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ここが好き
机と本棚の少しの隙間

すっぽりはまって
ほっくりゆったり


ここが好き
縁側に干した布団の上

ぽかぽか陽気に
閉じたまぶたで
視界はオレンジ


ここが ....
夢を見た
走り続ける夢

人混みを駆け抜け
雨の中を走り

まだ走る
走り続ける夢


いったい私は
どこへ行きたいのか
何になりたいのか


泥に飲み込まれるような疲労 ....
海に揺らめく
街の明かり


潮の香りに
髪を撫でられながら
二人で少しおしゃべり


食事のあと
ビルの上から見た夜景
あまりのまばゆさに
胸が苦しくなった

海に散らば ....
嬉しくて
気持ち良くて
満たされて
少し恥ずかしくて
楽しくて
自然にこぼれた笑顔


ひとつひとつを束ねて
ナイフで切り離した断面

それがあの日の写真



時間は変 ....
雨よ
私を砕き流し
消し去っておくれ

灼熱の太陽よ
私を溶かし
消し去っておくれ


いくどとなく
願った思い



叶うはずもなく
今日も自分の罪に罰を与えられ

 ....
タマゴ焼き
ふわりふわりと
足取り軽く
タコのウインナーと
ダンスする

揚げたばかりの豚カツが
レモンのギターをかきむしる

ちょっと嫉妬な
千切りキャベツ

箱につめて
 ....
何回しても
いくつになっても

慣れることなく
いつも
いつも

恋する気持ちは
初心者で

いつも
いつも

経験が
モノを言わない

それが恋
あなたは
初めから
そっと隣で見ていてくれた


あなたの一言に
心満たされ
涙したり
笑ったり


癒しと言う言葉の持つ意味は
きっと
あなたのような方の為に
存在するの ....
あの頃は

純粋で
汚れもしらず

楽しみも少なかった


でも
だからこそ
透き通っていた


いまさら出会って
あの頃は
すごく君が好きだったんだ


なんて
 ....
そこにあるものは


全面を青く塗り潰した

あたかも絵のように飾られたもの


ある男は言った

ただの青かと


ある女は言った

涙の絵なのねと


子供は言 ....
たとえば

お刺身を食べるとき
お箸じゃなくてスプーン


ちょっと一周走ってくるのに運動シューズじゃなくて下駄


私の隣で
昔の彼女との楽しかった思い出話を自慢気に話する私と付 ....
透き通る空
どこまでも青く


爽やかな風は
部屋をかけぬけ
昨日までの憂鬱を
持ち去ってくれる


空を見上げ
吸い込んだ空気
体内で粒子になって
私の細胞に
元気をくれ ....

まだ冷たい風に吹かれ
空を見上げたら

白い風船が
力を使いきり
はらりはらりと私のもとへ

糸の先には
まあるい花の種
育ててみようと思いたち

長旅で疲れたであろう種 ....
歩みを止めて
立ち尽くし

しゃがんでしまった

立ち上がらなきゃ

そう思うけど
思えば思うほど
立ち上がれない



いいジャンプをするために
そうだ
いいジャンプす ....
風船
たくさんふくらます

ぷうぷう
ふうふう

赤や
黄色や
青色や

マーブル模様は
お気に入り


全部自分でふくらます

今日のお天気よりも
私の気分が軽いか ....
なんでもいい訳じゃない

赤を示す日もあれば
白い日もあり
紫が輝いてみたり

ビロードの日もあれば
綿だったり
ナイロンだったり

山だったり海だったり
女だったり男だったり
 ....
ぶらぶらと

行くあてもなく


ぶらぶらと

輝く夜景を眺めながら

なんとなく

ぶらぶら
気付けば夜景の中に


ぽっかりと
穴の開いた心に

街の灯りが染み ....
曇り空

あの雲を
踏むことができたなら

頭の上には
見慣れない景色があるんだろうな


太陽の光が
雲に反射して
綺麗なんだろうな

一面に広がる白と青


その世 ....
こんな夕暮れは
たまに
たまになんだけど

あなたに逢えることが嬉しくてしかたなかった頃の私が戻ってきてね

ふたりで駈け落ち気分で出かけた場所を思い出すの


嬉しくて切なくて
 ....
散りゆく花びら舞うように
爪の先を桜色に染めた



散った桜を惜しむように

爪の先を桜色に染めた


爪の先だけ満開な桜
いつもの歩道
サクラ色

盛りを過ぎた花びらが
はらりはらりと舞散って

私の行く手を
ピンクに染める


舞散る花びらつかまえて

根性だけは筋金入りよ

なんて囁いてみ ....
哀しみ色した
シャボン玉

はるか天をめざして
舞い上がり

曇り空にふわふわ浮いて
はじけては
哀しみ色の雨になる



蛙がうたう
悲しみのうた

かえるが知らせる
 ....
さあ
一歩前へ

春風がそう言いながら
桜の花びらを携えて
背中をそっと押してくれた


さあ
踏み出そう
街灯がぽつんと揺らめく夜
私の嫌いな公園に咲く
桜の花を見に行ったことがある

私が眠っていたら
仕事から帰宅した母が
お酒臭い息で興奮気味に私を揺り起こした

お前の好きな公園が
 ....
降り止まぬ雨
私の味方

晴れの日は嫌い
だってみんな楽しみ方をよく知ってるし
私はいつも仲間外れだから

暮れかかる夕日
私の味方

朝日は嫌い
だってこれから辛く悲しい一日が ....
あなたの横顔
あなたの香り
私を惑わす低い声

不器用な指先
じらすような返事

抱き締められたときの暖かさ
私を見つめる視線

自分を見失うほどに私はあなたの虜だった


 ....
あの人の
邪魔にならぬよう

あの人に見つからないように姿を隠し
息をひそめ
ただじっと
あの人を感じ
眺めてみる

邪魔をしたくないから

私という存在で
あの人をかき乱した ....
流れすぎていく毎日

淡々と過ぎていくように見えるけど


私の心は
はち切れそうな気分の繰り返し


漂うように
何も考えずに流されていたい

どこにも辿りつかないで
ただ ....
西日 茜さんの舞狐さんおすすめリスト(28)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ここが好き- 舞狐自由詩14*08-9-17
夢で- 舞狐自由詩9*08-8-1
洒落た夜に乾杯- 舞狐自由詩6*08-7-11
あの一瞬- 舞狐自由詩7*08-7-8
くりかえす日々- 舞狐自由詩10*08-7-4
しみじみと- 舞狐自由詩5*08-6-19
初心者- 舞狐自由詩8*08-6-2
恋文- 舞狐自由詩10*08-6-1
セピア色の告白- 舞狐自由詩9*08-5-30
群青- 舞狐自由詩21*08-5-27
それをなんと言うのか- 舞狐自由詩6*08-5-25
青と風- 舞狐自由詩8*08-5-21
通過- 舞狐自由詩7*08-5-16
そうなんだ- 舞狐自由詩11*08-5-13
風船ふわり- 舞狐自由詩6*08-5-12
出産- 舞狐自由詩7*08-5-9
なんとなく- 舞狐自由詩8*08-5-5
別世界- 舞狐自由詩3*08-4-27
想い思う夕暮れ- 舞狐自由詩7+*08-4-17
さくら- 舞狐自由詩3*08-4-15
ひとりごと- 舞狐自由詩4*08-4-9
こんな日は- 舞狐自由詩3*08-4-7
さあ!- 舞狐自由詩4*08-4-3
夜桜- 舞狐自由詩3*08-3-31
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