すべてのおすすめ
ひとにも会わない
歩いても歩いても
だれもいない村で
とてもなつかしい
しろいろのけものに会ったんだ
子どものころには
野原を走りまわっていたよ
....
どうして
これほど素晴らしい世界に
悲しみや苦しみが
絶えないんだろう
今朝カーテンを開けると
水色の空がとても嬉しい気持ちに
させてくれたんだ
綿菓子みたいな白い雲 ....
たたかうことは
嫌いだけれど
たたかうときがあるのも知ってる
ホントは気楽に生きたくて
闇など視ないでいたくって
けれど朝が昼になり
そして昼が夜になる
ときが流れて ....
冬が去り
いまから春だという朝は
空いちめんに
やさしいほほえみ
溶けだした
ソフトな氷の色に似て
ふふふとわらう
ななしょくのゆめ
恥じらいの
朱色の頬を想いだ ....
やさしさがあふれるような風が吹く
やさしさがあふれるような街に住み
やさしさがあふれるような人にあい
やさしさがぼくの心をくるんだよ
ごまかしてなんていないんだ ....