彼は世界を作った

新しい世界を作る前の日に
彼から久しぶりに連絡があった

元気かい

久方振りだね

今度新しい世界を作ろうと思うんだ

そうかい

世界を ....
世界は終わった

何十年か生きてきた僕も
昨日生まれたばかりの彼も

世界と一緒に終わった

やっと終わったね

待ちくたびれたよ

少し寂しいかい

そうでも ....
太陽が真上にある頃
お気に入りの空き地の隅
子猫一匹 丸まって眠ってた

少し離れた所では
猫が一匹 死んでいた

子猫が起きそうになって
僕は急いで隠れた
しばらくして目覚めた子猫 ....
ピンとはりつめた

透明クリアなつめたさが

ほころびはじめると

乳白色の

おぼろなまくがかかる

天たかく、

空のあおさを

つきさしていた

はだかんぼう ....
世界が終わる日に出会った人は
世界が終わる日に生まれた人だった

残念だけど君は今日一日しか生きられないよ

知ってるさ

彼は答える

一日ありゃ十分さ
世界なんて  ....
 人それぞれの顔が違うように
 人にはそれぞれ持っている力が違う
 
 同じ重さの石をもっても
 重たいと感じる者もいれば
 軽いと感じる者もいる

 仕事だって、人生だって
 同じ環 ....
『ヨーイドンッ!』
した瞬間に全力でこける。
全力出した結果なので正解。
でも後ろの人に後頭部を踏まれたので不正解。

『グチョッ!』
新品の靴で吐き捨てられたガムを踏む。
他の誰かが踏 ....
フランベルジュという剣がある

焔のように 刃を波打たせて

華美な装飾に身を飾った剣

きれいな剣だと思う

でもその実 本当は

相手を悪戯に 傷つけて 苦しめて 殺してしまう ....
その中には いくつもの幸せがある

 私の家族が 私を待っていてくれる幸せ
  夜道を安全に照らしてくれる光のある幸せ

 光の数だけ 
    ぬくもりがあって
         
 ....
風には{ルビ詩=うた}がある

時に哀しく
時に喜び
時に怒り
時に笑う

聞こえるだろう
空から降りてくる詩を
山々を越えてくる詩を
海を渡ってくる詩を
森の木々を通り抜けてく ....
こんな冬の夜は
冷えて冷えてしかたないわ
あなたのその熱をもった身体で
わたしのすべてをあたためて

頭のてっぺんからつまさきまで
隙間なくキスで埋めて
あたためて
頭のてっぺんか ....
雨だか雪だかが降ってて

でも、そんなことどうでも良かったんだ。


流れる音も聴こえない。
触れることもできない。
冷たいとすら思えなくなって、
もうなんか、降ってるのが雨だろう ....
お前みたいにようできた妹を持つ秘訣はな

兄ちゃんみたいな駄目な兄貴を持つことや

何やってもあかん
お父ちゃん、お母ちゃんに
心配ばっかりかけよる
こんな駄目な兄ちゃん見てる ....
マリンちゃんに告白した


好きだ

俺は
きみより
ずっと年上で
まるでもてないし
甲斐性はないし
かっこよくもないし
男らしくもないし
お金持ちでもない
だけど

き ....
みなさんどうしてそんな顔してるんですかと
もう猫も言わない
電車はいくつもの死体を引きずって走る
国民みんなにワライダケを月一回配給すればいい
ついでにあんこにくるんで北朝 ....
キミは緑色 


あなたは黄色 



僕は赤色 


この世界を描くとき 


いろんな絵の具が 

必要なんだ 


色は混ぜれば 
 ....
夜の真ん中
彼と歩いた

明日が今日に
今日が昨日になる境界線を
並んで越えた


息が白くて

星がキレイで

彼が笑って


あと何回いっしょに
境界を越えられ ....
あやおかしな男とはいるもので
月水金になりゃ
どっかに行っちまう野郎がおりまして

火木、土日は
わたしの寝床で
愛を囁くんですが
他日は何処へか行くんですよ

ある日 ....
ここらへん

なんて言う曖昧な言葉を

覚えてしまったから

いつしかそれが氾濫して

妙な心地よさを覚えてしまった

今日もここらへんがくすぶってる。
目の前に並べられた

あたしと彼の渋い色のマグに

焼酎がなみなみと注がれていて

お酒のあまり強くないあたしは

今日の酒宴の成り行きを

密かに覚悟をする

飲めないくせに ....
どんなに思っても、それは私の内だけ。

だから、察しないでください。

どうか、気付かないで下さい。

おねがいです。

私が心を決めるまで、知らぬ振りを。

おねがいです。

 ....
氷花咲いて 冷たく

紫色の唇噛んで

凍える手に息を吹きかける

冬の寒さ今は遠く遡る過去

ねむの木そっと

紫の綿毛咲かせ

触れる指先震える葉

夏の暑さ少し緩んで ....
100億円でタイムマシンを売ってやる
偉そうに未来人が語りかけてきた
もちろん丁重にお断りした

生きた恐竜を見てみたいし、
地球の誕生を見てみたいけど
人生をやり直そうとは思わない

 ....
今は
モノが壊れ修理に出せば
直されるのではなく
取り替えられる
しかも悪い部分だけが
取り替えられるのではなく
まとまり全体ごと
抜き取られてしまう
使える部分の方が多いというのに
 ....
僕が応援したところで 
あなたの人生は
変えられないでしょう 


でも・・・


もしもあなた人生を 

あなたの可能性を 

ちょっとでも

変えられるよう ....
「進め」
そう言われると逆に尻込みしてしまう
「進んでもいい」
そう言われた方が気持ちが楽になる

「勝て」
そう言われると逆に力んでしまう
「負けてもいい」
そう言われた方が力が発揮 ....
南極のオゾン・ホールが日本の面積の約80倍に....

そんな現実感のとぼけたニュース・テロップを軽く読み流しつつ
某建物の二階にあるコーヒーショップの窓辺からこの文章を書いています。
窓 ....
寒波襲撃
そんなニュースを聞いた 真冬の14時
近くの雑木林に 散歩にいったときの できごとです

季節はずれに咲いてしまった
きいろい ぽぽんたと 出会いました
冬の装いにも 物おじしな ....
君の横顔を覗いてみよう

少しうつむきがちなそのまつげに

触れてみよう

僕は

君のかけらを

毎日拾い集めては

つなぎ合わせて

毎晩君を想う

 ....
足はいつも言う

君がいないかったら
僕はいつも傷だらけだよ


靴はいつも言う

君が居なかったら僕は産まれてこなかった


お出掛けするときはいつも一緒

足と靴は仲良し ....
優飛さんのおすすめリスト(1102)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
世界のはじまり- なかがわ ...自由詩5*07-1-27
世界が終わった日- なかがわ ...自由詩2*07-1-27
子猫と母猫の物語- eris自由詩3*07-1-26
*つぼみ*- かおる自由詩11*07-1-26
世界が終わる日に出会った人- なかがわ ...自由詩5*07-1-26
軽石- 山崎 風 ...自由詩7*07-1-26
正解と不正解。- もののあ ...自由詩21*07-1-25
フランベルジュ- 朱桜天  ...自由詩207-1-25
光の中の幸せ- 明香璃自由詩1*07-1-25
風には詩がある- ぽえむ君自由詩11*07-1-25
つまさきまであたためて- lazy自由詩9*07-1-25
レモネード- あさみ自由詩507-1-25
兄ちゃんと妹- なかがわ ...自由詩16*07-1-25
マリンちゃんさようなら- しゃしゃ ...自由詩807-1-24
ちくしょう- 水在らあ ...自由詩38*07-1-24
絵の具- ユーヘッ ...自由詩507-1-24
0時、もしくは24時。- 衿野果歩自由詩4*07-1-24
兼業恋人- なかがわ ...自由詩8*07-1-23
ここらへん- 來稚自由詩4*07-1-23
決意- yoshi自由詩4*07-1-21
注文の多い、- 実夜自由詩4*07-1-21
氷花_〜こおりばな〜- 彌月自由詩7*07-1-21
タイムマシン- 1486 106自由詩4*07-1-21
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おおきなかべをこえるとき- ユーヘッ ...自由詩3*07-1-21
青信号- 1486 106自由詩7*07-1-20
南極通信- 自由詩5*07-1-20
ぽぽんた- りん自由詩7*07-1-19
横顔- yoshi自由詩2*07-1-18
靴と足- 画竜点睛自由詩3*07-1-18

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