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ひとつの悲しみが
シャボン玉と一緒に消えた
辺りをどんなに見渡しても
答えなんて見つからなかった

雨は降っていなかった
どうせなら夜になる前にと
目を閉じて星を数えた

ひとつふた ....
桃の心臓をかちりと割ると
滴り落ちるのは
椿の深い唐紅花の唇
涙より沁みるのは
歯茎から抜けない
本心の建前
みずみずしく透き通るのは
海に砕けた夏の記憶
恋の夜に{ルビ馨=かお}るほ ....
    もはや此処には
    やむことのない雨しか降らない



  きみの水晶体についた
  糸屑みたいな傷
  それは世界の
  傷だ



    もはや此処に ....
捨てるように なぐり蹴るように
削ぐようにして
落としていっても
それはあなたの  ものだ  よ。


てのひらに集まる
てのひらによせるならば
そう 小さな花びらのやさしさで 
包 ....
血のにじむ空をゆびでなぞる
なぞりながらする自慰の必然性で結わかれた髪の毛のリボンがほどけていく
地下鉄の券売機の中に吸い込まれていく札をみている
どこにいくんだろう
あたしはこれに乗っかって ....
梅雨どきに疲れがでるんだなんて

あなたはやっぱり年をとったんだね

地球がうまく見えないんだなんて

ちょっと余裕なさすぎなんじゃない


かんぺきな芸術

あとだしジャンケン ....
{画像=110719004209.jpg}


ヒュール ルルーと
消防車が喜びの声を上げ
夜の町を躁(はしゃ)ぎ回る。

初夏の夜は
不思議に透明で、
サイレンは色硝子の曇りのよう ....
そうだ
あの夏の日に見たのは奇跡でも何でもなくて、ただの現実だった
忘れないようにしている



僕らは、三丁目の角を曲がることにしていたのだ
赤信号の下にいた少女の制服はすでに白襟の ....
東京タワーのライトアップは暖かい

都心のビルから漏れる明かりは
眩く刺さる白色光ばかりで無機質だから
高圧ナトリウムランプのオレンジの光を纏った
東京タワーに救われた気がして

ムキシ ....
昼過ぎ、公園。
少しずつ、子供たちは増えていく
笑顔、笑顔、笑顔、笑顔。
ブランコ、ジャングルジム、シーソー、滑り台
誰かが泣いてる。
夕闇、公園。
喧騒の中で子どもたちは染まっていった
 ....
笑い声をくれたひと

ぼく、ドジった。

僕にあんなにあんなに
笑い声をくれた人

僕にあんなにあんなに
笑顔をくれた人


あなた方がいなっかったら
ぼくはこんなに楽しくは無 ....
白い絵の中に
あたしひとり
どこかしらへ続く道の上を
あるいている
果てなのか
入り口なのか

雨が降ってきた
どこまでも{ルビ清=す}んだ
スコール 激しく
白い絵は白いままで
 ....
ちりぢりになった
個はなぜ
女として固まるのだろう

いちど断裂せしめられ
求心力により
私の中で女と言う星がやがて
かがやく

寂しくて
悲しい
心の奥底の詩は
男としての小 ....
何回しても
いくつになっても

慣れることなく
いつも
いつも

恋する気持ちは
初心者で

いつも
いつも

経験が
モノを言わない

それが恋
{引用=
あまいあまい
ねむりのあさい
ゆめをみていたの
そう、きみのゆめ

コーヒーに
ミルクをたくさんいれて
おさとうをとかしたみたいに
なんだか
ねぼけている
はくちゅうむ ....
 
 
台所で人形を洗っていると
まだ生きた人しか洗ったことがないのに
自分の死体を洗っている気がして
かわいそうな感じがしました
列車が到着したので
あまり混んではいなかったけれど
 ....
降りしきる雨の中
鞄を傘にして男が走っている
僕は喫茶店でアイスティーを飲みながら
ガラス越しにそれを眺めている

あの男の人のことを
辛そうだとか
悲しそうだとか
形容するのは簡単だ ....
{画像=080602022745.jpg}
波打ち際に沈む
ガラス片のように
毀(コボ)れて
流れて
静かな時間の中で
出会いを待っている

満ち足りた時間が
角を丸く取り
いく ....
松林のにおい
やわらかに透過する光
あなたのその目じりのしわが好きだった
波風がうばっていく言葉に
その想いものせて

わたしたちはあめふらし
ふいに雨音が恋しくなる
傘の下で肩を並べ ....
閉ざすとみえることがある
開くとみえることがある
両方同時にはみられない

欲張りなわたしは迷う
さあ、どうしようか
目を、口を、耳を

心は、出会う人々が勝手に開閉していく
わたし ....
電気を早く消しておくれよ、瞼に電気がチラついて走って躓いて擦り剥いてその跡が焼け付いて眠れやしない。あんまりにも雨が泣くから夕焼けが真っ赤に腫れている。グラデーションのパレットをひっくり返して迷い込ん .... 衛星から世界をのぞいたら 全部見えちまう

幼稚園のころなんて あの角を曲がった先だってどきどきだったのに

世界で一番高い山はエベレスト

一番低い温度は-273度

鍾乳洞は石灰の ....
         080601




広辞苑を投げ捨てる
コウジエン
麹黴の生えた御飯を
お酒にするのだと
強調するので
御飯はお箸で頂くのです
手づかみは余 ....
天涯孤独だからさ…
それは、あなたの口ぐせ

帰るべき家があって
待っていてくれるひともいる

それなのにどうしてそんなことを言うのだろう

こころの空白を満たそうと
終わりの無い旅 ....
片手くらいの
かわいい顔した手帖があって
女の子のような
詩がたくさん書き連ねていた
僕には
春の風を思わせる旋律が聞こえ
夏の陽気さを感じる水彩画でもあり
ちいさな言葉たちだが
海原 ....
あなたは
初めから
そっと隣で見ていてくれた


あなたの一言に
心満たされ
涙したり
笑ったり


癒しと言う言葉の持つ意味は
きっと
あなたのような方の為に
存在するの ....
ことばの森の中
今日も歩き続ける

迷い込んだ
ずっと奥深く
流れていく
ささやかな小川は
さら さら と
どこに
流れ着くのだろう

ことば
それはただの
ツールにすぎない ....
おばちゃん お花綺麗だね
小さな甥の手をつなぎ散歩をすると
道端の花にみとれて
顔を近づけては嬉しそうで
お歌を歌いながら林檎畑を歩くのは
葉っぱ一枚震えるのにも 笑みがこぼれた
 ....
小鳥が木々の間でさえずる
東からの陽光は力いっぱいカーテンを押し
木と木の間の陽だまりの陰
微弱な風に誘われ 揺れた

飛翔の者
その素早い軌跡をガラス戸に焼きつけ
さえずりは空に昇り  ....
閉店間際のショッピングモールで、
世界で一番安く靴下が手に入ると友人は言っていたけれど、
生憎、今日は雨降りだから
せっかくの靴下が濡れてしまうね。

それはそうと今日、仕事帰りに駅で外人に ....
西日 茜さんの自由詩おすすめリスト(826)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
流れ星- sui自由詩408-6-4
水蜜桃- 月下美人自由詩14*08-6-4
不感- 草野春心自由詩308-6-4
朝についたシミ- 唐草フウ自由詩6*08-6-4
梅雨前線- モリマサ ...自由詩18+*08-6-4
地球がうまく見えないんだ- 吉岡ペペ ...自由詩908-6-4
初夏の夜の風景- beebee自由詩708-6-3
ソーダ水にまぎれる夏の日とは- たにがわ ...自由詩408-6-3
暖かな_ライト_アップ- kauz ...自由詩3*08-6-3
夕景描写- 戒途自由詩108-6-3
笑い声をくれた人- panta自由詩108-6-3
白い絵- 唐草フウ自由詩7*08-6-2
夜のささやき- まきび自由詩408-6-2
初心者- 舞狐自由詩8*08-6-2
薄目- ゆうと自由詩1*08-6-2
笹舟- たもつ自由詩16*08-6-2
ガラス越し- 1486 106自由詩3*08-6-2
硝子の欠片- beebee自由詩7*08-6-2
あめふらし- ku-mi自由詩18*08-6-2
コントロール- ここ自由詩508-6-2
reverse/imitation- aidanico自由詩408-6-2
短角牛の小さな世界- 短角牛自由詩208-6-2
強い- あおば自由詩7*08-6-2
支えられるひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*08-6-1
ちいさな手帖- 乱太郎自由詩25*08-6-1
恋文- 舞狐自由詩10*08-6-1
アリス- こゆり自由詩16*08-6-1
シャウト- 砂木自由詩11*08-6-1
小鳥- アハウ自由詩308-6-1
駅ロータリー周辺に降る雨は止まずに- プテラノ ...自由詩508-6-1

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