いいとか
わるいとか
みんないろいろ
いうけどさ
きみとぼくは
ただの
はなれていられないだけの
かんけい
またいっしょに
はしゃいでうたおう
....
叫びは夜のしじまに消えた
涙はコンクリートに吸い込まれた
どこにも行き場のない
思いだけを抱えて
月を見上げた
努力していると
人は寄ってくる
涙していると
人は逃げてゆく
苦労と共に
太って禿て行く
映画館で涙をする
いつまでも孤独
ペンギンの目が見えない
原子爆弾が怖い
何が欲し ....
桜の花びら舞い散る 春の
冷たい雨空のした
叫ぶ声はどこへこだまする
言葉に出来ない 胸の内の
想いあふれて 流れ落ちる涙
どこから来て どこへ行くの
母親の胎内を這うような
生温か ....
青い雲 白い空 とまどう僕を笑う君
クールに決めるつもりが 落ちつかない僕
君の手を握れたら 少しぐらい落ちつくかな
陽ざしは暖かいけど ....
雨上がりの世界
虹はもう、霞んで
短い終末を迎えた街に
新しい世界がやってくる
隅っこでうずくまったままの
黒く淀んだ
嫌われたものたちの声が
啜り泣いているのを
人 ....
この太陽は 若く
光が とっても 透明で
退廃や 停滞を 知らない
月と太陽が 見かけ上
同じ大きさに 見える
神秘を 理解して
たおやかな 青空を 仰ぎ見る
光を 両の ....
ねぇ、あなた
もしも生まれ変わるなら
春先の冷たい雨にも負けず
夏のカンカン日照りにも負けず
秋の変わり身の早い葉っぱにもめげず
冬枯れの寒さにも負けない
一本の
名も知らない気 ....
少年は手にもっている一つの林檎を空に向かって投げる
するとそれは翼を拡げる鳥になった
少年は青い空が好きだった
空の中は永遠に汚れぬ世界であると信じていた
少年はどこまでも途切れぬ煙突 ....
キミの気持ちになりたくて
キミと同じマイルドセブンを吸ってみた
吐いた煙が目にしみて
キミのようには涙を流せなかった
キミの気持ちになりたくて
コントラバスを弾いてみた
キミと同じ音は ....
「めそめそさん」
ある朝目が覚めると
隣に知らない女の子が寝ていた
くびが細くて大きい目をしている
名前はめそめそさんというらしい
それからぼくはめそめそさんと暮らしている
....
本当のことはカチッと停止している、これが本当だとすぐに分かる。
本当っぽくても本当でないことは、たいてい良い条件が揃っている。しかし時計の長い針のように少しずつ輪郭がズレていく。
ズレに対 ....
うまく言葉がでてこなくて
一生懸命探すのだけど
やっぱりしっくりこなくて
あなたに伝えたいという思いだけが
あなたに届いて
何を届けたいかが伝わらない
きっともうそれは
言葉で表 ....
「一人前」という人が
どんな人なのか
今でもわからないけれど
多分自分はそうではないだろう
世の中からすれば
自分はきっと
立派には生きていないだろう
お金になるようなことに
とても不 ....
知ってるの
あたしの気持ちが
あなたに届かないことくらい
けど
なんか
あたし、ヒネくれてるからさ
....
こんな雨の日ほど
きみにあいたい
雨音にココロを重ねていると
なつかしい気持ちが
すっと通り過ぎていくから
こんな日ほど
あいたくなる
多分偶然のふりで
すれ違うこ ....
目をつむっていれば
通り過ぎる
目をつむっていれば
思い出の場所なんて
甘くて切なくて楽しくて物悲しい思い出が詰まっている場所なんて
キュッと目を閉じていれば
ギュッと口唇を噛 ....
甘えた声で 私の名前を
甘えた声で わがままを
膝枕で 頭を撫でてあげてたら
いつのまにか また夢の中
気持ちいい寝息は あなたのリズムで
優しい寝顔は 私だけのもの
雨玉が
降り続く広野を
私は優雅に
疾走している
限り無く視界は閉ざされ
何も見えていない
いないのに
私は
限り無く優雅に
疾走している
後ろには
顔見知りが ....
夜が 遠く
とばりを 降ろして
空が 蒼く ささやく
深い 夜の 入り口に
細い 雨音は こころを
遠く 誘う
真夜中は か細い 寝息に つつまれ
明日の約束は 夢でする
....
元気に
明るく
楽しく
暮らせたら
いいのにな
人を笑わせ
己を笑い
人に頭を下げる
人に馬鹿と言われる
人に陰口を叩かれる。
笑顔がふんわり
心が和む
週休2日は必要 ....
「寒いね」って君が言う。
人肌恋しい季節の一瞬のぬくもり
チュッて 冷たい頬にキスをした。
桜 満開の
木の枝に
ひっかかってしまった
バドミントンの羽
白い花が
もうひとつ
あたらしく 咲いた
ここからは月しかみえない
ゆらゆら波打っているが
満月だということはわかる
手をのばしても触れられるわけもなく
遠くなっていくばかりだった
背中になにかがあたったとお ....
熱がある
からだのふちを{ルビ象=かたど}るように
白く明滅する波
その中に
おぼれている
ひかる 虫
いくつもの
目を瞑れば
しんしんとうなされて
寝汗
小さく ....
名前盗みはいつもその人の
一字だけをガリガリと齧り取る
決して全部は食べない
いろんな味を試したいから
名前盗みに名前を齧られると
そこだけぽっかりと
まるでそれすら名前の ....
安心していたら
乗り過ごしちゃった
らしい
らしいので
線路を
てくてく歩いて
戻るよ
ほら 思いの路線は
いつだって
一方通行だからさ
....
傘を刺す
左手にはつめたい砂を詰めた
ビニイルの袋、
死んだ、
しあわせに笑い過ぎて
太陽が
死んだんや
聖歌隊が
空に吸い込まれる
....
さいしゅうかいをいっしょにみる。
サッカーのはなしをいっしょにする。
すきなうたをいっしょにうたう。
かがみのうつりぐあいをいっしょにみる。
みつめあっていっしょにふきだす。
....
本屋で写真集を買って売り出し中のアイドルと握手した。
机の下で何度も掌をジーンズにこすりつけているのを目撃した。
私は負けない。
吉牛で奮発して卵をつけた。
おもいっきし卵の殻が入って ....
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