最近よくブレーカーが落ちるのね。
ぎぎぎ、ぎぎ・・・バン!って感じで。

ぁたぃ、電気のことはよく分かんないけども
たぶんね、ブレーカーは頑張ろうとしたんだよ。

やることがいっぱいあって ....
てお
あなたが穏やかな
それがなによりもの温もり
みみずさんになって
のの
お花さんになって
あたし
まぁるい
てお
あなたが一番
好き
昨夜が溢れてしまって
まだ所々
ぬれている床
こけのむすまで と歌うきみは
君の代わりにと
あかい手で雑巾をしぼり
はなびらの舞う冬の景色に
ほおった

あしあとをくずして
きみの ....
図書館は今日も
中身の無い棚ばかりで
全部で五冊ぐらいしか本が無かった
世の中を模して
広すぎるように建てられている

CDレンタルの店員は
僕がばらまいた小銭を
借りてきた笑顔で拾っ ....
ねぇびっくりさせてあげようか
この指輪自分で買ったって言ってたけど そんなの嘘
エエッ!
拾ったの
オオッ?!

ねぇびっくりさせてあげようか
隠し子がいるの
エエッ!
あなたの子よ ....
真夜中のため息は
やがて
真っ白い湖になって
少女と猫が
弾む足取りで渡っていった

その水面の足跡は
白い蓮の花に生まれ変わり
ひめやかに
ひめやかに
ささめ ....
ある冬の日の午後に
人通りの少ない道を選んで
散歩をした

それは確か 手が
かじかむほど寒い日だった


一時間ほど歩いて
そろそろ家に戻ろうとした時

前方にある ....
いらいら
かりかり
そわそわ

たじたじ
なあなあ
ぺこぺこ

むらむら
ゆるゆる
らんらんらん

わいわい騒ぐものたちを
広口ビンに詰め込み終わったら
どっこいし ....
さがしものをしているんです。


声をかけたのは
いつもベットに腰かけているはずの
小さなくまのぬいぐるみ。
話を聞くと
ひつじやぞうのぬいぐるみをかきわけ
布団の隅々
た ....
いつでも思い出せるということと
いつまでも忘れないでいることの違いを
知らなかったのです

それは
アルバムに貼り付けてしまい込むことと
手帳に入れて持ち運ぶことのような
違いなのでしょ ....
満水の夜に
感覚をとぎすませながら
無数の魚が泳いでいる
距離と、位置と、
上昇する体温と、
そういうものを
止めてしまわないように


蛇口に口をつけて
あふれ出すカルキを吸うと ....
公園へと続く夜道の街灯に照らされて
{ルビ百日紅=さるすべり}の木は裸で独り立っていた

枝々に咲かせた無数の桃色の花びらを
過ぎ去った夏に{ルビ葬=ほうむ}り
樹皮を磨く北風に じっと口を ....
たぶん400円くらいで安売りで
「 出て来いストア 」
たぶん肌触りが気持ちいいのは最初だけで
「 出て来いストアめ! 」
たぶんごきぶり瞬殺とか一生ムリで
「 出て来いって言ってんだストア ....
広い段ボール箱を用意して
ひとり
その中へ閉じこもってみた今日の朝
茶色い段ボール箱 から見る
世界は少しやさしい とげを
わたしにそぅっとそぅっと
抜けない様に 突き刺し ....
いそがしい 朝昼夜ずっと いそがしい
         それでも君へ おもいはつのる
どことなくストレス加減の昼休み
冷たい珈琲に浮かんだ氷を
ストローの先でつついたら
猫みみのかたちの小さな生きものが
ちょこりと顔を出した


頭痛の道連れに
こんな小粋な錯覚が訪れる ....
ららら月曜日
水草に こっそり つぶつぶの朝
金魚さん 卵を生みました。
。.

お母さんとお父さんは 大きなお家で あなたを待ってるって

・・
2日め
お ....
雪が降って 真っ白になった。今年は 暖かな冬だといいのになぁ.。
いつもより遅い訪れ 根雪にはならなかった今日の日に ほっとするのは
わたしだけなのかな?
過ぎて行く日々に 寒さも 厳しさも迎え ....
その中で 支度をする

なお、ひかる
くるしいまばたきに
ゆびのすきまからあふれ
染みを
のこして






あの日
髪をきってほしいと言った
初冬だった
あさひがの ....
フリマの一番隅の方で
いなくなったままの父が
お店を出していた
犬がいっしょにいた
名前をペロといった
父が好んでつけそうな名だった
お店には小さな靴が一足
子供のころ私が履いて ....
とまらないからすすめ
ねてもさめても
明日という日を迎え
生きている
幸せなわたし
そう思える
わたしで居たい

かと言って
迎える事の出来ない日々も
わたしは知っている

と ....
瞼(まぶた)を閉じ
安らぎに抱かれ
ゆっくりと
ゆっくりと
呼吸する

やわらかく息を吐き
おだやかに息を吸う
くりかえし
くりかえし

やわらかく
おだやかに
息を吐き
 ....
枕のなかに棲む魚が
ゆうるりとからだを波打たせている
何の音もたてることなく
ただ端から端へと動いている



わたしは魚が静まるのを待ち
左向きに頭をのせる
魚はい ....
「ふくらはぎはね タイムカプセルなんだよ」

そう言った時
掠れた声で
おもしろそうに
わたしのゆるやかな足をなぞるゆびは
日ざしに透けて
どうしようもない昨日とまざり
まるで た ....
その指先がこの涙をぬぐうことは
もうないのだ、と
うすうすは わかっていたよ

その手がこの手を握ることは
もうないのだ、と
うすうすは 気づいてはいたよ

その腕がこの体を抱 ....
つつむ
こころを
その手で
そっと

つつむ
いのりを
ひとり
その手で

つつむ
その手は
あの手を
つつむ

そして
手は
ひかりを知った

 ....
バタークッキーと紅茶

夜のティータイム
星が紅茶に
ゆらりと落ちて
ちょっと熱いじゃないのと
文句を言う

それを無視して
あなたが
さくさくっと
クッキーをかじって ....
わたしのなかに うちゅうがあって

あの 青い空より遠くへ 遠くへと広がってゆく気持ちと
つま先で くるん くるん くすぼっている気持ちが お話ししている

そんな時間が いちばん 好き
 ....
ローヒールでリフティング
重たい空気のこの季節
人工芝はもうめげて
なよなよなよなよ笑ってる
彼はというとお空から
カワセミみたいな声だして
あたしのことをからかうの

リクルートスー ....
ぴりか ぴりか いつかの空の あなたは知らない
敷き詰められて 赤い木の実
啄んだ日に 消えた

ぴりか ぴりか 最果ての木の実は 甘い ほろほろ
ほろほろ漂って染まる
茜の水面に 消えた ....
日朗歩野さんのおすすめリスト(1044)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ブレーカー- まなみ自由詩2*05-12-21
てお- ひより未詩・独白6*05-12-20
空耳- はな 自由詩10*05-12-18
失くした一日- 自由詩7*05-12-17
2度もびっくりさせないで- 佐野権太未詩・独白8*05-12-16
白いしじま- イオ自由詩4*05-12-15
カステラ- 松本 涼自由詩9*05-12-13
じゃむ- たもつ自由詩605-12-13
さがしもの- もろ未詩・独白605-12-11
わすれな草- たりぽん ...自由詩705-12-11
夜明けの水位- 望月 ゆ ...自由詩57*05-12-10
宇宙ノ声- 服部 剛自由詩11*05-12-8
禁欲すりっぱ- かのこ自由詩405-12-7
段ボール箱のやさしさ- あめ自由詩205-12-7
1日が48時間になってもいそがしい。けど、たぶん。- 逢坂桜短歌2*05-11-24
クリオネ- 銀猫自由詩16*05-11-23
観察日記- ひより未詩・独白10*05-11-22
味噌煮込み饂飩が恋しい季節です- ひより未詩・独白8*05-11-20
立冬に_ひかり- はな 自由詩17*05-11-19
フリマ- たもつ自由詩21*05-11-10
とまらない幸せ- ひより未詩・独白11*05-11-4
海の鼓動- イオ自由詩7*05-11-2
ノート(枕魚)- 木立 悟未詩・独白1105-11-1
恋文- はな 自由詩8*05-10-28
じゅわり- イオ自由詩3*05-10-27
- イオ自由詩3+*05-10-25
よる- イオ自由詩5*05-10-22
すき- ひより未詩・独白5*05-10-19
ローヒールでリフティング- かなりや自由詩4*05-10-11
えとぴりか- ひより未詩・独白5*05-10-10

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