木々の枝葉が大きく揺れる

熱風が吹いているのだな

濃緑の群れが青空に
美しく浮き出すようになびく

熱いうねり 風景をかき混ぜ

世界が立ち現れる、
引き伸ばされた瞬間の光景と ....
 ベランダで洗濯物を干す
 私の耳にずっと
 とどいている安穏な響き

 それは近所だけれど少し離れているため
 うるさくもない 建設中のマンション工事の音

 手が空いて 見下ろす ....
目の前に大きな山が聳えている
あんなに高い所まで登れるんだろうか
と思っても
一歩一歩登っていくと
必ず頂上に着くから不思議だ
どうしてわざわざ苦労して山なんかに登るんだよ
という人がいる ....
わたしの洗濯機が洗濯を始めた
洗濯機は洗濯する音だけを立てて
幼い頃わたしが溺れたことのある海は
こんな音は立てなかった
玄関からだと遠回りですね、と言って
洗濯機を運んできた男の人は
 ....
繰り返す日々の中、

一点眼差すおまえの瞳

何処にも属さず全てに属し

新しい街にて新しい仕事 始める
 {ルビ十重奏=デクテット}な鈴虫の競い鳴きに
 飲んだアイスコーヒーのグラスもそのまま微睡む 
 日暮れ前

 曇りならば昼間でも鳴く
 それは{ルビ八重奏=オクテット}から{ルビ七重奏= ....
何に意味を持たせよう
何に意志を抱かせよう

熱をおびた心は
その手を待ってる

心が訴える 在り処を
受けとめよう 心ごと

刻みこめば 愛が見える
夜になれば 星になって・・・ ....
○「適応力」
人間の一番の能力は
適応力だろう
人間はどんな状況にあろうと
適応しようとする
戦争時でも災害時でも重い病でも
適応しようとする
この適応力があるからこそ
人類はいくつも ....
突然降り出して
ものすごい勢いで
地面を打ち付けて
雷まで鳴り響かせ
そのくせすぐに止んでしまう
そんなヒステリックな雨に
辟易としてしまう
だのになす術なく
雨粒に打たれたりして
 ....
木々の根元、広がる薄暗がりの光景
浮かび上がり

律動し呼応し合う天と大地に静かさ在りと

言葉、
透明な呪いに充ちる声のヒビキ
意味の向こうに突き抜け静かさ司る。
○「人のまちがいが許せない人」

人間関係がうまくいかないという人がいる
人のまちがいが許せないという
世の中馬鹿ばかりだという
なんでこんなことでまちがうのかとよく思う
この間教えたこと ....
 背筋を伸ばして立つ
 その人の目は前方の二番ホームがある背景へ
 据えられている様に見えた

 腕まくりされたワイシャツ
 右手が口へ運ぶ平たくて長いパン
 大口でかぶりつき頬張って噛む ....
ねむっている
きみの頬
それは言葉のない絵本のようなもので
とてもカワイイ
きみの夢のなかで
そのやわらかな 二枚のページは
そらにとばされた
あかいふうせんとなり
おいしそうな
あ ....
ひたすらに愛せ

アタシの
いたらなさに
チクッとくる

アナタの
愛らしさに
キュンッとくる

ほめてほめて
育てろ
愛とムチ必要

あげてあげて
愛を
この上な ....
わけもなく涙が出る
わけもなく溜め息が出る

あなたを好きになって
愛しさという感情を
知りました
本当の愛しさを・・・
私はそれをそれと決めました

打っては返す
波のように
 ....
○「修行僧の話」
まだ人を相手にしている
人以外のものを相手にするのが
ほんとの修行ではないか

○「わかったつもり」
この世界も宇宙も心も体も
自分の理解をはるかに超えたものである
 ....
あまだれ ぽつぽつ
落ち続け
貴女はいったい何処いった?

白い途、水の空
在るもの造形の力、
浮き上がり
岸辺の貴女 逃れゆく

絶えず絶えず逃れゆき
坂道 夜の暗闇に 
落ち ....
○「個人主義」
日本はまだ個人主義が
中途半端だと思う
リクルートスーツや簾髪がそのいい例である
もっともっと人と違っていい!

○「目標」
目標のない人生は
金のない人生よりも
退 ....
ただ ここに隙あるから
好きになったかな

隙間あったから
入る余地あったかな

隙間なかったら
タンポポさえ
咲かなかったかな

あなたを好きになれて
良かったよ

隙 ....
 鮮やかな曲線をのべながら
 明けそめる五月の湖
 暁のシルエットで影絵になる街路樹
 炎うつす水鏡と 空は
 うっすら みずいろさすらわせ
 私を惹きつける

 思い出せない遠さの ....
音韻を小瓶に入れて思い切り放り投げた
海岸線を歩けばカモメが鳴いて
子供達がはしゃいでいる

それを横目で見ながら
私はするりと通り過ぎる

明るさはいつも影を落とす
その事が私の胸を ....
生まれて、育った町の
毎日 渡った橋を
きみとゆく

今日は雲が多いね
川面もすこし 白い

そうして乗る
路面電車の窓を
飛ぶ鳥が
きみとぼくを 一瞬
つれて

どこかで  ....
欅に光が射して
陰が濃い
もうすぐ夏が来る
万物成長の夏が来る
砂漠抜け
砂漠の一軒家抜け
街中へ
街中のこの白い小部屋へ

この熱持つ静謐な地にて
底 探り感じ割っていく
底無し宇宙の底のヒビキ
それは普遍の聖なる何か

人は誰しもそれを持ち ....
洗濯したシャツを畳んでいると
シャツに畳まれている私があった
痛くないように
関節が動く方向に畳んでくれた
畳み終えると皺に注意しながら
シャツはそっと私をタンスに仕舞った
衣替え ....
雨上がり
空は明るみ
歩く人、
ふわり
吹き抜ける
風の精霊、
キッスして
包み込む愛、
感じるか

雨上がり
広がる
空の青み、
繋がって
一面の青
ただ嬉しく、
仰 ....
家の窓の中にいると
そこが家の眼だということを
うっかり忘れそうになる
薄いカーテンを開け放ち
風を出迎えると
人の眼も
家の眼も
まばたきする
季節のかわりめに
少し驚くようにして ....
○「好日」
体調よし
天気よし
ワイフの機嫌よしで
今日も好日なり

○「柔軟心」
あれはダメ!
これもダメ!
ではなく
あれもよし
これもよしで
暮らしていく

○「本質 ....
ゆうやけ、こやけ、
鍋の底がすこし焦げた、
スプーンですくった、黄いろいルーの、
ぐつぐつと美味しそうに、ガスコンロの火で煮込まれてゆく、
それは、
ようやくふたりで完成させた、
さいごの ....
降り続ける雨、
外の 街道の
アスファルト濡れ
気付けば夕暮れ、
雨に濡れる街

そしてシズク
カラコロロ
転がり広がり
水溜まりの輪、
私は今日は何処にもいかなかった
私は今日 ....
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