自然が最後に受け渡してくれたもの
この透明な透徹した
感覚に従属しない
思考 さえ在れば、

自由自在融通無碍
血を飲む血を呑む

何処にも行く必要はない
この小部屋にて全て体験する ....
雨の音が聞こえる
少し不規則なドラムみたいで
何かに合わせるつもりがない
そんな所が私と似ている

程々に働いて
たまに遊びに出掛けても
ひとりの時間が好きだから
返事のないものばかり ....
エスカレーターに乗って下りていく
一定の速度で
後から呼吸は追いついてくる
道に迷わないよう
所々に掲示された簡易な地図を
確認しながら下りていく
同じ段にはザリガニもいて
甲殻類に ....
どうして
これほど素晴らしい世界に
悲しみや苦しみが
絶えないんだろう


今朝カーテンを開けると
水色の空がとても嬉しい気持ちに
させてくれたんだ
綿菓子みたいな白い雲 ....
よる、おばけがくる
わたしのほほを撫で
のどを撫で
よく使い込まれて
されど清潔なリネンのやわらかさで
わたしの心臓を撫でる

わたしのまぶたはとじたまま
そこにおばけがいる

蝋 ....
わたしはとびうおだったので
まばたきもしなければ
泣きもしないし
空腹のために蹲ったりもしない
愛のために飛んだりしない
跳ねて すべりおちる
生きることだけをする
そして ぜったい ....
たたかうことは
嫌いだけれど
たたかうときがあるのも知ってる

ホントは気楽に生きたくて
闇など視ないでいたくって

けれど朝が昼になり
そして昼が夜になる
ときが流れて ....
雨の日と火曜日は

あぁ、月曜なら良い歌があるのに

なぜ火曜日には


わからないなら教えてあげる

皆 自分の月曜を読み替えるのよ

やりたく無いことを再開しなきゃいけないと ....
 にこやかに前を歩く私の後ろから着いてきてくれる
 あなたの足取りはまるで
 デパートの屋上へ遊具目当てにやって来る幼児の父親

 やっぱり、ここからが一番綺麗なのよ!
 自慢げに私がそう言 ....
喉がずっと乾いているのです

欲しいのは 貴方の心

飲み干してしまいたい

貴方の心と意思までも

欲しい 欲しい 欲しい

そう思うほど より喉は乾いてく

欲しい 欲しい ....
人見知りなもぐらの迷宮と

誰かのてのひら


根暗な抒情とねずみ根性

僕の取り柄


風の切れ間に

そんなことを思って


貴女が笑えばいいと

願いを込めて
人生をくしゃくしゃっと丸めて
その辺に置いておこう
それでも僕は大通りを歩いている
路地の角を曲がっている
もうあっちいったりこっちいったりはしない
今此処を極める
と拳を握るのも疲れる
 ....
空に溶けゆく
この想い、
不可視な繋がり
確かに生動し

不思議な
思考という他者
与えられ

文字、言葉 限り無く異邦のもの

紡がれ織られゆく
この想い、
不可視の湧出
 ....
○「寺の総会」
責任役員は
近所のオジサンである
久しぶりに顔を見たら
あの世から出てこられたような様子だった

○「携帯三マナー」
人前で話さない
食べながら話さない
小便しながら ....
スギナ

麗し

初めて
お会いした時と
同じ
仏頂面で
同じ
淡々とした
口調で
同じ
音階で

持ち込んだ書類に
加筆し
持ち込んだ書類を
突き返し
持ち込んだ書類を
後ろのボックスに ....
世の中でMMORPGなるゲームジャンルがある 

自由に振る舞い、マナー要求はあれど概ね過ごしやすい広大な世界

そこで、大勢の勇者が、文字通り何千何万回と世界を救う

一つの世界にいるよ ....
すましてる
あの子を指で
弾きたい
恥を知らない
はい
ごもっとも
共働きじゃない
ふたりとも
病気なの
いわゆる
見えない病に
おかされて

それでも
神様に愛されて ....
なんでもこいのアラフォーだ

来た魚は逃がさず素手で掴む気満々な私

結婚してから他に恋はしても愛しちゃだめだ

鳴かず飛ばずだからこそ背すじくらい伸ばせ

未熟だからこそ成熟する ....
一身に愛を注がれ生まれたヒヨコ

日射しが暑い心も熱いどっちかにしてくれ

波風たたぬように立ち位置考える子供

白肌信仰いいかげんやめてもらえませんか世間

UVカットより地球に ....
もっさもっさ揺れ流れ動く
街道沿いの木々の緑たち、
美しく恐ろしく
色彩を唸らせ
深まる新緑の時、
告知する

時、流れ進み
エネルギー、一定に保ち
命、過剰に流出し
エネルギー保 ....
冬が去り
いまから春だという朝は
空いちめんに
やさしいほほえみ

溶けだした
ソフトな氷の色に似て
ふふふとわらう
ななしょくのゆめ

恥じらいの
朱色の頬を想いだ ....
銀河の岸に
青い花
青い花摘む
小鬼がひとり
私に手をふる


小鬼が言ったありがとうに
私は縁どりをして
「ありがとう」と返したら
小鬼と私は消えて
「ありがとう」がのこった
 ....
少し、日常を離れた
千葉の港のポートタワー
展望階に近い小さなレストランで
遠いビル群のシルエットに沈む
夕陽をみつめ、ワインを一口

やがて
鼓動の小波は・・・聴こえ始め
いつもより ....
○「自治会花見」
4年ぶりの自治会花見があった
青空に映える満開の桜を眺めながら
僕たちの中学時代の思い出のいっぱいつまった
旧中学校跡地でグランドゴルフを楽しんだ後
桜の花のもとにブルーシ ....
もしもの時は
もしもの時だ
その時その時
何とかなるよ
今があるから


いろいろあって
あたりまえ。
いろいろ無い方が
おかしい。
ありがたいいろいろ


私の罪は
私 ....
春の遠くに薄雷が鳴って
さみしい とか
かなしい とか
形容しても詮なく
雨は降り
菫の花を濡らし

己が
いともたやすく傷つく
ということに
また傷つきながら春の長雨

形容 ....
○「良い指導者と良くない指導者」
良くない指導者は
弟子が失敗した時にここぞとばかりに
「それはダメだ!」と注意する
一方良い指導者は
弟子が成功した時にここぞとばかりに
「それだ!」とい ....
ラロラロルルル
雨が降る
レリレリホホホ
飛んでみる
ロハロヒフンフ
水たまり
ヘレロラフェフ匕
越えれない
ルゥルラホンフ
それでもいいさ
見交わす、
立ちのぼる、
瞳の中にまるで陽炎のように揺らめいている
うす紅色の櫻の樹木
強い追い風に吹きつけられながら
一匹の猫が
民家の塀を
豹の速度で駆け上ってゆくさまが見える
掠 ....
日朗歩野さんのおすすめリスト(1042)
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とびうお- はるな自由詩1323-4-27
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相合橋- リリー自由詩8*23-4-25
駄々- 赤椿自由詩123-4-24
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