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ふらふっと
溢れ流れ出て
浮遊から跳躍へ
飛び立つクラゲ

穏やかな飛翔にて

濃密に暗まる
空の青みに
明るむ灯を点し

羽ばたく花と為り
咲き開き咲き誇る

  *
 ....
密集する緑の群れ
鮮やか葉の揺らぎ
その木立隙間に
覗く向かい家の台所の窓、

橙の暖かな明かり早々灯り

空は水の色 なんて透明に澄みわたり
遠く灰の雲 地平からすっと首伸ばす

 ....
蜘蛛 小さな柔らかな足取り
はったハッタと白紙を這って、
殺そうかと一瞬想ったが
なぜか指先 取り留めた

その姿立ち振舞い 繊細に伸びやか大胆に
透明な瞬間 捉えた眼差し視覚 私に語り
 ....
黄色い命の隊列、
燃える水となり流れ進み

私は未だ聴き続ける、

あの日霊園で買った菊の花束
それら手向け包み込んだ

白骨の、

独り黄色い命の残響を
この七月の
光降り注ぐ
太陽の日、
路傍の石に
眼が穿たれ
見開かれる沈黙、
熱と光の充溢に
霊性貫かれ只不動。
お月様 浮かんでる
水色の空のなか
未だ未だ明るい
夜空の手前

お月様 不思議だなぁ
白く透徹と弦を張り
何か絶えず思考し送信して
この地球にこの私に私達に

お月様 浮かび上が ....
霞んだ滲んだ奥底から

仄かに姿を現すもの

深い 深い
海の底にいるように

無音のうねり

無音の瞬間



生と死の狭間に立たされて



未だ肉の生命は躍り
 ....
嘗て
青 増す紫陽花の

青一色 濃密に

曇天の許、

雨に濡れ 静か在り。
雨滴、落ち続ける
軒先から
規則正しく
リズミカルに

この部屋の、向かいの家の、
取り壊されたまぼろ実家の、
軒先から 重なり次々
透明な音響かせ

そうしていつか
それら、
 ....
すべてから
解放され
すべてを
開放し
広大な大地に
遊ぶ

  *

気分、沈み
気分、盛り上がり
まるで大海原のうねり

(自我 佇みひたすら静観し)

天空に銀河の ....
ただ委ねる
この世界に
わたし、
常に全くの
初心者
よろしく
委ね預ける
この世界

この肉体、
内なる魂と霊の
道具、器
大切にしなければ
お世話し続けなければ

混 ....
木々の枝葉が大きく揺れる

熱風が吹いているのだな

濃緑の群れが青空に
美しく浮き出すようになびく

熱いうねり 風景をかき混ぜ

世界が立ち現れる、
引き伸ばされた瞬間の光景と ....
繰り返す日々の中、

一点眼差すおまえの瞳

何処にも属さず全てに属し

新しい街にて新しい仕事 始める
木々の根元、広がる薄暗がりの光景
浮かび上がり

律動し呼応し合う天と大地に静かさ在りと

言葉、
透明な呪いに充ちる声のヒビキ
意味の向こうに突き抜け静かさ司る。
あまだれ ぽつぽつ
落ち続け
貴女はいったい何処いった?

白い途、水の空
在るもの造形の力、
浮き上がり
岸辺の貴女 逃れゆく

絶えず絶えず逃れゆき
坂道 夜の暗闇に 
落ち ....
砂漠抜け
砂漠の一軒家抜け
街中へ
街中のこの白い小部屋へ

この熱持つ静謐な地にて
底 探り感じ割っていく
底無し宇宙の底のヒビキ
それは普遍の聖なる何か

人は誰しもそれを持ち ....
雨上がり
空は明るみ
歩く人、
ふわり
吹き抜ける
風の精霊、
キッスして
包み込む愛、
感じるか

雨上がり
広がる
空の青み、
繋がって
一面の青
ただ嬉しく、
仰 ....
降り続ける雨、
外の 街道の
アスファルト濡れ
気付けば夕暮れ、
雨に濡れる街

そしてシズク
カラコロロ
転がり広がり
水溜まりの輪、
私は今日は何処にもいかなかった
私は今日 ....
ひなたぼこ、
光の海を泳いでる
私の心はふわふわり

さっき夢に見たよ、
あけっぴろげのあなたを
初めて立ち上がるあなたを
珍しそうに言葉に触れるあなたを

僕ら、光の向こうからやっ ....
このしずかな慈しみの流れ、
今日もあおいあおい街並み
浸しながら伸びてゆく包んでゆく

かつての子が
ヒメジョオン咲き生い茂る野原を駆け廻った時、
世界はこの子を慈しみの流れに浸しただろう ....
あらゆる叶えられなかった思い
置き去りにしわたしは進む
哀しみの滴、溢しながら
さらにわたしはすすむ
円環の街を後にして
わたしはすすむ
歌声の確かさ
霊性の思考
導かれて

円環 ....
ゆったりゆたり
あくまで澄んだ
世界を歩く
大気に透過し
冷気に凝集し

接吻する

あなた

なんでもある
なんにもない
もはやただ
ゆったりゆたり
あくまで澄んだ
せ ....
雨のなか歩き進み
燃える陽の光見る

すべて終わり過ぎて
解ることばかり

運命に導かれ此処まで来た
私は運命に促され今を生きる

炎のなか歩き進み
これ以上無い高貴観る

こ ....
沈黙に
横たわる

肉体は熱を持ち

沈黙が
横たわる

遠い地平線を凝視し
空と大地の光彩とうねり

この小部屋の白壁が震え揺れ動く時、

沈黙、重層し
静かさ 訪れ
 ....
夢の底を揺蕩えば
思い出の予感に
陶然となる
夢の向こうとこちら側
遠く近く狭まって
底の底に横たわる
わたし独りのたましいが
融通無碍に踊り出す
進む夜の青い時
深い眠りに揺蕩って ....
自然が最後に受け渡してくれたもの
この透明な透徹した
感覚に従属しない
思考 さえ在れば、

自由自在融通無碍
血を飲む血を呑む

何処にも行く必要はない
この小部屋にて全て体験する ....
空に溶けゆく
この想い、
不可視な繋がり
確かに生動し

不思議な
思考という他者
与えられ

文字、言葉 限り無く異邦のもの

紡がれ織られゆく
この想い、
不可視の湧出
 ....
もっさもっさ揺れ流れ動く
街道沿いの木々の緑たち、
美しく恐ろしく
色彩を唸らせ
深まる新緑の時、
告知する

時、流れ進み
エネルギー、一定に保ち
命、過剰に流出し
エネルギー保 ....
突き抜け
上昇し沈み込む、
限りなく際限なく

熱に貫かれ 声、
発せるということの
奇跡
歌、うたえることの
有り難さ

意味 以前に 声の言葉の響き在り、

わたしはひたす ....
滲むように昇る
朝の陽、

なにものも犯せぬ
この世界、

此処に留まる
此処がすべて

此処に入る、深々と

魂、歌に放ちながら
言ノ葉、声に散らしながら

この奇跡を、 ....
日朗歩野さんのひだかたけしさんおすすめリスト(30)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
飛び立つクラゲ- ひだかた ...自由詩423-8-19
この夕の暮れ- ひだかた ...自由詩3*23-8-10
夜蜘蛛- ひだかた ...自由詩523-7-29
慰霊- ひだかた ...自由詩423-7-10
予兆- ひだかた ...自由詩423-7-2
お月様- ひだかた ...自由詩7*23-6-29
コンタクト2- ひだかた ...自由詩423-6-14
紫陽花- ひだかた ...自由詩3*23-6-11
雨滴のうた- ひだかた ...自由詩423-6-11
覚醒の遊戯- ひだかた ...自由詩423-5-23
生きる。- ひだかた ...自由詩3*23-5-21
祝福の瞬間- ひだかた ...自由詩6*23-5-18
- ひだかた ...自由詩3*23-5-15
言葉の光景- ひだかた ...自由詩523-5-14
あまだれ一夜- ひだかた ...自由詩8*23-5-11
点火- ひだかた ...自由詩423-5-9
雨上がりのうた- ひだかた ...自由詩723-5-8
雨降りの夕暮れに- ひだかた ...自由詩723-5-7
ひなたぼこ- ひだかた ...自由詩8*23-5-5
春の光に芽吹く- ひだかた ...自由詩7*23-5-4
進化3- ひだかた ...自由詩5*23-5-3
接吻する(改訂)- ひだかた ...自由詩423-5-3
Grace- ひだかた ...自由詩723-5-1
沈黙の思考(改訂)- ひだかた ...自由詩4*23-5-1
夢の底(改訂)- ひだかた ...自由詩823-4-29
夜想49- ひだかた ...自由詩423-4-28
思考という他者- ひだかた ...自由詩7*23-4-24
新緑の瞬間- ひだかた ...自由詩323-4-22
夜想42- ひだかた ...自由詩9*23-4-8
夜想41- ひだかた ...自由詩523-4-7

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