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僕から君へ
それは届かないかもしれないけれど

届いてしまったなら
ごめんなさい
僕は
それが届いてしまった
世界であやまってばかりいた

ねえ、おかあさん
ここはどこなんだ ....
ジーパンは死人の包帯

渇いた大腿部を

外灯が

曇り空の

なみだのように垂れて


ネオンは

地上で

唯一のひかり

同伴の

女は死化粧

妄想と ....
林檎の艶は 
きみに似ている

口を酸っぱく言われても
じゃれて、もつれた笑顔が
子猫の甘噛みのように
僕を誘うから

僕をどうか響かせて下さい。
そのしなやかな、指先で、

き ....
両手いっぱいに抱えた色

おばあさんには赤を

泣いている子供にはオレンジを

爽やかな恋人達には輝く白を

配っても配っても
なかなか両手は空にならないから


一番大切な人 ....
暮れる山際を 今一度あたためて
きみの羽音がやってくる
ぼくの傍らの くろぐろとした草のかげに

あしもとの 見えない流れを聴きながら
ぼくも羽を震わせてみよう
この盆地の細長い空にかわる ....
屑かごに捨てられた屑というもの
笑顔だったりする

捨てられても
笑っている

シワがよって
泣いているように見える笑顔

泣いているように見える
わたしの心

資源ごみは
 ....
欠点はね、
やさしく撫でられたら
十分なのです

無理をして語らないでください

いろいろな角度から
見つめないでください

寄りそうだけで
よいのです


見渡せば ....
神様の存在は

哲学的な

透明な

冬の日のかなしみ

午前のひかり

埃くさい言葉たち

その反語たち

神様の存在は

哲学的な

透明な

十一月のから ....
ふたり、
ってなんだろ。

あなたと撮った
ふたりの
写真を見ると

いつも
あなたは
おれの右腕に
ひしっ、と
左腕をからませ
笑っている。

「満面の笑み」
との形容 ....
 
十くらいはなれた
妹に
よく似た娘に
やさしくしてしまう

やさしくした後で
そのうかれた顔は何だと
誰かに言われたわけではないけれど
きっと僕は
そんな顔をしてる

もっ ....
だれかを傷つけたり

SOSを聞けなかったり

たいせつなひととはいつも

まずい別れかたばかりしている


ひとは事実ではなく、言葉に反応する、

二年まえいったセミナーで覚え ....
眠れないんだろうな
なんて
思う夜はやっぱり眠れなくて
二時間もすれば
なんだか
現実味もない夢で目が覚める

ヒーターの残り火が
まだ部屋をぬくめているようで
ぬるい
そんな朝は ....
間違っていたら、ごめんなさい


いつ、どんな時でも
一緒にいられなくて
ごめんなさい

いつ、どんな時でも
優しくなれなくて
ごめんなさい

いつ、どんな時でも
励ましてあげ ....
今日もこんな時間

なぜ生まれてきたのだろう
 
嫌という意味じゃなく疑問


僕がHEROならば分かりやすくていい

でもHEROじゃない

HEROならば誰のHERO

 ....
二人で均衡をえられるように、ひとりは少し前に座った。

錆びた支点が何度もギーガー、鳴って、夜の星は笑った。

それから、、ジャンプして重力のないところまで行こうとした。

着地した公園に ....
冬の女王がローブを翻すと 雪は地に口付ける

棺に眠る秋を抱擁する腕は 冷たく

眠りは永遠のように凍り付いてしまう

その腕は 剣のように鋭利な 痛みを持って

空から降るいつかの春 ....
どうして いつも目を伏せてまえをみるの
どうして 気がつくとタバコのため息なの
どうして 何もかもあきらめている風なのに またひとりなの

しってるよわかっているつもりだけど
隣にあたしがい ....
レスポール 叩きつける
マーシャル

ズタズタになるまで

合わせる チューニング

針の穴 鍵穴
星も出ない夜、
寒さに静まり返り
冷たさだけが
消えた街灯の下に
佇んでいる
よる、

眠りに付こうとする
皺だらけの手が
手を伸ばすと
両の肢がでる
大地は俟っている

 ....
 
金曜の夜
僕は誰かを探しに行く
誰もいないその街へ
つめたいビールが飲みたくて

土曜の朝
知らない誰かと眠ってる
眠りから覚めれば
またひとりぼっちになるから
夢を見つづける ....
何度 歌を歌い
何度 母の料理を食べ
何度 人とせめぎあい
何度 ギターを弾き
何度 傷つき
何度 ダーツをし
何度 本を読み
何度 病を得
何度 詩を書き
何度 人と愛し合ったろう ....
諦めなければと、思いながらも
わたしはこの椅子に腰掛けたまま

忘れなければと、思いながらも
わたしは開かない扉を見続けている

ひざを小さく折りたたんで
ひざを抱えて
寒いわけではな ....
君は僕とセックスしたかったのかな?
僕は君とセックスしたかったのかな?
「いいよ、好き、きて」ってかわいく言ってくれたものね。
人間不信の僕は恐いけど信じたさ、僕だって好きだもの、セックスしたか ....
 
ウィスキーの
琥珀色の
その向こうに
浮かぶ世界を見ていた

一瞬の絵のように
今日の一日が
そこにあったのだ

ちびちびと飲む

ぴちぴちと
魚が跳 ....
俺がおかしいだなんて 君…
そうかもしれない 俺は
行き交う普通の 人のなりで
硬い殻に囲った 中にいる

人は自由だ
大腕で 人の間を流れる
止める何もなく 手をかざす者も そんな
 ....
赤い音ってどんな音
青い音ってどんな音

耳元を白い色がかすめる



飛ぶ音ってどんな色
浮かぶ音ってどんな色


閉じた瞼の裏を
透き通った黒が響く ....
2人の時間がうまく回らなくなったのはいつからだったろう


僕は君を思い

君は僕を思った

でも、無理だったね

僕は君に優しさを

君は僕に愛をくれた

でも、無理だ ....
秒針の一周で
思い出すこと

君の瞳
君の笑顔
君のくちびる
君の言葉
君の仕草
君の指先
君の髪の色
君の肌の色
困ったとき見せる君のさみしい目
ふくれっつらしてほんとにふく ....
小さな 小さな 観覧車

六つの部屋しかない

観覧車の先には
暗く長いトンネルがある

小さな 小さな 観覧車

僕はその内のひと部屋に押し込まれた

残りの五つの部屋は空き部 ....
 
ただしい船が
たくさん
海に浮かんでいる

沈まずに
まっすぐに
まちがいのないところへ
向かって進みながら
ただしさだけを保っている

嵐にでも遭ったのか
うちあげられた ....
瀬田行生さんの自由詩おすすめリスト(532)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ごめんなさい- 小川 葉自由詩408-12-10
妄想と喪失の息吹- 吉岡ペペ ...自由詩408-12-10
その、しなやかな- さくら自由詩9*08-12-9
抱擁- 舞狐自由詩8*08-12-9
盆地夕景- 高野川う ...自由詩3*08-12-9
屑の話し- 蒼木りん自由詩308-12-8
同心円- 千波 一 ...自由詩8+*08-12-8
神様- 吉岡ペペ ...自由詩408-12-8
ふたり- 草野大悟自由詩6*08-12-8
- 小川 葉自由詩21*08-12-8
まずい別れ- 吉岡ペペ ...自由詩608-12-7
眠れない朝に- かんな自由詩4*08-12-7
間違っていたら、ごめんなさい- 北斗七星自由詩2*08-12-7
朝焼け- クロイソ ...自由詩308-12-7
シーソー後の着地- 南円陣自由詩108-12-7
ゆき- 湖月自由詩408-12-6
ネェきみ- 佐和自由詩508-12-6
君が夜- 光井 新自由詩2*08-12-6
球体- aidanico自由詩508-12-5
つめたいビールが飲みたくて- 小川 葉自由詩4*08-12-5
スティグマ- 麻生ゆり自由詩4*08-12-5
身近な絶望- 暗闇れも ...自由詩108-12-5
「君とセックスのできない僕と君との最大の快楽」- うおくき ...自由詩9*08-12-5
ウィスキー- 小川 葉自由詩408-12-5
スーパースター- K.SATO自由詩2*08-12-5
曲線音色- 北斗七星自由詩4*08-12-4
ハグルマ- 中谷 カ ...自由詩108-12-4
秒針の一周で- umineko自由詩17*08-12-4
観覧車- レッドラ ...自由詩2+*08-12-2
ただしい船- 小川 葉自由詩408-12-2

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