すべてのおすすめ
                       きゃらめる 4

  うみ

  1

ふるどうぐやで
ぐうぜんみかけた
すなはま
ちょうどもてあましていた
とっておきのゆうぐれ ....
 おいしそうなピザの表面には、とろけるチーズがアメーバのように触手を伸ばし、その際限無く広がり続ける指先は僅かに残っているトマトソースの海にまで注がれ、いびつに輪切られたピーマンの輪郭が、かろうじてそ .... いま眠っている母さん
母さん、良い夢を見ていますか
私は母さんに
一通の手紙を書いています

母さん今までごめんなさいでした
私は死にます
私のことは忘れてください

私が私であって ....
ネット上に書かれた ある小説の紹介と感想を
夜更けにこっそり読んだら
あまりに似た好みと感想だったから
お互い変わっていないことに呆れて 安心して
逢えなくても まぁ、いいかと 思った
横切る

救急車反対側全体的灰色気配空間内殉職時足長刑事風味
遠隔操作後蛇行走行轟音連発憤慨二輪車急加速志向拡散
放心歩行者順々卒倒気味某所某真夜中珍事半永久的続行
洋なし色に 辺りが包まれ
萩焼のカップには
チャイの印香が漂う中
窓辺からは
いつもと同じ風景

いや 今日は
こんもりと茂る葉の代わりに
樹木には 綿雲の実がなり
成熟したそれは
 ....
なわとびなんて 久々だ ふふ
どうやら下手になったようだ はは
目の前の子どもも下手糞だな いひひ
私も練習したものだ へへ
ずいぶん鈍ったものだがな はは

子どもと練習してみるがな あ ....
モラタスという新しい気分を
いつも気ままで 曖昧ですっとんきょうな午後で
感じている いや とにかく新しい気分なので
分からないけれどそんな気がしている

「ここの赤をもうすこしモラタスにし ....
流れ出る脳髄、お一ついかが?
目が潰れるメチルアルコールいかがかな?

いかがわしいものがいかがわしいものを売るお店

そこはうんざりするほどいかがわしいものだらけで
吐き気がするほど僕に ....
決行の日
せんたくを間違えないようにする
柔軟材は嫌いだ
添加されたことばを充分にすすげない
その使用法が嫌いだ


もうあらわれないのかな、ヒーロー


始発が動き出す音を聞いて ....
静かな絶望の風が
こいつらの体にも
纏わっているのだろうか

二十分ほど
この黒の儚げな線を
真っ白のベンチに腰掛けて
眺めている

自分より重い荷物を
えっちらおっちら担いで歩き ....
ここで
てをふることにする
かぜふくにせよ
ゆきつもるにせよ
きみはもう
とまってはいけない
いちにちやふつかは かまわない 
けれど
ここで
てをふることにする
蔦は一列二列と  ....
                      communication breakdown (1〜3)

  キュウリ

ある日目が覚めると
きみと知らない女の子が
向かい合って朝ごはんを ....
青信号の色は淡い水色にちょっと緑色がかっていて
クシャミとも咳ともつかぬ勢いですり抜ける
ぼくらは
マンホールの下に流される水の色を確かめる術がないので
黒い地面の バリエーションにとんだ想像 ....
その港の海は

溶鉱炉の煙突の火で燃える

月面が見たくなったら

その火柱の傍で

7つの石を  意思を

いっそ一度に海面に放れば

一瞬だけでも見れるのだ


 ....
友人の結婚式には、彼此もう6回も顔を出している
親族の方に職業を聞かれる度、自由業と答えては訝しがられる
今時、その歳で時給750円で良いのかよ
こないだの同窓会では、そんな当たり前の事で突付か ....
  


とうさん


せんせいのおはなしには

ぼくらでてこなかったね


ぼくやまねこさんのように

どんぐりのさいばんしたかったな


くらむぼんみたいな友達ほし ....
老いたるロメオ

命の根源を
回復するためにロメオ
二十四時間を
眠りつづけて浮かぬ顔


麟太郎の幸

『あかるい黄粉餅』
満喫してのち
帰って来た町
秋の日は落ち
 ....
木の幹の中は
小人の国
「冬」という地下の駅から
汽車の音がきこえるよ
しゅっぽ しゅっぽ
長い長いトンネルぬけて
しゅっぽ しゅっぽ
新しい緑の帽子をかぶった小人たち
夢と希望ととき ....
 川のない街で      
 赤ん坊だった過去をなくし
 古い三階建てのデパートの屋上のフェンスにもたれ
 おれはフェラチオされていた。
 女が媚びるような視線で
 見上げてきた ....
でも一応上 略 はわかる あ大っ   そうだなあ。ま
  ここで 中 。何食べ ンった      ご注文は
じゃん。羨 上 で。私も ャたし  こういうのラブラ
タバコだめ 係 ぜ。   シ・ま ....
   
三日月1号線は
全ての痛みを解いてくれる
ここではないどこかへ行ける
らしい
東に向かって走る
それだけで

僕は毎日のように
日常57号線を
行ったり来たりしているの ....
点々とした星たちを
一つにまとめて月を作り
わたしはそれを喰らう


まやかしの月を


この街に溢れている光は誤りばかりで
どこかが欠け、どこかで光をなくしている


誤りば ....
 ●魔酔い

 ♪ド・ミ・ソ・シ〜
メジャー・セブンでお伝えします
迷子サマのお知らせです
パタゴニアから、と頑なに言い張る
さらに、どう見ても30代後半なのに
29歳という微妙なト ....
 
 1番線のホームで各駅を待った。
 2番線のホームに各駅が来た。
 赤いコートの女が柱にもたれていた。
 おれは各駅に乗った。
 眠くなってきて、眠った。
 四つ先の駅で下 ....
 「捧げる詩集」(1995年・緑鯨社)には、1988年から1990年にわたって個人誌「風羅坊」に発表した作品を収めた。個人誌といっても、B4用紙に短い詩を毎号6〜8篇コピーして読んでほしい人に見境もな .... 葛藤に勝つ加藤さん 祝いたい岩田さん いいんだ飯田さん 宝だから宝田さん
しきたりは岸谷さん 最高だよ斎藤さん 一等だよ伊藤さん 只今参上三条さん
四季の錦の錦野さん 好き過ぎ鈴木さん あらいい新 ....
 
 駐車場みたいなスペースにコンテナをいくつか並べて
 カラオケ屋にしてみた、みたいなカラオケボックスだ。
 No.21の部屋
 おれは
 ビールのジョッキを片手に微笑んでるポ ....
 ●風穴のデジャヴ

ジャガ芋の皮を剥いていると
剥いてやっているくせにデコボコなので
俺の虫の居所が悪くなってきた

つけ上がるなよイモのくせして
お前に進化する気持ちがある ....
  
  急傾斜


 信号を待ってる間に
 何度も死んだ
 閉じたままの傘を
 飽きて
 植込みに投げ捨てた
 車が走っている
 牛丼屋のカウンターで
 白のロング ....
山内緋呂子さんの自由詩おすすめリスト(705)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きゃらめる_4- アンテ自由詩5*04-2-17
異食同源- 自由詩4*04-2-16
もしかしたらの夢- 長谷伸太自由詩1*04-2-16
それから- 月夜野螢自由詩404-2-15
アップルπ- 喫煙変拍 ...自由詩3*04-2-15
雲の卒業式- 湾鶴自由詩1104-2-15
風の子は育つと何になる- 長谷伸太自由詩3*04-2-14
モラタス- nm6自由詩604-2-14
百円玉- 暗闇れも ...自由詩2*04-2-14
咲いて欲しいのはワタ野原じゃない- あみ自由詩204-2-13
まちぼうけ- ポロリ自由詩204-2-12
送る- バンブー ...自由詩1004-2-12
communication_breakdown_(1〜3)- アンテ自由詩12*04-2-12
例えばこんなふうに- nm6自由詩404-2-12
本牧ムーン- 純太自由詩504-2-11
パラサイト・シングル- 自由詩504-2-10
豚の唄- AB(な ...自由詩22*04-2-10
四行詩六篇- 狸亭自由詩704-2-10
しゅぽっ!- 春日野佐 ...自由詩504-2-9
16個目のバームクーヘン- カンチェ ...自由詩3*04-2-8
ランチタイム- 不老産兄 ...自由詩204-2-8
三日月1号線- AB(な ...自由詩704-2-7
月食- ゆひゃ自由詩304-2-6
アナウンス- クリ自由詩204-2-6
底流の鏡- カンチェ ...自由詩2*04-2-5
あとがき- よねたみ ...自由詩1304-2-4
あなたを肯定します- 紀ノ川つ ...自由詩904-2-4
No.21部屋ルーム- カンチェ ...自由詩1*04-2-4
風穴のデジャヴ_2編- クリ自由詩4*04-2-4
シフトダウン- カンチェ ...自由詩8*04-2-3

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