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うすめられ 重い
緑の水
咽の狭さ
滴の擦る音


昼の天体
気づかれぬ祭
諌める仕草に揺れる
河口が海へ捧げる花


けむり ざわめき
あふれ出る影
 ....
平等という真実が
最も厳しいと
優しく貫かれた路


自由という言葉が落とされた
gustのように
わすれもの


水に浮かべてみれば
遠くへと届くだろうか
風の気持ち
 ....
遅刻しそうになって
朝食を喉につめて
走って小学校に行く
教室に入ったとたんに思いだす

今日は図画工作の日だ
先生から新聞紙や糊やハサミや色紙を
持ってくるように言われていた
ぼくは ....
 
 
ひとごとのように
じぶんをかんがえたい
XさんはYさんに
やさしいことばを
かけてあげたかったのに
ふたりのあいだにもうひとつ
アルファベットがあるきがして
そのけんきゅうに ....
愛ってなんだろ
ぽつりと吐かれた言葉がフローリングの床に落ちて
それは真っ黒な染みになった



白いワンピース
春色の爪
茶色のフローリング
漆黒の染み
ピエ ....
夜が明けてしまえば
君の正体はバレるんだ


嘘で塗り固めた
何よりも堅い仮面がはがれて


隙間から溢れ出る真実に
君は悲鳴をあげるんだ


上書きした嘘は
重かったろう
 ....
 雪の街が歩く
 滑り転んで株価が白む
 女が女学生になって
 子供のような澄んだ顔で
 街の夢案内人になる
 魅入られたのはスリップした男と女の衝突事故 ....
灯のそばでうっすらと伸びていた その木の影がわたしの道だった。

ひたむきに 踏み外さないよう ゆっくりたどる。

かたくなに 閉じて 進む。

ひかりを割いた道 わたしを護る。

て ....
くるね
月面から
なんだかくさいものども
薄くのびっぱなしになった
水の網が
どぼどぼくるね
泥水を渡って
めんどうなからだを
しょって
がやがや
くっちゃべってる
たのしそ ....
夕暮れの
韓国料理店の
店先に
出された
長椅子
の上に
地球儀が
鎮座する

海の色は
リアルに
青く
塗られている
くせに
陸は
ピンクだの
レモンイエローだの
 ....
ヘンゼルとグレーテルは
かしこさとかわいらしさで人気だけど
ほんとのところは
名前がよかったんだと思う

ヘンセルとクレーテルだったら
だめだったと思う
魔女にも勝てないし
道にも迷わ ....
 *
もしも…


この世の全てが
この掌すり抜けて行く風の内に
記憶を留めるのであれば
私は此処に居て
風を嗅ぎ
風を聴き
風を噛み
風を観て
ただそれだけを糧に暮らすだろう


 *
もしも ....
北陸のある地方では
おたまじゃくしや小魚が空から降ってきたらしい
不思議なこともあるものだ
ありがたいと言いながら年寄りが
空に向かって手を合わせている
そんな姿をテレビでみた
そのひとの ....
とにかく自尊心を大切にし、
自分を卑下したり罪悪感を持ったりなどしないこと
君に大切なのは、自信を持つこと
自信を持ったとき君はまさに鬼に金棒
閻魔大王も恐れ震え上がる
それは法則。法王の遣 ....
眠魚が飛び交い
孤鳥が泳ぎ廻る
零と位置の世界

愛を捜す獣
花を忘れた荊
錆び付いた剣
響嵐の宴

その牙と
その棘と
その鋒で
永久に仇なす
疵名を結ぶ
毎夜毎晩
月 ....
空に向かって
手を伸ばしてみる

今日は曇り空だから
見えないかな

伝える手段は多いけど
本当までは伝わらない
それでいいと思うんだ

大きくて重くて
多くて熱くて

怪我 ....
さしみこんにゃく
さしみこんにゃく
さしみこんにゃく



と3回唱えると

アラ不思議


すこし笑ってしまう
口喧嘩したとしても
仲直りの機会とか窺うでも無く
当たり前のように手を貸してくれる

たとえばそれは
洗濯物でふさがった両手のかわりになってくれたり
ちんちん鳴り出したやかんをコンロから下 ....
毎日同じように
思い出を
過去に追いやる
昼間の温室

外側から見えるのは
ずっと小さかった頃の
私の影
錆びた鉄骨の湾曲と
陽に焼けて
曇りのある硝子
の 青空と積乱雲を
見 ....
空の低いところ
まる が
貼り付くさま
きれい
薄紫の
ほくろ ぴたりと
空に寄り添って
引き摺られながら
消えた
また地面の下にゆくね
私の知らない裏側に
混ざりにゆくのね
 ....
右へ倣えってさ
右にはきっとすごいことが待っているんだ
だから僕はじっと右に倣い続けた
僕はずっと右に倣い続けたんだ
きっとそこにはすごいことが待っているって

僕は左を向くのが ....
きっと正しい人たちは
僕のことなんか嫌いだろうな
きっと正しい人たちは
僕なんか見えないだろうな

正しい人たちは
とても偉いから
僕なんかが話せたりする人じゃないんだな
 ....
光の跡を指で辿って
途切れては、また
切なる時間の中にいる


瞬きに願いを乗せることもなく


水面に寄り添うのは
想いが透き通るから


清水に耳を傾けるのは
貴方の声を ....
一つ仕事を下りるのは
大変な事
会社は儲けが絡んでいる
人的配置
関係者の生活

体の保障が掛かっている
一生をダメにしたくない。
後には引けない
口は災いの元
日頃の言動が
難 ....
世界はきっと一つじゃなくて
百億を優に超える数ほどあって
生まれては消え
生まれては消えを繰り返し
今、この瞬間にも
新たな世界が現れる

それは君だけの世界であり
これは僕だけの世界であり
そん ....
知らなければよかった

なんていう
ぼやきは

いつから発生したの。



自分を味方する
その言葉に
身を委ねて、甘えることは
弱いということ?



無知ゆえの ....
きみが運ばれて
いった、きみが
愛したものも、きみが
愛さなかったものも、ともに
運ばれて、断絶した

彼方とは
断絶そのもので、きみは
そこで
跳躍する


 ....
さいきんはーもにかにこっててね
うちにかえるとすぐさまとりすのこびんと
はーもにかをもってへやにこもるんだ
かぞくはなにもいやしないよ
かぞくはだれもいやしないんだ

せかいでいちばんの
 ....
     酒の呑み方を考える



田んぼに水が
入ったんだかどうなんだか
蛙の合唱を子守唄がわりに
うとうととしつつ我が生涯をなんとはなしに振り返り
いつの頃からか
我が人生 ....
ノックをしても返事は帰ってこない

薄暗い井戸に落ちていくのは

諦めた人達

安心したくていつも命綱を

硬く身に付けていた

辛うじて意識があるうちに

君に会いに行こうと ....
瀬田行生さんの自由詩おすすめリスト(532)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はずれ_ひかり- 木立 悟自由詩409-6-20
breeze- sya自由詩109-6-20
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グラフ- 小川 葉自由詩409-6-20
祝福- ロリータ ...自由詩1009-6-20
黎明ギミック- ナ ヲ  ...自由詩3*09-6-20
女の肩を揉む- ヨルノテ ...自由詩4*09-6-20
灯のそばでうっすらと伸びていた_その木の影がわたしの道だった ...- 瑠王自由詩3*09-6-20
グラビアビースト- 丘野 こ ...自由詩409-6-19
地球儀- kauz ...自由詩11*09-6-19
ヘンゼルとグレーテル- ふるる自由詩3*09-6-19
同胞(はらから)- 遊佐自由詩8*09-6-16
空の水- yo-yo自由詩9*09-6-16
帝王学- ケンディ自由詩1*09-6-16
信実の檻- みっきゅ ...自由詩2*09-6-16
送思荘愛- みっきゅ ...自由詩2*09-6-16
蒲団の中で考えたこと- shu自由詩509-6-16
憎めぬひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*09-6-16
温室- フクスケ自由詩209-6-16
太陽浴- 佐藤真夏自由詩9*09-6-16
右向きの世界- なかがわ ...自由詩109-6-16
きっと正しい人たちは- なかがわ ...自由詩109-6-16
- 中原 那 ...自由詩709-6-16
心のあり方- ペポパン ...自由詩10*09-6-16
世界は一つじゃなくて…- 遊佐自由詩5*09-6-16
untitled- fluffyfish自由詩209-6-16
きみはそこで跳躍する- こもん自由詩609-6-16
蛍はどこへ- 竜門勇気自由詩2*09-6-16
酒の呑み方を考える- ふくだわ ...自由詩309-6-15
変わっていく- こめ自由詩1809-6-15

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