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最近はほとんどの時間を
記憶を食べて過ごす
口に含み
よく噛んで飲み込む
そして、
次の記憶を口に含む
ひたひたと雨のふる夜の路地に小さな女の子が立っていた
女の子は少し屈んだかと思うと
黒いアスファルトの上でおしっこを始めた
雨とおしっこは混ざりあい低いほうへ流れていった
マンション三階の ....
なんでもないことで
ペンを走らせている
愛のなかで
書ききれないものを書こうとしている
そんなにたくさんの
想いがあるわけじゃない
数えられないほど
弱く
ピンでとめて ....
日差しのなかで
生きた時間が
歩く 歩く 歩く
ひとつひとつのリズムが
あたたかい血の
海の 彼方の
遠くて近い場所で
地下鉱脈の
その少し先で
ひとつになり
大地に雨 ....
ザラザラとした夜があける
胃液、精液、血が溶けあい、朝陽のなかにまじりあう
永遠を走りぬけるためには
この路地という路地を 誰も起きてこない間に
疾風のように駆け抜ける必要がある
朝 ....
あの樹の陰に隠れているのはだれ
さびしそうに
じっとうずくまって
耳をふさぎ 目をふせて
なにを怖れているの だれが恐いの
だれひとりいない森のなか
こんなに静かで
鳥のねひとつ聴こ ....
草野春心さんの夜明けまえの王様さんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
私は老人
-
夜明けま ...
自由詩
9
11-10-3
おしっこ
-
夜明けま ...
自由詩
3
11-9-3
光
-
夜明けま ...
自由詩
2
09-10-18
正午
-
夜明けま ...
自由詩
2
09-10-17
眠らない夜に生き残るために
-
夜明けま ...
自由詩
4
09-9-26
森のなか
-
夜明けま ...
自由詩
3
08-1-23
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