鹿沼公園 梶ヶ谷第一公園 あさやら公園 じゅん菜池緑地
こうえんらはその下で ゆるく手をにぎってつながっているという
きょうも
ひとりの女(ひと)がだまってベンチに座ったままだ
こうえんは ....
たとえあなたが農夫でも農夫でなくてもあなたが文章家でも文章家でなくてもあなたが小鳥でも熊でも蛇でもあなたが空でもあなたが風でもあなたが土でもあなたを好きわたしはずっとあなたのそばにいるあなたとキスを ....
高速道路からみえる
一番目立つ集合住宅
おそらく
ここは
八王子あたり
名前を
つける
マツリハイツ
窓のひとつ
ひとつに
すき
きらい
を
はりつける
頭だけ ....
ねこを見てると眠くなる
ねむねむねむねむおねむのまほう
ふわふわの
お腹のお毛毛をなめている
おねむの国に行く前の
おねむの前の身だしなみ
あたしはそんな風だって、頭をひと振りするだ ....
あなたの
髪を
まぶたを
鼻先を
くちびるを
優しくキスするの
首筋を
鎖骨を
脇腹を
あまがみしたい
あなたをまさぐって
吐息と汗と…
ねぇ
....
何となく最近書く気がしないので、改めてに最近詩について考えていることをアトランダムに書いてみます。
飯島耕一の詩集「バルセロナ」を読んで
題材は身辺の見聞、私的個人的な記憶→語法も日常的 ....
どっからどこまでがぼくで
どっからどこまでがわたしで
どっからどこまでがじぶんなんだろう
どっからどこまでがきみで
どっからどこまでがあなたで
どっからどこまでがあのひとなんだろう
....
もしも車を降りて歩いた道になつかしさがあるなら
初めての土地だというのに二度と行かないというのに
どこまでもありふれた水田の続く田舎道を
よそ者が歩くのは珍しく少し勇気がいったけれど
私は覚え ....
除隊
のどかな春の空の下
今は嘘のように静かな此処ら
気紛れな線を描いて
一対の蝶々が
じゃれ合うように飛んでいる
「お前さん達は何処に隠れていたの?」
誰一人助からなかったこの場 ....
サイズを合わせろと木端にダメだしされて
身体中の関節を外してコンパクトに納めたけれど
これ以上小さくなれないんだよ
もうそれじゃ
何がしたいんだかわからなくなっちゃうんだよ
掴むものに ....
たとえば、わたしは、とても広い大地に立っている。
大自然が 与えた ゆたかな大地。
わたしは、太陽を正面に見据えている。
わたしの 後ろには影ができている。
太陽がまぶしいぶん、影 ....
{引用=それでいいの、
それでいいの、
それでいいの、
ちがう、
ちがうけど、
それでいいの、
それでいいよ、
まちがってないよ、
それでいいんだよ、
ただしいよ、
....
みんな、この瞬間を待っていたんだよね
アナウンスに促され彼がリンクへ登場すれば
黄色い歓声とともにスタンドのあちこちでロシア国旗が打ち振られ
う〜む、ここって日本だよね
高田馬場で ....
ぽ、と、り、ぽ、こ、り、と、あ、わ、に、な、る、
もう忘れていいのです
苦しまなくていいのです
もう昔のことなのですから
これからはほかの誰かのためにないてください
わたしにはも ....
{引用=昨日よりもまた
いっそう暗い森の中にひとり
わたしの孤独がそうさせるので
見えない人にむかってはなしかける
どうせ見えないのだからと
目を閉じたまま
思いつくままの言葉を語る
い ....
せめて はいさぎよい
悔いにのみこまれてもその上に震えたつ
涙もかれた花のいろをしている
せめて はもとめない
とうめいになったからだで小さなものたちを拾う
どんなにこぼれても心のあ ....
一億年くらい眠ろうか
きっと全てが変わっているさ
でも
きっと
ひとりぼっち
それが望んだ世界なのだろう?
鉄条網に縛られた
このくだらない日常を
全部吹き飛ばしたいのだろ ....
久しぶりに見た、満天の星空は、綺麗過ぎて、目が離せなかった。
空に大きな壁がある様な、そんな錯覚に押し潰されそうになった。
だけど、2つ見えた流れ星のおかげで、見続けることが出来た。
....
ダレダレ茶を飲みたくなるときがある
ダレダレ茶を飲むと あの子ダレダレー?って独り言をしてしまう(嘘)
ダレダレ茶を飲むと 歯茎が2億倍赤くなる(嘘)
ダレダレ茶を飲 ....
よせてはかえす
美々と蝉が歌い木陰に飛んだ
ホースいっぱい指で押さえ水を飛ばした
まっつぁおな空は雲飛ばし
僕は、いらっとする
ナミじゃあるまいし
いいかげんにしろってね
かたときも ....
おんなは夜ひとり泣いたりする生き物だ
目をこすって赤く腫らしたりする生き物だ
落ち込んだりじぶんを責めたり
おんなは忙しくて切実なる生き物だ
おんなはみんな渡り鳥だ
あたまのなかの磁石に ....
買ったばかりの缶コーヒーを
首筋に押し当てながら
見上げる空
千切れた記憶の尻尾が
光りまみれになって
流れていく
街路樹から降り注ぐ蝉の声が
身体をすり抜けようとするから
何処かが痛い
流れ ....
会えてよかったですあなたが遠いところに行ったみたいで淋しかったから一つずつ小さな部屋の窓ガラスが静かに開け放たれていくようなお話かしらあなたがこれからも清潔な歌をうたいますように瑞々しい歌がうたえま ....
大好きな君が
クッキーを食べこぼしたから
掃除機をかけたら
君まで吸い込んでしまった
僕は慌てて、中身を空けて
ゴミを引っ張り出したけど
君は出てこなかった
全部ゴミを出したのに
....
い、痛くないの?
男のひとの満足げな顔って決して嫌いではないのだけど
京急立合川駅って普通電車だと運転免許試験場のある鮫洲駅からひと駅
競馬の好きな方なら大井競馬場への最寄駅で通り良いか ....
君の鎖骨の裏側から
湧き出る清らかな水は
僕の思い上がった左手には
少し冷たかった
君の脾臓のほとりで
青白くひらめく魚は
僕の遠視ぎみの右目には
少し痛かった
お願いだか ....
ミンミンと鳴くこともなく
たまたま出会ったセミは
コンクリートの駐車場に
ただ しがみついていた
生きているのか死んでいるのか
さわったら ジ っと鳴いた
逃げることもしないので
ひどく ....
この空を 君は自由に 飛んだから だから鳥はね 泣いたりしない
悲しみは もうたくさんだと 花は言う 僕は自分に 水をあげた
いつまでも 帰らぬ温もり 待っている 隅で眠る ....
きっと世界は
音と手を取り合って結ばれている
僕の中で
聞こえてくるのは静けさ
初めて世界に触れたとき
教えてくれたのは無数の音の生まれ変わり
そのときから
僕は独りを知った
....
甘えんぼな あたしは
あったかいひと
やさしいひとに
ふれると
ホワンとしたきぶんに
なってしまう
気を全開にゆるしてしまう
たまに失敗することもあるけど
猫の勘はたいがい ....
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