大人気のテレビ番組
私は嫌いだよ
「「テレビ見てからにするか」」
ってきみが言って
いったんばいばい
またメィルする
大人気のテレビ番組
きみも大好きなテレビ番組 ....
毎日大層綺麗な服で
物憂げな瞳で空を見上げる
日中は動かずに
ただ静かに仕事に励み
他の事には一切関与しない
回りの仲間からはきっと
付き合いが悪いだとか
彼氏いないんだってとか
好き ....
僕では君を幸せに出来ない
だから
君の暖かい優しさを抱いたまま
キラキラした思い出を覚えている今
蒼く深い水底で
眠るよ
泣かないで欲し ....
この胸の中が貴方にみえればいいのに。
貴方を愛しくおもう私の心が貴方に伝わればいいのに。
私の出来る限りで貴方を好きだって。
そうしたらもう、そんな淋しい目をさせずに済んだでしょう? ....
或る者は 発信し続け
或る者は 受信し続け
彼の行為は 果たして
相互となりうるや
発し続ける者は 受ける事あたはず
受け続ける者は 発する事あたはず
主張する ....
まばたきの またたきの 恋 これは衝動
ほんとうはそんな音じゃないんだよ ほんとうはそんな簡単に言葉になんか
ぷ、つっ(――回線、断絶、、、)
それは、吐きだすたび ....
只 なんとなく
ただ なんとなく
そっと手を
伸ばしたんだ
間違ってもあなたを
2度も好きになりはしないと
私は固く目を閉じて
大きく息を吸い込んだ
冬の夜の空気は冷たく
私の頬を刺し
こぼれそうだった涙も
いつの間に ....
彼は震えていた。
「すごく怖い
僕は今に死ぬかも
途轍もなく怖い
今に誰かが 僕 を殺しに来るかも
今に大きな地震があるかも
今に大きなテロがあるかも
今に大きな ....
沖の青が濃くなる辺りで
ポカリと浮かんだ独り言が
夜更けの時計を探している
月は夢と同位置で微笑みながら
人知れず密かな指切りを交わす
波のない水面に映る
過去と{ルビ瞬間=いま} ....
僕は
他国で何が
起こっているのか
本当のところは
何も
知らない
....
死んでしまえ
そう誰かが言った
死んでやる
そう誰かが言った
命は一つだけで
生きていれば
確実に死に近づいていくのに
どうして 死ねと言える?
「死ね」と言われた人の
心を ....
みずへらしのお仕事は
毎日毎日水を減らすこと
とにかくいろんなところを回りながら
どんな水も減らしてしまう
あの子が悲しくならないように
涙の粒を吸い取って
ごくりごくりと ....
影がくっきりと濃くなる度に
触れられるんじゃないかと思ってしまう
あなたは街に帰るよ きっと5分もすれば
このもどかしさが
あなたを美しさへ歪ませているのだとしても
....
入れて欲しくて
一緒になりたくて
入れて 入れて
きみはだめって笑う
惨めで
恥ずかしくて
やっぱりそれでも入れて欲しくて
だから自分が
マンホ ....
窓ガラスにくちづけを
吐息がこぼれたら
やさしいあのひとの時間
ミルク色の月に
紅茶をこぼして
頬を寄せて眠るひざまくら
好きといって
嫌いといって
憎むといって
どうか
伝えたいことも
してあげたいことも
してほしいことも
全部ぜんぶ 簡単なのに
こうして一人
きみが好きでたまらない自分がいて
不安も わだかまりも
すべて消え ....
3.141592…
そこから先を僕は知らない
割り切れないと知りながら
科学者達はは計算を続ける
小田原駅で別れた彼女
その後の行方を僕は知らない
もう二度と会えないと知りながら
未 ....
壊れた部品のお取替え
旧式だから全替えです
いろんな思い出もあるでしょうが
バックアップはとっていますし
どうせ代わりはいくらでもいますから
実際として
彼は死んでしま ....
ころころと手の中転がる丸い玉
紫 群青 紅 桃色
光輝きころりんこ
瞳の輝き映し出し
きらりららるらりらら
想い 思い出 淡い恋
紡ぎだしてくゆらるるり
子供達は玉創り
心のどこかに ....
ざぁざぁ。
でも私の心は雨じゃないです。
でもいっそ雨に打たれたいの、ね。
ざぁざぁ。
ざぁ ザー …
嗚呼 溢れ出そう
全部ながしてくれるんですか ....
マリンちゃんが入院した
急性虫垂炎だった
俺も六年生のときやった
たしか下の毛をそられたとおもう
うぶ毛だったけれど
マリンちゃんのあそこが
うぶ毛だったとは思わない
ただマリンちゃ ....
愛しているという言葉自体には
愛しているという意味は無くて
貴方が喜んでくれた時
初めて言葉は輝きを放つ
ありがとうという言葉自体には
ありがとうという意味は無くて
貴方が笑い返してく ....
欲しかったものを手に入れたとたんに
他のものが欲しくなる
判ってはいても止められない
「欲しい」には夢と希望が満ち溢れ
手に入れた後には虚しさが残るだけ
(捕らえた獲物には…なんて言い訳がま ....
あなたの心は
玉子の中で眠る小さな生命のように
本当は、安らいでいたいもの
薄い一枚の殻を纏って
周囲の様子を気にかけながら
時には泣いたり、怒ったりクスクス、と笑ったり
....
いつもの時間に仕事を終えて
いつもの足取りで駅へと向かう
信号が青になるタイミングも昨日と同じで
駅の階段の一段目を踏み込む足もやっぱり右足だ
いつも8輌目の真ん中に乗る
東西線への乗り ....
僕がまだ小学生だった頃。
父と母は毎日の様に喧嘩をしていた。
母は父の稼ぎの少なさを貶し。
父は病弱で働きに出れない母の不甲斐なさを責めた。
『お父さんとお母さん離婚するかも知れない。 ....
「さわさわ(ノ・・)ノ」
「はい!( ̄△ ̄)ノいまのセクハラだと思いまーす」
「(・∀・)でも実は嬉しいんじゃないんですかー?」
「そうでーす(ー_ー)」
「勝訴!!\( ̄ ....
その手紙には
「ムーミン谷の近くから見送ります」
と
書かれていた
さよならのつもりは無かった
けれどあなたは駅には来なかった
わたしは
ぺしゃんこになった
まだ雪の残る街を出て
雪 ....
もうあなたとは二度と会えないんだ
あなたと語ることはできないんだ
あなたの手を触れることさえできないんだ
あなたの温もりを感じることさえできないんだ
嫌だ 嫌だ 嫌だ
あなた ....
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