すべてのおすすめ
繁殖するキウイの輪切り 
あなた 傍で眺めていて  
色づいていく 
街の中はロマンスであふれていて 
すっぱいね 
味なんてしなかったけど 
そう言ってみて 
お互い確認しあって、噛み ....
産婦人科から出てきたみえこが                                
あっけらかんと言った                          
「二ヶ月のなかばだって」   ....
雨季のタレーがなみだつ。かなしみをたたえて、
すぎさってゆく時間をつらぬいて、
浮世のゆれつづける、虚実のいろがみえる。
とおい、タレーのかなたの国へ、ぼくはかえる。

すぐそこにきてい ....
みえこ                                 
きみはぼくの肉体の                           
ひいていく最後の熱量をはかる者          ....
その意見については                           
おおむね賛成なのだ                              
ぼくらは一緒に腐れていく関係だから     ....
「やす」といると変な感じな

心臓が変な感じな


無駄に動きすぎじゃないかと
心配になる

「やす」もそうですか?

そうだといいなぁ



目が合わせられないの

 ....
夢のなかで
影踏みをしていたら
踏まれたわたしの影が
スッとあしもとから離れた
夕暮れのながながとした影たちのなかに
わたしは自分の影を見失った
目が覚めて
燦々とふりそそぐ陽の下で
 ....
竜道から少し外れた、石の多い場所で
あなたは待っていると言った
すうん。
空には旋回する群れ
あそこにも石が散らばっている、よう

十、は
たくさん。
九九もたくさん。
千、は
手 ....
起きたら
三島由紀夫だった

下唇を噛んだら血が出て
三島由紀夫の血はこんな味なのか とか
白くて小さめの歯は けっこう硬いのだ とか

会ったことないのに懐かしむ

せっかくだから ....
おぎゃあ
 
 
 
 
一字一句間違わないように強要された私のからだに
それとなく触れるだけであなたは最前列から並べら
れた裸体ばかり順番に、顔だけは別にするようです
 ....
その男はゴミを集め
庭に溜め屋根に溜め
家の周囲までゴミだらけ
悪臭は付近一帯に漂う
注意も警告も無視して
男はゴミを集め続ける
ある日行政のトラックと
TVカメラがやってきた
そして ....
寝返りをしたら
ごめんねと言われたので
うんと言った
ああ そうだ
とびきりのイイ男の彼氏と寝れば
マニキュアの爪を
しげしげとながめたりする

ミネストローネをすすって
口紅つけて ....
一八五四年十月二十日 
北仏アルデンヌ県シャルルヴィルに生まれ     
南仏ブウシュデュローヌ県マルセーユに倒れ
空遠く消え去ったのは一八九一年十一月十日

一九九一年 ランボー没後一 ....
コーヒーをいれました
二杯
一杯はわたしのために
そしてもう一杯はあなたのために

並木のイチョウは黄色く色づき
風が吹くと何かの音をさせる季節
けれども窓は閉じられていて
見るこ ....
あなた今夜はやけに暖かくない? と月が尋ねると

ああ、ロウソクの火が燃えているのさ と地球が答えた

この頃夜でも明るいのにロウソクの灯りが必要かしら?

明るすぎて見えないってこともあ ....
雨が好きという小説を読んだことがある
雨が嫌いというのはあまり聞いたことがない
やらずの雨は都都逸にもあり乙なものである
城ヶ島の磯にふるなみだ雨はせつない  

雨よふれふれも悩みをながす ....
第九、を
歌おう
裏声も雪のかたさにかすれ
鈴の音も惑う聖夜に
深く沈む想いと「僕」と二人きり
肩を並べて雪にとけて

それから
それから

 ....
-踏み切り-

たまに思うことがある
毎日は同じことの繰り返しだ
例えば私が竹ざおを黄色と黒ではなく
白とか青とかグレーと紫とか
そんな色で塗られていたとしても
同じように皆閉じていれば ....
君のフェラチオは駄目だ
駄目ではないが、駄目だ
思ったとおり
君がしそうな顔で
そのままで
君ではない、感じがしない

バスのことを考えている
とりあえずは、だ
その中で僕は傘の ....
 Ciao Totti!
 チャオ、トッティ!
 木目の、ピノキオ
 君は何の亡骸か?
 スクリーンに映し出された、Saga

 湿った、蒼い敗北の風がピッチを吹き渡る
 冷たいか?それ ....
  もしもし
  聞こえますか

「物質」が観測することができる
宇宙に存在する質量は
全体のほんの数パーセントにすぎない
残りは
「物質」では観測できない物体や
測定できないエネ ....
真冬の落ちてくるような空気の中
同じ歩幅で歩く
君が吐く息が白く流れ
私たちは生きているのだなと
妙な実感をかみ締めたり
冷えた指先をポケットの中で確かめ
私たちは別の人間なんだなと思う
 ....
かなしみがぼくを襲う日は
なぜだか
地下鉄にのりたくなります
そんなときのために買っておいたオレンジカード

そんなときにしかひきだしから出しません
つめたい改札口は
地下への扉
あ ....
お気に入りの真っ白なマフラーに
コーヒーをこぼしてしまっても、
「あら、バケツを持ってきてくださる?」と言える余裕。
それをココアで満たして、マフラーをココア色に染めてしまいます。
「雪が降っ ....
東京でも月ぐらいあるんだろう

でもほら
あの浜でやったように
月光の下
唄ったり踊ったり できたのか

お前が東京の大学に合格したとき
お前の母ちゃん幸せそうで
やっと大工の親方に ....
あて先に「キミ」と書いた 小包を
ゆっくりと あてどなく寄せる波に
流してみる

落ちた葉も すこしだけ積もり また風に飛び
生えた芽も すこしだけ伸び  また静かに落ち

いつかこの小 ....
ほの暗い駅
列車の中で一点を見つめている
あなたの眼差しを見送る

”お気をつけて”

その一言だけが伝えたかったのだけれど

ベルが鳴り止んで動き出したのは
列車ではなく
ホ ....
おふろに一緒にはいってくれるきみへ
にくにくしいねといったときに
なぐらないでくれないか
わたしはこんなにほねほねしいのに
といったときに
胸のふくらみをつつくのをやめてくれないか

と ....
泣き果てて疲れる体を 抱き起こして 逃げなさいと

赤い血をめぐらせるような 踊りをおぼえなさいと

沸き上がる頭の奥で あの人ばかりが眼をつりあげる

死にたいくらいで すがりつかれ ....
粗大ごみの上でうたえば 黒ねこににらまれるし

公園へ行けば 空があたしをふみつぶすし

嫌われものは うたもうたっちゃいけないの?

やさしそうな人はあたしを追いはらって

あた ....
いとうさんの自由詩おすすめリスト(935)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初恋- ふう自由詩8*04-1-21
産婦人科から出てきたみえこが- よねたみ ...自由詩1504-1-19
タレー_6- 狸亭自由詩404-1-14
みえこ- よねたみ ...自由詩804-1-14
その意見については- よねたみ ...自由詩504-1-14
2のお話。- 千翔自由詩2*04-1-13
たそがれ- 藤原 実自由詩204-1-13
あかつき、それから- キキ自由詩804-1-10
服と裸- 山内緋呂 ...自由詩36*04-1-5
飛光- ワタナb ...自由詩2004-1-3
ゴミ屋敷- 紀ノ川つ ...自由詩603-12-29
深紅のペディキュア- 野島せり ...自由詩4*03-12-29
ランボー讚歌- 狸亭自由詩303-12-26
テーブルクロス- たもつ自由詩803-12-26
今夜、或るカップルが- LUKE自由詩403-12-24
雨が怖い- 狸亭自由詩503-12-24
『飛行少年、S、の聖夜_1996』- 川村 透自由詩6*03-12-24
「私は眺め・禁止し・許す」- kay自由詩403-12-24
【批評ギルド】駄作- Monk自由詩803-12-24
『Ciao_Totti!』- 川村 透自由詩3*03-12-23
物質- アンテ自由詩203-12-23
「春はようようと儚さを誇り_君が歩く道を眺めている」- kay自由詩303-12-19
かなしみサブウェイ- かなりや自由詩403-12-19
例えば- 浅野 す ...自由詩703-12-19
月に吠える馬鹿(2)- AB(な ...自由詩603-12-19
_キミへ- Kj自由詩203-12-19
発車ベル- たもつ自由詩3203-12-18
きみに- 竹節一二 ...自由詩803-12-18
かまいたち- あいこ自由詩203-12-17
きらわれもの- あいこ自由詩403-12-17

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