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月を遠ざけるものを捜して
迷い込んだ森
薄紙で封印された
わたしを引き裂いて
生まれてくるものがある
皮膚がわたしを押さえつけていた
だから、だ
破りとられて流し続ける
温かい ....
波打ち際に作られた砂山
いつかのあなたのよう
私の胸の潮騒
いつしか海にかえって
行き先も知らない船から
紙テープを投げて
わたしは今日、生まれよう
別れを告げるために投げるのではなく
離れるために切れるのでもない
風に大きなループを描き
旅立つために
....
知らないことが多すぎるけど
それは知りたい事じゃない
空が青いときは
夜の暗さを忘れるように
星空を見上げるときは
雲の形を忘れるように
二人はずれていく、す ....
ひどく深い山奥に
その百貨店は建っていた
百貨店といっても実際にはよろずやで
それでも、食料品から最新のテレビまで
なんでも売っているのだ
ダムが出来ると
集落のすぐしたまで水面になる ....
シャッターを切るよう
指で切り抜く仕草
ゆっくりと人差し指で
黄金比率を探してみる
無数の頂点を結んでいくと
地球の作り方がわかる
とどめられないものだから
測ろうとするけど ....
お囃子の笛と太鼓で空腹だ
手をつなぐと、焼きそばが食べたくなる
{画像=080517220430.jpg}
海岸線のガードレールでもなく
尾根を越えていく高圧線でもない
届こうとするものは
いつも不完全で ただ
どこか、まで続いていく
アルシオネの円周でも
火星が結ぶ軌道でもない
繰り返す ....
真昼の砂丘では
犬の足跡と鳥の足跡が交差する
風紋が途絶えても
波が伴奏を続けているね
うねっているね
時折、後ろの足跡が
前足の足跡を追い越していく
鳥の足跡が見えなくなる
あの ....
西日 茜さんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あわせかがみ
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たりぽん ...
自由詩
22+*
08-10-19
胸に打ち寄せる
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たりぽん ...
携帯写真+ ...
8
08-8-19
冬の港で生まれた
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たりぽん ...
自由詩
24*
08-7-18
ある断層について
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たりぽん ...
自由詩
12*
08-6-1
あのポスト_(_2008_)
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たりぽん ...
自由詩
18*
08-5-24
ぼくのつくりかた
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たりぽん ...
自由詩
7
08-5-21
祭りの夜に今日は終わらない
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たりぽん ...
自由詩
3
08-5-17
ツォルキン・ステップ
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たりぽん ...
自由詩
20+*
08-5-6
(交差する浜辺で途絶えても)
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たりぽん ...
自由詩
7*
08-5-3
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