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あなたが
自分を必要としていると
思い込んでいて
勝手に
色々無理をしたりしました
勝手に
疲れたり
勝手に
悲しんだりもしました
だけど
....
彼女が指を絡ませる
僕の指に絡ませる
くるくると表情を変えながら
楽しそうに話をしている
行きつけのバーに彼女を連れて行くと
マスターが僕に言う
随分可愛い子つ ....
テーブルの向こう側で
少し緊張気味に彼が笑う
あんなに長い時間を
過ごしてきた彼は
いつの間にか手の届かない存在になっていた
街角や
喫茶店に置かれたフライヤーで
....
好きだった男の背中に爪を立てた次の日
その男の妻が現れて私に平手打ちをした
ちょうど
仕事でミスをして上司にこっぴどく叱られた日
男に慰めてもらおうと男の帰りを待っていた時だっ ....
歩こうか
まっすぐ
まっすぐ
歩こうか
この道の先に
何があるのかなんて
わからないけど
不思議と
君となら
君と手をつなげたな ....
遠くの月が淡く光を放ち
少し風の強い街の中を
一人歩いた
僕はもう
この街をあとにして
君のいない街に行かなくてはならないよ
さっきの君の涙に
しばらくは縛ら ....
目の前に並べられた
あたしと彼の渋い色のマグに
焼酎がなみなみと注がれていて
お酒のあまり強くないあたしは
今日の酒宴の成り行きを
密かに覚悟をする
飲めないくせに ....
君の横顔を覗いてみよう
少しうつむきがちなそのまつげに
触れてみよう
僕は
君のかけらを
毎日拾い集めては
つなぎ合わせて
毎晩君を想う
....
泣く事に逃げたんだ
言いたい事の半分も
伝えられていない事を知っていながら
涙を流す事を自分に許したんだ
君が
男のくせにと笑っても
涙を止められないよ
君が ....
間違ってもあなたを
2度も好きになりはしないと
私は固く目を閉じて
大きく息を吸い込んだ
冬の夜の空気は冷たく
私の頬を刺し
こぼれそうだった涙も
いつの間に ....