すべてのおすすめ
 ごめんね、わたしといるとつまんないよね
 ほんとう、ごめんね

 つかれるでしょう?わたしといると
 だって・・・
 なにしゃべっていいのか、わからないんだもん
 だから、つまんない ....
まいにちカタログに類似品を追加して
不特定多数のみなさまに送っています
自分の言葉 というのも関連商品です
世界とおなじ大きさのサンプルがあれば
もっと売れるんだけどなあ
冷蔵庫が空と意味の境目を走る
洗濯機は今日も何かを言いそびれている
昔、電子レンジで猫を乾かそうとした人の話を
聞いたことがある
まさか自分がその当事者になろうとは
炊飯器が黙祷を始めた ....
知っている

野生の生き物たちが
自らの意思で立ち上がれなければ
どうなってしまうのかを

ふるえる膝を押さえながら
重たい身体を支えようとするとき
昔見た象の瞳を思い出した
陸上で ....
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
今朝ひとり海に行って
砂浜でナイフを拾い
海賊になる運命を知った

ああ
そうだったのだ
これまでの人生はすべて
海賊になるための
複雑な道程だったのだ

風をいっぱいに受けた帆が ....
その名残はもう届かない位置で
懸命に手を振りながら明日に挟まれていく
折り重なり、押し寄せる毎日の隙間
風化する
足跡はもうどこにも残っていないから
辿ることも
手を伸ばすこと、も

 ....
忍者になりかけてから
将来が心配になったので入ったのが大学でした
ここにはもう
学者はひとにぎりしかいないみたいで
あとはみんな
商社とか出版社とかに行くようです
父が忍者だったことを思い ....
沈みかけた夕日に
灰色のカーテンを浸せば
世界は爆発する


 *


うつくしい言葉を残すのはやめろ

あれは悲しみで あれは俺じゃない
僕のことを知らない

あなたはきまって
この公園で昼食をとる
いつからか
それは僕の習慣にもなってしまい
僕のことを知らないあなたと
会話をすることもなく
この公園で昼食をとる

 ....
開かれた朝の冷淡な舌の上に 
夜闇が傾く
燐を見たカササギの子は 
深く苦い光の中に 痙攣する
audivisti?
無を語るものたちの 産声を
audivisti?
腑を落とされ 抱擁 ....
細かにえぐられた容積を抱え込む椎の木立が潜熱としての意味を失う地点であてどなくさざ波は広がる。枝間からこぼれ落ちる木の葉ははじまりを告げる単音を虚空に受精させ大気がむららと熟するのを苔のように待つ。
 ....
首をかしげるのが可能である場合にだけ、地球を止めたいと思います。空を見上げるのはいろいろな事です、そして、するのが可能であるなら、まず一つ目はキックの話でしょう。




1.キック。

 ....
さかさまつげ と診断され
父に手をつないでもらって
眼科に通って いた頃

診察してくださった先生は
遠くをみつめなさい と言った

遠くの山の緑 遠くの景色を
とても 眼にいいか ....
母をおくる と
おそらく
わたしの半分が終わる

半分が終わる と
わたしには
守るものがたくさんあって

後戻り
できないことも
また
たくさんあるのを知って

さみしさの ....
忘れたころにやってきて
ああ そうだったねと独り空を仰ぐ
懐かしんでばかりいられない
私にはわたしがいる
君が誰かとsexしているとき
私は君の書いた詩をよんで
自分の小ささに頭を抱えてい ....
 堆積する僕らの羽で世界は作られるという話。


リノリウムの床を滑らない上履きの爪先
ゴム製の高音が窓に当たる
スーパーボールの見えない躍動
それが、君らの証しだ。 そして


 ....
私たちは、夜Aを置きながら、暗闇の螢光燈がわずかに照らす縁のNipponia nipponで停止します。 「それはのどが」 声にならない音のためにきしみやすく、最初に「重力がしっかり私をきちんと踏むか .... 午前三時、まぶしい日テレ
閉じた強がり、開き直り。囲繞。全然何も開かない感じ
死んだ貝みたいにメッセージがない。
待望される、着信
悪魔の燃料を蓄えているつもり。
全て100か0で割り切 ....
校長は絶好調!俺は田舎侍、
辻斬りするの、ザウルス
すべからく太もも弾け、
今日は良き日であるの、ザウルス
あっぱれ、俺は因数を分解する、
分解し続ける、ズシン
が、因数は俺を ....
仕事をやめたいやめたいと毎日泣きそうな顔で
働いているCさんは
今年で勤続十年表彰されて金一封

旦那と別れたい別れたいと
言いつづけたHちゃんは
第二子ご懐妊つわりも軽く順調

親な ....
バナナの十本に一本は
キリンでした
知りませんでした
その長い首を
その角を
その身体の中にある様々な器官を
たくさん食べました
たくさん噛みました
だから郊外の動物公園に行く ....
少しだけ死なせて、と
たった一人
君が言った
春の
うつくしい夕暮れだった
ぼくは
君なら死んでもいいと
思ったから
ばんご飯の時間には
帰っておいで、
と言った
ぼくは君が
 ....
1.

かみさまは、どこですか。



2.

かみさまは、どこですか。

道すがらたずねると
あっち、と指をさした人がいたので
ひたすら あっち、に向かって歩いた
歩いて歩 ....
その確率で失うものがあるのなら
その確率で得られるものも
きっとある

味わった悲しみは
次の喜びを増すためにあると
誰かが言っていました
先日花見にでかけたのですが
今年の桜は遅く満 ....
肩にまわした枝先から
次々に花が咲くように思えたのは
良く晴れた陽のまぶしさでなく
あれはそう
池のほとりから身を投げ出して
舞う花びらをつかまえようとした
少し危うげな
それでいて柔ら ....
夏、わたしのさみしさへ
はぐれた雲がひとつその影をおとしてゆきました。
青い空はわたしのものではなく
雲はしずかにながれてゆきます。
そのあわいかげにいつか はなの
しろいひとひらがあらわれ ....
指でつなぎとめ
奥にひろがるはずの
水をかくした葦の
叢で
わらい戯れてひそみ
その口をふたぎあって
ちいさな音に身を寄せ
ぬくもる鳥となった

あたたかい日に歩こう
の約束は ....
女だったら
ほぼ誰でもいい
面倒くさくなくて
うざくなければ
だって忙しいから
一年契約の
派遣の女の子に
毎年手を出してる
そういう噂
大した自信だね
断られたことないの?
な ....
眼、鼻、耳、口、毛穴
すべての穴に私たちは窓を取り付け続けた
窓に明りが灯ると私たちはそれを街と呼んだ
街が体中に繁茂していく傍ら
明りの消えていく窓がある
その浮力により
私たち ....
いとうさんの自由詩おすすめリスト(935)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オレンジ- 太郎本人自由詩22*05-5-5
そろもん(通信販売の話)- みつべえ自由詩305-5-5
家電- たもつ自由詩1105-5-5
流線型のその先に- ベンジャ ...自由詩7*05-5-5
スタンダード- 大村 浩 ...自由詩55*05-5-4
出帆- 大覚アキ ...自由詩405-5-4
僕らが消えてしまったころに- 霜天自由詩1305-5-2
忍者- 高橋正英自由詩10*05-5-2
世界- 黒田人柱自由詩3005-5-1
黒い手- ベンジャ ...自由詩8*05-4-25
- 葉leaf自由詩5*05-4-23
滅び- 葉leaf自由詩12*05-4-22
蝶よ流線をなぞる- nm6自由詩6*05-4-21
とおくを_みつめなさい- 砂木自由詩58*05-4-20
母をおくる- umineko自由詩31*05-4-19
詩か- madoka自由詩505-4-18
堆積する、あらゆる羽で世界は作られる- 千月 話 ...自由詩11*05-4-15
ミッドナイト・サン- nm6自由詩9*05-4-15
真夏の夜中から明け方にかけての少年- hayasakaakir ...自由詩5*05-4-14
ザウルス- たもつ自由詩605-4-13
三日月のてっぺんで恋人を待っている- 大西 チ ...自由詩12*05-4-12
キリンバナナ- たもつ自由詩505-4-12
- ピッピ自由詩1205-4-11
かみさまについての多くを知らない- 望月 ゆ ...自由詩43*05-4-10
その確率で- ベンジャ ...自由詩14*05-4-7
桜の木の下で- ベンジャ ...自由詩905-4-5
わたしのさみしさは- 浅見 豊自由詩10*05-4-5
水鳥- 田代深子自由詩1205-4-2
醜い期待- チアーヌ自由詩705-3-31
- たもつ自由詩1105-3-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32