080624







灯心草
藺草のことなんですがぁ
蒸し暑い午後
開け放たれた
座敷の真ん中に
寝ころんで
真新しい ....
たまごっち

だんご3兄弟

ビリーズブートキャンプ


ざまぁみろ
僕は宇宙を持っている
体の中に宇宙を秘めている
其処には地球があり
空があり 大地が広がっている

季節が巡り
花が咲いては散る
風が吹いては止み
波が荒れては穏やかになる

川が ....
  出勤中の車で横切った 
  開店前のガラス越しに 
  一瞬 
  「非常口」へと駆け込む 
  緑のひとが見えた 

  長い間繰り返される凡庸な日々から 
  抜け出す「非常口」 ....
目を閉じると 暗闇の中に 無数の蟻が蠢いていた 右から左に 左から右に 幾億の蟻が 幾筋もの列を成し 暗闇の中に 餌を求め餌を運ぶ 幾億の蟻は 俺の暗闇よりも一段と黒く だから 暗闇の中に 俺は幾億の .... 青のジャージ、歯の抜けたおっさんが、にへにへ洗濯機回り、ゴミ置き場周辺を回っている。


アパート備え付けのランドリーな所で変質者はいつでも登場し、不動産屋が不正な自転車が置かれてないかと見廻り ....
川を見ると飛び込みたい私は終わり、ただそのゆらぎに見習いたい。

褒められて伸びる私は卒業し、缶コーヒーの絵柄が渚カヲルであることに笑う。

着物を着ている今の私では簡単にトイレに行ける ....
桜桃を美味いという人の気が知れない
身が小さい割には種が大きいし
小振りなスモモの甘さしかない
驚くほどに痛みやすくてすぐ腐る

果物屋で売り物にならなくなって
処分に困っていた変色した桜 ....
入場料を奢って貰ってラムバックで吐く

あたしは恐らく悪いことをしたのだろう

入場料まで奢ってもらって夕食まで
あたしは悪いことをしたんだろうラムバックでラムバックでラムバックで吐く

 ....
耶蘇を着ようと 
こころに決めた日 

怖ろしいほどに 
人をいとおしむ気持が
胸の奥に{ルビ疼=うず}いた 

空の色は 
只青いので 
なく 

{ルビ罅=ひび}割れた空から ....
散り塗る おお 若い青年酔 っているかい。 ABC知ってるかい。 砕けろ もし
断続的に続く♯や♭の波
下す腹の拡散 ダンスするなら今 闇の中の渦 この呼吸器に 慰謝料を請求してみよう
ド ....
 出来上がった炭酸が混入している溶液に水酸化ナトリウムを加えると、塩化ナトリウムが析出し、炭酸溶液ができる。塩化ナトリウムを採りだし、炭酸3に酢酸1の割合にし少量(1パーセント)の硝酸を加え、4・5日 .... リスカする少女は
美しい海鼠を生むだろうか

海は流産ばかりしていて
今夜も凪いでいる
荒れる波の記憶はもはや遠い彼方
リスカする少女の腕は今夜も乾く

悲しい歌を名づけるもの悲しい行 ....
  私がこの世に産声をあげたのは、一体何故
 であろうか?・・・十代の頃からその問は、
 胸中に芽生えた。あの頃、私の心の土壌に顔
 を出した芽は、現在三十歳を過ぎた私の心の
 土壌深くに根を ....
それでも好きと言いました



自己陶酔の自己懺悔



愛する人には捨てられて



愛する友にも見限られ


それでも天に神様は居まし


形而上の ....
               080618


改革の時代の幕開けですと
勧められて購入した専門誌

第2章
第3章

マスタープランを読めと
空白のページが脅迫するから
第 ....
玄関の靴箱の上に
ふくろうを飼っている
餌もいらない
水もいらない
糞もしない
木彫りのふくろう
畑の胡瓜よりも世話がかからない
木彫りのふくろう
だけど、夜になると
目が光る

 ....
昼食を終えた 
車椅子のあなたを 
ベッドに寝かせ 
おむつを開けば 
あふれるほどの排泄物 

「先輩ちょっといっしょにお願いします」 

腕っぷしのいい先輩がやってきて 
拘縮し ....
べろんべろんに酔っ払い 
狸のつらでゆれる地面を千鳥足 

今夜の{ルビ塒=ねぐら}のねっとかふぇの 
個室のドアを開く 

うつむいたスタンドの頭に 
貼られたシールに書かれた
「  ....
梅雨を横切る
あをいそら
濡れた地面を蒼く染め
少女が被った麦藁帽子
雨をなみなみ閉じ込めた
水玉模様リボンを掛けて
口ずさむのは夏の風
海面アスファルト
踊る靴音五月 ....
伊栖郡の話なら法月君に聞いた。◆ナニ伊栖郡は太平洋沿岸に位置する極当たり前の田舎であつて、とりたてて特徴が有る訳でない。只伊栖之湖という稍々大きめの塩水湖が一つあり、湖の周りには柞が沢山茂つてゐる。柞 .... 酒の宴の窓の外 
宵闇に浮かんで消える 
いのちの{ルビ花電気=イルミネーション}

窓硝子に映る人々が 
杯交わす晩餐は 
遠い日に想い出される 
束の間の夢 

夜風の吹く 
 ....
道の向こうから 
傘を差す若い婦人が 
ベビーカーを押して来る 

雨に濡れないよう 
ビニールの幕に囲まれた 
幼い女の子 

傘を忘れ 
日常の雨にずぶ濡れ 
靴下も湿った僕は ....
ゆら、と、
闇の中で黒が動く気配、
みどりの光点がふたつ、
ケヤキの根元にうずくまる。

杖はニワトコの枝、
髪に飾るのはキツネノテブクロ、
はだかの胸に塗りたくる胎児の脂肪、
そんな ....
行ったこともない街ででっかい負の花火が打ち上がった
日曜日の真っ昼間
鬱屈したネガティブの巣窟


俺がときどき寝る場所では
だいたい午後7時ぐらいになると叫び声が聞こえはじめる
おねー ....
 


基幹農道の左右は区切られた水面
あの小高いのは 川のへり
足の悪い男が傾斜へとうつむいている

   なずなは もう しまい
   つめくさは もう せんから さかり

水 ....
嵐が去ったあとの
うっとりとした
天気雨がふる夜に
穏やかな波が渚に
はじけていて
潮のよせる音が
白い灯台の中でも
吐息のように響いている


塔のてっぺんの方へと
約束をした ....
ホデリはぼんやりと海を眺める。
眺めたであろう。
初夏の風に荒れる海を。

この嵐の季節、
田には水が必要だというのに、
ホデリの水路は乾き ....
おいしいと思うと体重増えそうで 鉛筆をかじれば答え出てくるか
北村 守通さんのおすすめリスト(953)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
がぁ- あおば自由詩3*08-6-24
流行に流された馬鹿- 灰色の夢 ...散文(批評 ...308-6-22
鐘を鳴らす者- かいぶつ自由詩208-6-22
「_非常口_」- 服部 剛自由詩2*08-6-21
蟻塚- rabbitfighte ...自由詩10*08-6-21
1階のコインランドリー- 山内緋呂 ...自由詩2308-6-20
『スキンレス』- 山内緋呂 ...自由詩1108-6-20
桜桃忌に捕まえて- 木屋 亞 ...自由詩7*08-6-20
あたしは悪いことをしたのだろう- 山内緋呂 ...自由詩908-6-20
空の心_- 服部 剛自由詩4*08-6-19
魚は脳内で泳ぎ、肉体は泳げないのでdance!_と叫んでみる ...- 狩心自由詩5*08-6-19
空中炭素固定法(その2)- 生田 稔散文(批評 ...2*08-6-19
海鼠の味- 佐々宝砂自由詩7*08-6-19
砂丘の花_- 服部 剛自由詩508-6-18
【エトランジェ】- 檻野楴人自由詩208-6-18
水中時計- あおば自由詩6*08-6-18
ふくろうと月光- 小原あき自由詩5*08-6-17
不思議な風_- 服部 剛自由詩408-6-16
「_ふれてください_」_- 服部 剛自由詩708-6-16
嗤う梅雨- 朝原 凪 ...自由詩6*08-6-15
伊栖之湖周辺の伝説に就いて- 佐々宝砂散文(批評 ...4*08-6-15
蛍の光_- 服部 剛自由詩308-6-14
向日葵_- 服部 剛自由詩308-6-14
あと何本- 佐々宝砂自由詩308-6-14
黙祷- udegeuneru自由詩208-6-14
水門を臨む- 縞田みや ...自由詩9*08-6-14
灯台守のポートレイト- りゅうの ...自由詩8*08-6-14
おぼ針、すす針、貧針、うる針- 佐々宝砂自由詩508-6-13
無題- 妖刀紅桜川柳708-6-13
鉛筆- 妖刀紅桜川柳408-6-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32