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愛することは酷く醜いから、と
僕は君を殺しているところ
馬鹿みたいに笑って
苦しいほどに触れていた
冷たい今に

「凍える日々を過ごしました
 君がまた少し遠くなりました
 漸く何も見 ....
おうちに
赤ちゃんが
うまれた

赤ちゃんは
眠ります

すぅ すぅ
くぅ くぅ

赤ちゃんは
泣きます

ぎゃぁ ぎゃぁ
きぃ  きぃ

赤ちゃ ....
輝かない太陽がほしい
そばで暖めてほしい

鈍い太陽が私の気持ちに
気付かないように

それでも、私は輝くの
太陽に見ていて欲しいから
独占欲が苦しいの
輝かないで
夕焼けとか月とか

星の光る夜空とか

もちろん、美しいよ

でもね

枯れ葉とかマッチの火とか

水道から流れ落ちる水とか

そんなものも、美しいと思う

こんな美しさに ....
今明日一分前
一分後には明日

何百回
何千回
何万回…
この時を過ごしてきたのか

あの針が一つ動くその前に
あなたの夢をみて
復讐の計画をたてるのです

枕も乾き切ったその ....
新しい人が来たので
かじかんだ指を暖めていた子は
背中をまるめてそっと
席を立った

それは
あまりにも静かに行われたので
だれかが席を立ち
新しい人が座ったことに
だれも気づかなか ....
ふと想う
叫び声は空気に
やがて 空は聞き流す

「もう少し後だよ」
彼は囁いた
そんな微かな声を
追い求めていた

それは きっと
手に触れることもない

すべては幻想だ ....
ご飯を食べられないから
せんべいと
ミネラルウォーターだけで
生きてみようと思う
というとあなたは苦笑して
もっとやせるよ
と言うんだった

冗談ではなくて
吐いてしまうのだと話すと ....
わかってたよ

そうだね、
君は優しいから

いつでも君のが
うわてだった



そうだね、
心を許しすぎた

安心しきっていたんだ



わかってたよ

君 ....
眠れない夜が続いていたのは
抑えられない舌の渇きのせい
肩書きを餌に抱いた女は
体以外預けてはくれなかった

煙草の煙に乗せた別れの台詞も
すべてはシナリオ通りの流れ
このまま誰一人愛す ....
わたし
もう
あなたに会えない
って思ったけど

だんだん
平気になって
そのうち
本当に気にならなくなって
好きな人が生きていた
何度も死ぬと、言っていたのに
ばたりと出合った街の角

生きていないのかもと思っていたのに
生きていたから悔しくなった

生きていたら言うことを
たくさん抱えた唇 ....
虚しいとは なんとムナシイ気持ちだろう

きっと僕の頭には

すべての感情のレシピが入っていて

ホルモンやらなにやらが働くのだ

そのレシピのページ選択の正解を人生で学ぶのだ

 ....
悲しいときにうたうときがある
嬉しいときにうたうときがある

少しむかしに流行ったような歌
けしてうまくはないけれど

とどめるようになだめるように
うまくはうたえないけれど

悲し ....
胸を小分けにして笑う
そのうち一つに
また今度を添えて
空に指をならす

ひそひそ声が聞こえても
隕石を夢見ても
昇らない場所を守る
私の

手の中で回る軌道
見つめて
後ろ髪 ....
+ うららかな午後 +

体温が地熱と交わる午後に
ミントチョコをくわえるケダモノは
あたためたミルクを一口飲んで
青ざめた頬をバラ色にそめる


+ キラキラの夜 +

遠くのイ ....
買い物に出かけた初冬の街角で
あのひとの姿を見かけた
両の手のひらをパンツのポケットに入れ

開店前のパチンコ屋に並んでいた
私の姿に気付くこと無く

他愛も無い夢と引換えに大切なものを ....
ひとが個である以上
どれだけ相手を愛しく想っても
決してひとつになることはなくて
触れ合う肌と肌の隙間には
宇宙より果てしない距離がある

その隙間が切なくて哀しくて
必死に ....
 
むかし恋をした
ひとたちの
面影のすべてが
あなたにはあるものだから
恋がいくつあっても
足りることはなかった

肩をならべて
星空を見ていた
あなたが僕の
僕があなたの
 ....
路線名どおり
東京を東西に貫く電車
地下鉄のくせに半分近くが高架線で
快速電車も走る らしくない路線

学生のころ
思いたって全線を乗り潰してみようと
中野駅から西船橋駅まで
無意味に ....
東京都内上空500mより
10回目の飛び込みジャンプ 開始
慣れた動きで 美しい(と私は信ずる)弧を描き

成功

ビルディングの縁には相変わらず子供達が
退屈に足をぶらぶらさせながら合 ....
立ち止まる太陽
雪のピュアネス
動乱が
窓を開く

なだれに乗ってやってきた休符に
線路はすべて塞がれてしまった

(鍬を捨てよ
(鏃を追え

子らの間にはおおらかな ....
「僕」

僕が僕である認定書を落としたのは

早春のこそばゆい若葉の中

僕が君でない証明書を探していたのは

初冬の血の気の失せた枯葉の下



「君」

地方都市のヤン ....
{画像=071224181905.jpg}

夜道をぼくは、ぼくよりも前へ出ようとする
影の足を踏み付けながら、駆けるようにして
歩いて来た。街も木も灯も見ずに、ただ足元
ばかりを見詰めなが ....
思うところ
わたしにとって
手は、わたしの手


いつからか、この白い手が
小さいと知ったのは


知らなかった

やわらかな
ピンク色の

教えてくれた

血が通う
 ....
列車の窓が
長いネックレスのように煌き
横たわって走っている

街はもう影を落とさない夜更け

きみがほら、こころ震わす音楽を
あなたがほら、光り輝く宝箱を

見つけて、染めて、頬を ....
いつでもよみがえるし

いつでもそこにゆける

天体の運行は

まだ気象みたいに

崩れてないから

五年まえの金曜の夜

冬の星

こんな散らばり方してた


きみ ....
つまずきなさい、
何度でも

ほんとの意味のつまずきに
出会うときまで
何度でも



傷つきなさい、
何度でも

深手のつもり、で
いられるうちに
癒しのすべが
 ....
 雷鳴が
 手を伸ばす

 息もつかせぬ濃黄色の
 速く密かに追い来る
 影

 覆いかぶさる灰の匂いの
 かすかな
 水の手触りに

 あなたはもう二度と
 ....
くるくる剥いた林檎の皮が
包丁持つ手にぐるぐる巻きついて
気分はまるで蛇使い
蛇の色の鮮やかさに恍惚
とする自分にエクスタシー

赤い風船 くもり空に飛ばして
太陽みたいだね、って
指 ....
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