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http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=100523
〈ネット詩f〉という語に託し、インターネット上における新しい文学としての「ネット詩」に可能性を求めたこ ....
鉄柵に囲われた駐車場
夜の水溜まりより黒い わだかまり
うごめい たようだ 眉根しかめ眼を
夜より黒い水溜まり よりもっと
濁りまじる ぬらり 猫背のましら
互い気づかれ アスファル ....
錆こする
蝉 が赤土の
踊り場を囲い 哉
哉哉哉哉 といにしえの
合
唱をまねび叫ぶ
哉 哉哉哉 哉
橡の木の下で錆び
た旋盤機が
抱 ....
めぐりきた
この日はなぜやら 決まって晴れる 蒼い
冥い中天に垂れなびく布帯 黄 紫 緑
八方の声明 太鼓と鉦 衆生の足は土をたたく
たたく
肉焼くにおい 黒ずみはじめた果実の甘露
巡 ....
指でつなぎとめ
奥にひろがるはずの
水をかくした葦の
叢で
わらい戯れてひそみ
その口をふたぎあって
ちいさな音に身を寄せ
ぬくもる鳥となった
あたたかい日に歩こう
の約束は ....
「天動説の子ども」 ロボウティー
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=32950
この詩を読んで感じる苛立ちはなんだろうかと考えた。初めは何故 ....
「とりあう手」 原口昇平
こぼれた兵隊のおもちゃがあって
はらはらとねじがまかれているこの世の誰にも知られないように手にとる手をとる
写真にとられるのをきらった友人の顔に似て ....
祭りのごとく花を蒔き
塩を蒔き
くうとなき空飛ぶ鳥に
豆を蒔き米を蒔き
菓子を蒔き食うや食わずの
子らには餅を蒔き
子らは走りきて掴みあい
奪いあい
わらうか
視子は
....
蒼天つくだんだら赤白鉄塔の
てっぺんクレーン釣り針の
先端に
に脚ぐみしてぶらさがる
誰?
誰なんだあいつは
宙をささむけに削ぐ切望の伝播
を適当にちぎっては投げ掴んでは ....
赤土の皿に赤い身
濃い溜まり醤油と
潮気かおる雨宵
ここでしか漁れんもんやから
引き戸かたつく飯どころ左隅で
ちらちら横目くれられビールを半分まで
流し込む
わぁ美味しそう ....
誰にくれてやることもせずむさぼった
粗いフィルムの陰影を透しスカートから
のぞくガーターの片りんを思う
音量は振動となり骨肉に伝う こんなときには
ありがたい むさぼるだけ
むさぼっ ....
おれだけならばあの塔までも行く
がおまえが
いて
ああ見てみろ青あおく明けそめの空
がひとすじの月
に切れる
うなだれた影たちが行く
塔へ
(動くな)
影をおさえ
て低 ....
口に押し込んで手でふさぐまま
そんなむちゃも呑み込んでみた
のどにかたく詰まったグルテン
を流し込むのはみどりのボトル
氷にたらす焼け石の水にライム
をふりかけた無敵の溶液ばかり
....
薄い光が
瞼の縁からにじみ
あまねく人々は夜をなくす
かくも永き不眠
頭骨の隙にガムテープを貼り
モジュラージャックから脊髄を
抜いて試みる
眠れない人々は言おうとするだろう
....
プラズマ放電のなか生まれ落ちた
ハイパーコダマこんじきの馬体
かの女の競馬熱は
とどまるところを
知らない こんやも
カクテルライトに浮き沈み
ターフのへりにぶ ....
いとうさんの田代深子さんおすすめリスト
(15)
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日付
清野無果「■批評祭参加作品■ネット詩fについて」を読んで、イ ...
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田代深子
散文(批評 ...
20*
07-1-31
猿精
-
田代深子
自由詩
9
06-2-19
回_帰
-
田代深子
自由詩
10*
05-9-3
下野
-
田代深子
自由詩
10
05-5-22
水鳥
-
田代深子
自由詩
12
05-4-2
ロボウティー「天動説の子ども」について
-
田代深子
散文(批評 ...
11
05-3-20
【批評ギルド】原口昇平「とりあう手」について
-
田代深子
散文(批評 ...
4
05-3-12
花蒔き
-
田代深子
自由詩
9
04-12-3
混線させる者
-
田代深子
自由詩
2
04-12-3
潮宿
-
田代深子
自由詩
7
04-7-29
フラッシュバック
-
田代深子
自由詩
11
04-7-9
塔
-
田代深子
自由詩
5
04-7-9
パロールなど
-
田代深子
自由詩
5
04-6-11
不眠
-
田代深子
自由詩
5
04-3-18
オシラ
-
田代深子
自由詩
7
03-12-10
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