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果肉潰し、吸う少女の唇の形
を、やめた無表情に残った
まだ透過しているライムの息切れを
直ちにアルコールで
ほろ苦く、濡らす


流す目尻に、不純が到達して滲 ....
奪い合いなんだよ、
熱の

教えられたやり方
決められたルール
そんな
生温さに安住してると寝首を掻かれるよ

世の中っていうのは
恐ろしいところだよね
毎日生きているだけで肝試し ....
にじんでいく景色の中で
伝えられなかったものは
今はもう思い出せないまま
ただ虚空を見つめて漂っている

生活に背中を押されて
青い空も忘れたまま
虚飾にまみれた毎日に
嘘なんてないは ....
Oh、パイナップルの果汁に溺れてイル!
此処エデンの蜃気楼の中で今、私は埋める
柔らかい砂や綿の様な微睡みに、この煤けた顔を
全ては愛に依るハイな交歓の許に、手が足が
脊髄が踊る、思想は要らぬ ....
            

 被害妄想のために
 恋人を殴って
 流れた血を見たら
 おれは生きてる気がした
 これがおれのやりたかったことだ
 やっと見つかった
 天職を ....
詳細は

きみの感じやすさ

詳細は

君の声

オクターブ上でキャンキャン言って遊ぼうよ

夜中にいっぱい歌って

隣人を全員追い出しちゃおう
苦しいんやったらやめろ
苦しいんやったらやめろや!!
ほんでお前後になって
「苦しかったけど、やってよかった!」
とか言うんやろ
それやったらはじめっから苦しいとか言うなや!!
ずっこいん ....
 いつものようにマンションの郵便ポストが冷たく死んでいる
 買えやしない分譲マンションのチラシ、呼びもしないデリヘルのチラシ、
 性欲ってビジネスになるんだなって納得するほどのピンクチ ....
正月に日本酒を飲みながら詩を書いていたら
火曜日に詩を教えているキムからskymailがきた


「幹さんやばいっす、オレ犯罪犯しちゃいそうです」
『ちゃんと詳しく説明してミソ』
「ちんこ ....
ともすれば、その人の
冷たい朝なのかもしれない
天井はいつも通りにぴんと張り詰めている
とりあえずは、流行の
そこから外れた道の街路樹のなびく姿を真似て
まずは珈琲をすすることから始める
 ....
 バナナ売り 企画物としての俺 削除事項
 ヨーロッパ市場から締め出される 展望台から人様のケツの穴が見える これを不思議なの発見なのと俺は呼ぶ
 火をつけたタバコの先っちょをつかんで笑う ....
膝の上 手繰り寄せた流線型に
はしゃいで なまえ描いた あのひ


しがらみは
とてもとてもほそいのだけれど
とてもとてもいたくて
つよい


KIZUNAと描かれた海から ....
歩いています夕暮れ
空は赤くありませんでした
曇り空が何度目かの意識で
その姿を現しました

その下が
天王寺の駅前の古い商店街というか横丁で
腕を組んでパチンコ屋の前で立っている
お ....
いつまでも
置き忘れられたような
宿題のような生活だ
いつまでも焦っている
逃げるように眠る

鳩が鳴いている
静かにメスを入れられる時間
過去はえぐりだされた

歌います
感情 ....
私の目の前に広がるのは
どこまでも続く
絶望という名の砂漠
全てをさらい飲み込んでいく

変わらない物など何一つなく
全ては私を裏切って消えていく
私はただ死に場所を求め
彷徨い続ける ....
お父さんとお母さんが嘘つくから、
橋を渡ってしまったんです。

−指を切っても、吸ってくれる人がいないのよ。

ボロボロのドレスを脱ぎ捨てても、
髪を金色に染めても、
わたしの意志はそこ ....
仕事帰りの自転車に乗り
ふらふらと重いペダルをこぐ私を
野球帽をかぶった男の子が追い抜いてゆく
あまりにもまっすぐ走る恐れを知らない背中
暗がりを照らす街灯の立つ角を曲がって消えた

早朝 ....
疲れを露骨に見せる俺に対してあなたは、加速すればいいじゃない、と言った。
加速すればいいのか。つーか、加速ってなんだ。加速すれば済む話なのか。加速すれば事足りるのか。俺の疲れは加速すれば癒されるのか ....
帰ってくるよ
夏が帰ってくるよ
この火で埋められた季節に
死者たちが帰ってくるよ



ただ白いだけの変な鳥がいます。暑い夏の日差しを受けて、きらきらとその翼が輝いています。飛んでいる ....
サービスで付いてきた
しおりの柄が気にいらない
本の中身は上等なのに
どうにもこうにも
これではいけない

気にいったしおりを
自分で作ろうか
それでは本に失礼ではないかな
それでも ....
+TATOOの悲しみ

 水商売をもれなく売女と呼ぶ
 その在庫表の端には
 くたびれたドラえもんが描かれている

 規則正しく働ける
 抜け目ない線とスイッチの裏の
 せわし ....
雨上がり、計算されてない電線を見上げると
目覚ましなしで起きた朝みたいな気分がする
かえりみちもその途中もゆらめいて
似ているから不思議だ

並んでいる足のいちばんさきで
わたしたちはきっ ....
女が化粧している
裸の背中を私に晒して


射抜くような眼で
鏡に映し出した己を見る
内にある存在へ
女の手は問いながら作用する
ただの身だしなみでも
誰かに見せるためでもなく
太 ....
レジの上に置かれた写真立ての中で
歩き始めたマスターの子供が
両手を握り {ルビ膝=ひざ}をかがめ
階段から飛び跳ねようとしている

怖れを越えた先にある
未来の着地点を
澄んだ瞳で{ル ....
渦巻くのは散々だ。ひとつ通り越せば円形の日々がまたたく前に振り落ちてくる。ゴーイング午後。そしてその先から、定規で引いたような白線が舞い上がり、先走る道をただただたどたどし、く、たどり。ただその、嘘。 .... 八月
がくる。別れの季節
を知らないままに。
二度と醒めない夢
を夢見ながら、二度と終わらないおはなし
のまんなかにいる。
失われたひと
によってうたわれた歌
を、誰
にも知られない ....
あじさいの花の名前を教えてもらい

それから漢字では紫陽花と書くのだとまるでせかいに沈黙があってはいけないのだ、というようにきみはぼくの手を引いて喋り続けるから、

印旛沼サイ ....
富山から鎌倉へ帰る旅の終わりの朝
旅の宿を貸してくれた
姉が作ってくれた目玉焼きを食べながら
居間の床に座る3歳の{ルビ姪=めい}が
赤いリボンを頭につけたキティーちゃんのぬいぐるみに
話し ....
さっきから君のことが
好きでたまらないと思っていたが
さっきより君のことが
好きになっていることに気がついて
こりゃもう仕方が無いので
風船みたいにいつか割れちゃうのかな
なんてのんきなこ ....
そんな恋は、落雷みたいなもんだ。遠くのほうでピカリ、と、気づいた頃には、サングリアのワインと果物のような関係でいたい。それで、ぼくらは届かない空も君も何もかもを見上げて仰ぎ、ピース、と言って逃げる。平 ....
山内緋呂子さんの自由詩おすすめリスト(705)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ライムの濁り- A道化自由詩906-5-31
熱量- 大覚アキ ...自由詩206-5-30
新しいカケラ- 快晴自由詩7*06-5-22
おっぱい- 六崎杏介自由詩406-5-19
生身の人間- カンチェ ...自由詩606-4-29
詳細- 馬野ミキ自由詩406-4-19
苦しいんやったらやめろ- span自由詩206-2-16
喝采のクレオパトラ- カンチェ ...自由詩806-2-6
金(キム)- 馬野ミキ自由詩90+*06-1-22
領域、その人の- 霜天自由詩18+05-11-1
手羽先スタディー- カンチェ ...自由詩405-10-7
アイアムペイン氏のロングロングタイム- オオカミ自由詩205-9-24
今日はおじさんの日- 石川和広自由詩7*05-9-22
逃げる眠り- 石川和広自由詩11*05-9-18
絶望という名の砂漠- 快晴自由詩4*05-9-18
お人形の片想い- 浅野 す ...自由詩7*05-8-31
空の涙- 服部 剛自由詩8*05-8-11
調整豆乳- 捨て彦自由詩305-8-11
帰ってくる夏- 岡部淳太 ...自由詩16*05-8-9
サービス- こしごえ自由詩14*05-8-8
くらげの日々/知っている- 石田 圭 ...自由詩3105-8-8
手を- 船田 仰自由詩605-8-5
化粧_(2005.7.29)- 和泉 輪自由詩1205-7-30
Cafe_Le_Poete_♯2- 服部 剛自由詩6*05-7-28
金鳥(リプライズ)- nm6自由詩805-7-23
どうしてここには生きてるものしかいないのってこと- ピッピ自由詩1805-7-22
印旛沼サイレンス- 馬野ミキ自由詩905-7-6
旅を終える朝に- 服部 剛自由詩8*05-7-1
好き- ミサイル ...自由詩505-6-28
水蒸気のような、消えていない- nm6自由詩1105-6-28

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