小さな花びら ひとつうまれた
小さな掌 くしゃくしゃ 紅い
ずっとつぼみで いたんだね
(ぱっと広げた花びらには、むげんのかけらが ふわり)
月の光に 太陽のうたに
とけそうな影を 何度 ....
夜風がゆるく吹いていた

さくらが銀河のようだった

カップルが一組

川向こうのベンチに座っていた

僕たちはすこし道に迷ったようだ

たまに肘があたる

あてどない人生が
 ....
さあ
一歩前へ

春風がそう言いながら
桜の花びらを携えて
背中をそっと押してくれた


さあ
踏み出そう
             08/04/01




高速道路の下にも
桜が満開
できるだけ遊ばなくては
どこでもごはんは
売り切れるから
三時のおやつは
ゴム消しがいい
 ....
「さようなら」と転校する君
好きだよと言えずの初恋思い出になる


間違えて入った教室で着替えする乙女の姿しばしとどめん


喧嘩ばかりする娘(こ)が下駄箱に入れたハートのショコラ
直 ....
うつせみの なくこの世あり ひびきすみ青やかになる み空の高さ












{引用=※ 現人(うつせみ)=?この世に現存する人間。生存している人間。
?この世。 ....
その涙
その歯ぎしり
その震え
向かうはいずこ

こいつを逮捕しろ

箱の中に移るひとかげ
お偉い人が指さすものの
指の一本で
そこは黒に
テレビを見ながら

リモコンをカチャカチャやってたら

消音を押してしまった

それでなんとはなく

映像と文字だけを見つめていた

テレビから

映像や文字がなくなれば

 ....
おじいさんが かぶの たねを まきました。
ていねいに せわを したので、
かぶは みるみる おおきくなって
おおきな おおきな かぶが できました。

おじいさんは ひとりで かぶを ひっ ....
許すから風に微笑む雪柳かつての罪人への返事か



{ルビ小米=コゴメ}ちりばめ咲く花の追い風に隠れる笑顔と剥がれた小雪



紫の裸の菊を見た朝に都忘れた事を忘れない



 ....
{画像=080401235450.jpg}
アセチレンの光が
ちろちろ
ちろちろと 
影をゆらす
ちろちろ
ちろちろと 
ゆれる 
灯の上に 
吊り下げられた 
白いお面
狐の面 ....
「できちゃった」
あわてふためく彼を見て笑ったその夜
吐き気もよおす


「彼のことあなたより好き」なんてこと四月一日なら言っていい?


「核爆弾爆破させる」と怒鳴りあげ無視される中 ....
夢の世界に旅立とう
全てを忘れて
楽しみに溢れて
愛に満ちた毎日

喜びこそ幸せの種
恐れずに進め
心の平安は
彼女の腕の中

七転び八起き
苦労は買って出る
喜びの種をまき
 ....
焼けてきたお肉を器用に裏返してくれる
横の物を縦にもしない性格だと思っていたのに
どうやらそうでも無さそうで

アルコールの度数は低いからと
ビールの飲めない私に勧めてくれた
甘くてとろり ....
お腹が空いて動けないよぉ

「どないしてん?」

あっ アソパンマン

「まいど アソパンマンでっせ」

お腹が減って動けないんだ

「ほな 救急車呼んだるわ」

えっ あの  ....
どの経を択ぶも花野
そう呟いて少女が
コスモスの群れに混じる
大げさに手をふる姿に見覚えがある
一八歳の唇の硬さも
一輪を手折って
握りしめた形のまま風になって
彼方から押し寄せてくる
 ....
季節のかわり目は
いつもどこか淋しい

風が吹くたびに
しがみついていた桜の花びらは枝を離れ
雨が降るほどに
やわらかな景色がその色を増してゆく頃

たとえば新しい教科書の
空欄に名 ....
アプリコットジャム
きみはぼくを捨てよう
アプリコットジャム
やさしげな毎日
アプリコットジャム
季節は流れる
アプリコットジャム
ぼくを忘れて
アプリコットジャム
世界は回って ....
{画像=080401004444.jpg}
禅問答ではないですが、頭に思い浮かんだ言葉をそのまま使いたいと思いました。『そこにあり、ここにある』といった表現です。自分のありようがそんな単純な言葉で表 ....
嬉々として弁慶濠に投げ飛ばす旧い名刺が桜と踊る


抗争を重ねた二人降格し悲喜こもごもの異動の通知


「後任はこの人です」とメール打つ手が笑い出す
ドウトデモナレ
街灯がぽつんと揺らめく夜
私の嫌いな公園に咲く
桜の花を見に行ったことがある

私が眠っていたら
仕事から帰宅した母が
お酒臭い息で興奮気味に私を揺り起こした

お前の好きな公園が
 ....
桜の木のしたに
うたげの輪をつくり
あちらでも、こちらでも
春のうたげは真っ盛り。

桜の木が、うかれて
お酒を飲みすぎて
くしゃみをする。
パッと
桜吹雪が舞い
うたげの輪が盛り ....
降り止まぬ雨
私の味方

晴れの日は嫌い
だってみんな楽しみ方をよく知ってるし
私はいつも仲間外れだから

暮れかかる夕日
私の味方

朝日は嫌い
だってこれから辛く悲しい一日が ....
また恋は
錦市場を走り抜け

七味ソフトの あと味ピリリ
あなたの横顔
あなたの香り
私を惑わす低い声

不器用な指先
じらすような返事

抱き締められたときの暖かさ
私を見つめる視線

自分を見失うほどに私はあなたの虜だった


 ....
***


そらをおよいでは
不確かなものをさがして

真白なひかりをのこしました


きみはもう
ちいさなちきゅうでした


***
金勘定知らぬお江戸の花魁も今は諭吉をヒィフゥミィヨ


事終わり寄り添って寝る遊び女と中指だけでコトバを交わす


初めての客となりぬる誉れとて三月も経てば「えー、いつ来たっけ?」

 ....
水晶のグラスを
シャンパンの泡
昇っていく
ナミダ浮かぶ夜

甘い地平線
求める冷たい雫
使えるようになったんだ
おとぎばなしの魔法

 ディズニーランドのパレード
 ラッキ ....
きみのつくってくれた

カレーうどんが

得意料理になっています

息子ふたりの

大好きな食べものになっています


公園のさくらは満開で

雲のなかにいるようでした

 ....
ほんとの自分、
製作中。
西日 茜さんのおすすめリスト(978)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花びら- 唐草フウ自由詩7*08-4-3
銀河- 吉岡ペペ ...自由詩2208-4-3
さあ!- 舞狐自由詩4*08-4-3
さくら祭り- あおば自由詩5*08-4-3
初恋- 紅林短歌208-4-2
秋空- こしごえ短歌7*08-4-2
狭く_細く_尖り- FUBAR自由詩7*08-4-2
本質- 吉岡ペペ ...自由詩308-4-2
おおきな_かぶ(のようなもの)- 大覚アキ ...自由詩2*08-4-2
花は語ると言っても花言ではないのだ- 木屋 亞 ...短歌5*08-4-2
夜桜屋台- beebee自由詩1008-4-1
四月馬鹿- 紅林短歌108-4-1
もう一度夢を- ペポパン ...自由詩8*08-4-1
まっこりなひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*08-4-1
小顔化_アソパンマン- 北大路京 ...自由詩16*08-4-1
彼方へ- 宇宿一成自由詩608-4-1
「ふくらんでゆく春」- ベンジャ ...自由詩7*08-4-1
アプリコットジャム- ゆうと自由詩3*08-4-1
ガラスコップの水滴に写る風景について- beebee散文(批評 ...408-4-1
異動- 紅林短歌108-3-31
夜桜- 舞狐自由詩3*08-3-31
春の宴- 寅午自由詩308-3-31
味方- 舞狐自由詩1*08-3-31
平安ブルー_24- 北大路京 ...短歌4*08-3-30
ホンモノですか?- 舞狐自由詩2*08-3-30
о.- かたくり ...自由詩208-3-30
吉原カノン- 紅林短歌108-3-30
猫の角が丸いみたいに- 北大路京 ...自由詩19*08-3-30
さくらの雲のなか- 吉岡ペペ ...自由詩908-3-30
- はち携帯写真+ ...708-3-30

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