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今日父と帽子を買いに行った。それでも父は満足しなかった。
大きい帽子は壱万円もした。
小さな帽子は八百円だった。
僕は小さいのでいいといったのに
父は受け付けずに壱万円の帽子を
レジのおねぇ ....
昨日からの鎖が千切れていくのがわかりますか。
俺はいま、緊張感をもってびしびしと実感しているのですが。

















聞こえない谷へのご案内。 ....
「ふわりとうかびたい。」





わたしに真っ赤なルージュはにあわ
ないから。
何を期待、しているの?




  (頭上の世界をささえる柱は有害な気がしてならな
   ....
欠けたピースは

故障していて

だから

覗ける

希望があった

白い帽子被って

裏切りのない

五月の

風には

灰色の影には

欠けたピースは

 ....
クジラが歌う

地球が姿を変えてゆく

GWを確信している

闘病は人相を変えてしまうけれど

楽しそうに消費してゆくのさ


五月の緑は

幽霊みたく柔らかで

精液ほ ....
ぶらぶらと

行くあてもなく


ぶらぶらと

輝く夜景を眺めながら

なんとなく

ぶらぶら
気付けば夜景の中に


ぽっかりと
穴の開いた心に

街の灯りが染み ....
近くの。通勤の途中にラブホテルが3軒、軒を並べてるんだけど。

まわりがふつうの住宅街なのでおかしな感じだけど、もとはといえばこのあたり、細い路地の入り組んだ下町だったからね。もともとからあるんだ ....
ふいに
あなたは苦しげな表情

しながらその

裏で

屈託のない笑顔を孵そうとするのだろう



混乱するじゃないか
混濁するじゃないか

感性が
僕の



 ....
やさしい豆腐と銀の猫
はからずとも はかなくとも

浮かべた鳥の苦笑い
つまづいても たそがれても

夏の香りと数え歌
うそぶいても 風ふいても

きみのせかいと僕の檻
とべなくて ....
この世でうまくやるために
生まれてきたわけじゃないんだぜ

俺は本当のことをいうよ
誰かがそれで傷ついても

この世でよろしくやってくために
生まれてきたわけじゃないんだぜ

俺はや ....
出来なくなって死ぬのは仕方ないが
したつもりになったり出来ないつもりになって死ぬのは馬鹿だ
傷や染みのひとつない手は綺麗だがそれだけであるように
日付変更と同時に更新しなくてはだめだ ....
コンピュータの前に一人の男が座っている
白い髭を豊かに蓄え
禿げ上がった頭を気にしながら



彼はサイボーグの父親だ
その心の原子までズームインしてゆきたいが
サイボーグの父 ....
真昼の砂丘では
犬の足跡と鳥の足跡が交差する
風紋が途絶えても
波が伴奏を続けているね
うねっているね

時折、後ろの足跡が
前足の足跡を追い越していく
鳥の足跡が見えなくなる
あの ....
あの日から遠いこころが始まった

そっちがいい

どっちがいい

気が向いたときだけ優しくできる


こらえきれず

きみを待ってる

ギター教室から

きこえる音楽
 ....
年老いた彼はいつも
解剖学者の手つきで
本を読む

夏草が道を覆い隠す勢いで家中に繁茂した本達は
彼の手が触れた瞬間にほんとうは
喜びでかすかに震えてしまうのだが
自分たちは死体 ....
山のふもとで犬と暮らしている男はある朝
冷えた鉄を額に押し付けた


男は日の出と共に起き、歯を磨き、顔を洗った
薪ストーブの上でうどんを煮込み味噌で調味し食べた
丁寧に茶を淹れ、少し冷ま ....
青い髪のターヤと、今もふたり虹の入り江で暮らす

ロック歌手であった過去の名声を捨て、女となった私にとって、砂に覆われたこの素晴らしい死の世界では、レゴリス――月の砂――は敵であり、また味方でもあ ....
夜風を、友よ、

ぼくは、青春と呼ぼう、


黒の日だまりのなかで

ひとりを抱えて

自転車をこいでいる

いくつか光を過ぎて

セルロイドみたいな

外灯のそばの新緑 ....
女子トイレに入ってきた
あなた
あっと小声上げたと思ったら
ばつの悪そうな顔して出ていった

なんだかおまぬけで可愛いよね
あれれ、わざとかな

石橋は疑って渡れ

ほとんどの誤り ....
曇り空

あの雲を
踏むことができたなら

頭の上には
見慣れない景色があるんだろうな


太陽の光が
雲に反射して
綺麗なんだろうな

一面に広がる白と青


その世 ....
無情に泣くならアカネ色
光の獣、敬愛の人、
連れ去っていってくれませんか
黄金の人、あの角まで知ってる君で


無情に泣くなら隅っこの
過去になる、それをひきずる愚か者、
光の ....

それにしても狼
曠野を駆ける全能の捕食者
我々の祖先たる狼
その誇り高き彼らが
牙も毛皮も持たない猿のなり損ない共と
なに故友好関係を築いたのか
俺にとっての永遠の謎の一つ
信じた ....
{画像=080426092028.jpg}
さあさ みなさん
手を繋ぎ、
夜の踊りを踊りましょ。
赤いライトの輪の内は、
ヘモグロビンのタンゴです。
蒼いライトの輪の内は、
黴びた膚肌( ....

わたしの好きなひとの眼の中には
いつでも空がひろがっている
外が雨でも嵐でも
すこんと晴れた青空の眼だ
することが何もない
曇った日曜日なんかには
一日中好きな人の眼を見ている
そ ....
球形のケーキの上には
おおよそ海、あるいは緑
そしてかわいい人形たちがいくつも乗せられて
でっかいナイフで八等分
中から苺ジャムがあふれ出て
人形たちの形相は一変
重力のままに
神様のお ....
ララバイの音にかかる虹の向こう側
踏みもしない舞踏にみるその土地に
わたしは夢をみていたことがあるの

星の肩で目を覚ますといつもの青空は遠く
悩みごとはレモンのように溶け
わた ....
まともな感覚
正しい事は正しい
悪は悪と言い切り 思い切る

感覚が狂わされ
魂がギタギタに切り裂かれている

善良な魂 保つ者よ

テレビを静かに 消せ

音に飢えたら ベート ....
この箱の色は メンソール
緑色とくりゃ メンソール

吸って スッとして
吐いて ハッとして




ニコチンマン ゴーゴー
ニコチンマン ゴゴゴー

 ....
{画像=080420120408.jpg}
救いのない旋律 / 救いのないコトバ

うつむいて歩くときの / 手のおきどころにこまる

あついコトバはなくて / 青くひかる煌めき

静か ....
革命家どうしの恋があった

恋は愛に変質していった

執着としての愛に

恋ごころとしての愛に

それは宝石のようだ

宝石の透明ないろをしていた


あきらめてはいけない
 ....
西日 茜さんの自由詩おすすめリスト(826)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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はげしい粘着質の告白、- 榊 慧自由詩808-5-5
とんでみせたら- 榊 慧自由詩408-5-5
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五月- 吉岡ペペ ...自由詩208-5-5
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花という花をあなたにあげよう- umineko自由詩8*08-5-5
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