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夏という季節は
ひとつの国のようなものだ
無慈悲な王が支配する灼熱の国だ
蝉の声が轟きはじめると
おまえたちはまるで
夏という国に力ずくで連れて来られた
哀れな奴隷のようになる
....
風が光っている
それを
瞼の裏で感じて
われに五月を
犯罪的なほどに
短いスカートをはいた
女子高生の耳元で
一編の詩を
ささやいてみたい
気が合えば
ふたりで ....
おじいさんが かぶの たねを まきました。
ていねいに せわを したので、
かぶは みるみる おおきくなって
おおきな おおきな かぶが できました。
おじいさんは ひとりで かぶを ひっ ....
まさか
こんな所に
XXクラゲが
いるとは
思わなかった
ぼくはたまたま
近所のコンビニまで
時速160キロで移動中に
道路のど真ん中に落ちていた
XXクラゲを踏んで
大クラッ ....
五月の地表を離陸したこいのぼりたちは
太陽から吹いてくる風を上手い具合に活かして
素晴らしいスピードで重力圏を離脱した
それはこいのぼりたちにとって
反乱であり革命であった
こいのぼ ....