フランス文学の紹介者として有名な
安藤元雄さんの詩を読んでひたすら思うのは、その語り口のうまさです。
『続・安藤元雄詩集』は安藤さんの1986年から2008年までに書かれた詩よりの選集です。
....
お父さんと、お母さんは仲良し。
それは子供にとって、かけがえのないもの。
大切な心の宝石。
ただそれだけで、しあわせ。
みんな、しあわせ…
よろこびもかなしみも分けあっていたのに、
ど ....
空を食べた
仲睦まじいかえるとかえるが飛び跳ねてハイタッチした
オギャ―と雨は生まれ
君に「雨がえるクン」という名をプレゼントする
....
良いと言われる詩は良い内容を持った詩であることが多い。
良いと言われる詩は良い内容を持った詩であることが多い。
良いと言われる詩は良い内容を持った詩であることが多い。
良いと言われる詩は良い内容 ....
おい、てめー、漫喫待機させておいて、結局、連絡無しで
次の日の夜中に帰ってくるってどういう量見だ。
帰らないなら、帰らないって連絡くらいできるだろうよ。
「急にレコーディングする話になっ ....
チェーン店のカレー屋で
「グランドマザーカレー」
を食べていた
自動ドアが開き
ヘルパーさんに手を引かれた
お婆さんが店に入り
隣の席にゆっくり
腰を下ろした
....
やっと誰も来ない場所にたどり着いた。去年の葉をつけたブリキ柳が、軟い金の粉を吹いている。崩れた石灰岩にカンスゲの穂。
(君は荷を下ろし、装置を組み立てる)
ここなら、いくらペンシルを ....
1・ねぇ、それはなんなの?(謝罪にならない謝罪と僕のポエトリーリーディング感)
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=180670&from=listdoc.p ....
グダグダ言いたくないので、とりあえず簡潔に言いたいコトのみ書く。
イシダユーリと今村知晃のユニット「後ろ回し蹴り」の先日の朗読パフォーマ
ンスに関して、意味不明の批判がくり返されている。
....
「家出したくなる時」という詩を書いてアップした時、夫は私との生活ののろけを随筆で書いているのに私が珍しくアップするとなったらこんなのだと不公平で可笑しいな、とおもしろがってはいたものの、これが人に心 ....
沸きいずる誇りを胸に抑えかね晴れ上がった日に甲種合格
われ一人屋根に上ればコーリャンの畑に数十人の敵兵
しゅっしゅっと弾はかすめる身をかがめもぐらのように進むわれらに
じゃがいもと思 ....
「夢の言葉」
わたしはあなたに声をかける
あなたは静かに両手を広げる
わたしはあなたを見つめる
あなたは見られることに慣れている
わたしはあ ....
川上未映子さんが受賞した今年の中原中也賞の候補だった
小川三郎さんの詩集、『流砂による終身刑』の詩を読むと、自分の理解している世界の見え方に、りんごの切り口のような割れ目が見つかります。
短い ....
しおれ落ちかけたまま凍てついた薔薇の花弁にお前の名前を書いて跡形もなくなるまで深く愛そう、それは留まった生でもあり早まった死のようにも見える、街灯の様に頭をもたげて…リノリュー ....
詩が、思いから生まれること、その思いがことばとしてあるところに、詩というものがあることをもう一度考えたい。
思いとは、広い意味での、人の内面と捉えておきたい。偶然、手にちからがこもった、と ....
春ですね。暖かい季節です。暖かいとこれでもかと、たがの外れた人たちが出てきますね。
春になり、陽気な陽気に誘われて、変態どもの、酒の後。
花見もそんな人たちの集まる場になりつつありますが、出来 ....
欠けた皿や茶碗を
もったいないから、とそのまま使う
いっそまっぷたつに割れてしまえば
いや、こなみじんになってしまえば諦めもつくのだが
普段使いには支障ないから、と、貧乏性
荒れた生活 ....
戦争が終わらない
真夜中は
戦争を始めるため
回避するため
会議室で行われている
夜更け
戦争のための戦争は
繁華街に移行され
朝まで続く
眠らない街に
灰になって積もっ ....
090315
灰皿は
投げつけるものと決まっておりまする
灰皿をザリザリ擦り
ザリザリと
ザリザリがザリザリと
ザリザリするから
地 ....
伊藤正三がこれから向かう会合というのは所謂身内仲間で毎年何度か行う恒例行事のようなもので、最初は少数のやもめ連中で集まッていたのが何時の間にか十五人ほどに膨れ上がりその後は減ッたり増えたりを繰り返して ....
ヨルノテガムが階段を上がっている
(ここでリンゴジュースを飲む)
もうひとりのヨルノテガムは鉛筆をすべらせ
魂のようなものを受け取って離さないでいる
(ここでヨル ....
俺は対人恐怖症です。
上手く伝えられないのだけれども、俺は人付き合いというのが良く分かりませんし、特に同級生などとはもうどうしたらいいのかわからずいつも目が合うたびにビビリます。毎朝起き ....
4 「修羅を読む(9)」の続きです。
第1集のなかの重要な作品で、まだ扱っていないものもあります。「青森挽歌」「オホーツク挽歌」などは、なんども読んでいるので、後で出すかもしれません。
5 「夜 ....
1 このへんで、自分の賢治観とか書いておくのもよいと思ったので散文にしてみます。賢さんが嫌いな人は読まないだろうし、この文章が嫌いな人はパスすればよいのだから、オタクのようにだらだら書いてしまおうと思 ....
瑞々しい嘘
090311
元死刑囚が
テレビの中で
話をすると
南から北へ
北から南へと
冷たい風が吹き抜けて
墜落した飛行機 ....
気分はプラナリア切られても切られても増え続けるあたしの欲望細胞。
鵺みたいに色んな男この細胞に居るけれどそれでもいい?。
ごめんもう飽きちゃった街角です ....
前置き
僕の詩には声が必要だ。この事に関しては繰り返し、今までいろいろな場所で述べている。多分、僕の詩自体にまだ、力が足りないからなのだろう。文字の力だけでは足りず、音に頼っている。そんな自分な ....
雑念という名の念力できみをあたまの中からテレポート。
疲れ眠るリモコンの中のひとりぼっちの乾電池としてのぼく。
知られちゃいけないきみの生まれた星まで飛 ....
白い時間のうつわ
網膜のひだまり
ベンチでうつらうつらしている間に
思い出が回遊してくる
おはよう
さよなら
おはよう
さよなら
巻き戻される行き先 ....
ねえ意地悪いわないでよ
もう少し後にしといてよ
言い値でしとくよ、そら
ほんとさ急かすなよ
もう後になんか引けないし
通る人の目も冷たいし
翻弄されては儘だし
かという訳も手は無し
....
北村 守通さんのおすすめリスト
(954)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
生きていることのめぐりを感じる詩集_続_安藤元雄詩集
-
イダヅカ ...
散文(批評 ...
2+*
09-3-25
しあわせ
-
柊 恵
散文(批評 ...
1*
09-3-24
こころ_単独_音感_キス
-
ヨルノテ ...
自由詩
4
09-3-23
お開きガーデン
-
キリギリ
散文(批評 ...
6
09-3-22
鬱憤
-
Ohatu
散文(批評 ...
6
09-3-22
稲穂のこころ_
-
服部 剛
自由詩
11
09-3-22
やっと誰も来ない場所に
-
Giton
自由詩
1*
09-3-22
誤解をとく
-
プル式
散文(批評 ...
2*
09-3-21
むしろ現代のはらわたとして
-
大村 浩 ...
散文(批評 ...
10*
09-3-20
詩に嘘を書くということ
-
白糸雅樹
散文(批評 ...
13*
09-3-19
兵士の歌
-
白糸雅樹
短歌
5*
09-3-19
男一人女一人幽霊二人
-
ヨルノテ ...
自由詩
6*
09-3-18
自分を見つけてしまう色分けされた世界_書評『流砂による終身刑 ...
-
イダヅカ ...
散文(批評 ...
8*
09-3-18
鮮やかな薔薇が浄化する姿を
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
09-3-17
そのまんまのことば
-
白井明大
散文(批評 ...
5*
09-3-17
春だ花見だエロ祭
-
プル式
散文(批評 ...
4*
09-3-17
家出したくなる時
-
白糸雅樹
自由詩
4*
09-3-17
灰皿
-
小川 葉
自由詩
6*
09-3-16
灰皿
-
あおば
自由詩
5*
09-3-15
二千九年、LOVE
-
捨て彦
散文(批評 ...
1
09-3-15
音楽の中のヨルノ
-
ヨルノテ ...
自由詩
2
09-3-15
平成20年度3月14日のことについて
-
榊 慧
散文(批評 ...
5
09-3-15
修羅を読む(10)
-
Giton
散文(批評 ...
1*
09-3-13
修羅を読む(9)
-
Giton
散文(批評 ...
1*
09-3-13
ロコの畔
-
あおば
自由詩
4*
09-3-13
「_量産型の明けない夜明け。_」
-
PULL.
短歌
3*
09-3-12
ねぇ、それはなんなの?(謝罪にならない謝罪と僕のポエトリーリ ...
-
プル式
散文(批評 ...
7*
09-3-12
「_きみのあたまの上の電波塔がすこしぼくに傾いた物語。_」
-
PULL.
短歌
6*
09-3-11
路線バス
-
shu
自由詩
8
09-3-11
フォールアウトボーイのフィロソフィー
-
aidanico
自由詩
5
09-3-11
1
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