような
紅茶のカップを二つ温めながら ....
ほめられることが少ない子どもでした
目立たない子どもでした
選べない子どもでした
得られないとあきらめていました
うらやむこともたくさんありました
少し
たくさん
泣いたこともありました ....
机の上に置かれた 
黒い本の中に 
うっすらと、顔がある 

自分の貧しさに震える私と 
遥かな昔に交した約束を 
今も語っている 

蝋燭の火が 
風にふっと、消えた 
暗闇から ....
汚染される超次元ステージ

醜くなった雛をみて

みえないふりをした

溢れた水銀が光をおびて核になる

ガンジス川では今日も

ピラニアが草食系

計画などないけれど

 ....
看板ばかりが大きな
古ぼけたシェブロン 
停留所のサインも なにもないそこに
長距離バスがやってくる

テール・ランプの冷たい光りの帯
夜の街は、行き場を失った静けさに満たされ
月の光さ ....
はだかんぼうな大銀杏の木
それでも寒々しさは微塵にもなくて

なんだか凛々しい

思わずさわりたくなって
てのひらで逞しい幹にふれてみれば

生きているんだ

木なんだから動きもし ....
ミロのビーナスは

両腕で僕を抱き締めようとして

両腕をきりおとされた

あの黄色い満月は

巨人が少しづつ月を食べて

そして初めて三日月になった

あの太陽は好きな人と目 ....
カシオペアってどれだろう
懐かしい北斗七星は何処だろう
オリオンの一角も捉え得ぬ眼球は
地面に転がって冷えている
でも、宇宙はもっと寒いんだよ

?昭和の音?という玩具がある
夕景のフィ ....
ここ数日来の寒波で凍てついた地下鉄の連絡通路に
場違いとも言えそうな親子連れの姿

乳母車を押し歩くお母さんの脇には小さなおんなの子
お母さんの手助けと押すのを手伝っているようにみえるけど
 ....
ひと昔もふた昔も前みたいに霜柱立ったり
ちょっとした水溜りに氷張ったりするわけじゃないけど
それでも今どきの朝って起きるの辛かったりする

とりあえずは出かける場所があって
帰ってこれる場所 ....
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