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[唇がはなれてことばを、すべりだす。昼過ぎのガラス窓に緑色がぼやけて逃げる畳の、角に埃、ふわらふわら舞う。涼しく吸い込み、からだの中を撫でて回るやわらかな無が、人たるぼくのこめかみの先まで届くらしい。 .... 灰から蝶、ロ短調の緞帳が燃える
蛾もLP盤上、輪舞の燐粉は引火性
火星が列記した瓦礫下の恋人の傘を差せ
と星edな生徒のsadな声cho降羽に消えLose
渦嬢のsin室の祭壇画、右図は巻貝
 ....
ロボになりたい
目が光り
火を吹き
時を越えて
空を飛び
感情もない
どんなに辛くとも
人を傷つけず
自らの命を捨てられない
機械油を垂れ流す
ロボになりたい
つかめ
つかんだら離すな
そして握りつぶせ
と福本伸行は言った 

雑踏の中を行く
私の周りで
瞬間的に温度が上昇する 

だって乾布摩擦してるんだもん!
ゴッシゴシゴシゴシ
ゴ ....
牛の背中に乗って
のんびりと知らないところを
あてどなく行く

色んな人に出会って
色んな景色を見て
のどが乾いたら牛の乳を飲む

でも、結局
目に映るのは
やっぱり
おんなじで ....
ジンライムが詩を書くよ
妹が詩をしたためるよ
父が放屁で空気に色をつけるよ
母が韻を踏むよ

あたしはここにいるよ



仕事中 誠実 向き合う 多量ワーク
ふと気になる 現代詩フ ....
ホールケーキ食べたい
丸ごと一個食べたい
ひとり占めしたい

ホールケーキ食べたい
食べきれないけれど
その残ったケーキを投げ捨てたい

見せつけてやりたい
先進国に生きる私
私は ....
 
トンネルに入ると僕と弟は息をとめた。
車窓越しに流れていくオレンジ色のランプをながめていた。
出口はまだ見えない。

出口が遠くに見えはじめた。僕と弟は苦しくなりはじめ、
父はアクセル ....
君の子宮をコンドームに包まれた僕のペニスが出入りする
君の喘ぎ声と 僕の汗と 君の唇と 僕の中指と 君の乳房と 僕の肋骨と
全てを重ねて絡み合わせて ぐちょぐちょに どろどろに ねちねちと ずくず ....
手打ちうどんをひたすらに打つ
真っ白な君の事を考えながら

手打ちうどんを

もち肌、もち肌と重宝されてるらしいが
もし手打ちうどんがお餅つきと同じくらいに
メジャーな催しとなった場合
 ....
『近寄らないで』
本当はぎゅっと抱きしめてほしかったの

『構わないで』
本当は真剣に叱ってほしかったの

『探さないで』
本当はあの紙に残した香水の香りを辿って着てほしかったの
 ....
 わたしはシャッターの降りた酒屋の前で人を待っていた。夜だ。幸いにしてベンチはあったが、なければ凍り付いていたかも知れない。木で出来たベンチは冷たく、しかし体温は冷たくなく、わたしはすぐに暖かくなるだ .... 14歳の冬
生理が1ヶ月近く
止まらなかったことがあった
わたしは学校で倒れ
保健室に運ばれた
どうしたのと先生に
やさしく聞かれても
上手く話せない
自分でもわからない
母親に病院 ....
僕の部屋にある
君の洗濯物を見る

「付き合ってるんだな」と実感

Tシャツや下着を見て
ちょっと微笑む僕は
傍から見たら
ただの変な人かもしれない
でも
とても幸せな人であること ....
それをそっと両手で包むと
私は私のそれに、
途方に似た
責任を感じ
る。

これが
こう誰かに包まれる時が来た
ら、
これは一人歩きして、私の知らない
何処かへ行ってしまうかも ....
伊勢の名物、赤福本店にて
赤福セットを注文する宿命の俺達
お店の人が持ってきた瞬間
俺は土下座をしたよ

赤福に。餅菓子に。

小皿に盛られた赤福餅3片に対し
土下座する俺のフォルムは ....
お前が好きだ
どこにでもいる女だって思ってた
悔しいけど違った
お前の魔法にかかっちまった
お前のことが頭から離れねえ
何とかしてくれ
お前に電話したくてしょうがねえんだよ
どうにもなら ....
木の音
水の反射
日なたの匂い

奪われたあと
残るもの


木の匂い
水の音
日なたの反射

午後の恐竜    ※
砂に埋まる墓碑


言わないさあれこれ
ひと ....
ストーブが話す、「赤はすべて夕焼けなんだ」と。世界がドーナツのようでぼくは嘘をついた。「きみは笑っているようにみえるよ」。ストーブの彼、嬉しそうだ。雨の音、の、記憶。たとえば階段をのぼればきみがいない .... わたしと わたしとはまったく縁のない十数人のよそびとたちは皆押し黙って沈痛な面持ちをして バスの中にそれほど窮屈でないにしろごみごみと固まってひとところからひとところへ運ばれる途中であった わたしは豪 .... やわらかいからくるしいのでしょう。目をつぶれば、しょぼしびれるまぶたの裏側にそれまで見つめていた画面の裏腹が白く白く皮膚をとおりぬけるかもしれないと思いきやひろがる想像上のパレードに身を包んでも目の奥 .... それから
僕は僕をはじめ

僕は僕の体にしがみつく
僕の体が僕から離れるまで
僕は僕の魂にしがみつく
僕の魂が僕から離れるまで
僕は僕の僕にしがみつく
僕の僕が僕から離れるまで

 ....
 
歌と踊り
    
                失った恋人に



歌と踊り1



それはむかしの
それはお ....
「スネアヘッドってつまりすね、ドラムの一番こうなんていうか、つまりすね、基本的なリズムを刻むってか、つまりすね、そんな感じのやつをスネアドラムっていうんすけどね、つまりすね、その表面の皮のことなんすね ....  


 やみが白んだ
 きょうも夜明けの3時過ぎから起きている
 もう2時間がたったのだ
 トイレで小鳥のさえずりを耳にした
 やがてはかれも空から堕ちるときがくるのだ
 それまでの ....
たかやは
じいじのひざうえで
はじけんばかりのえがおです

たかやは
おふろにいれられて
てあしをばたばたよろこびます

たかやは
ふとんによこたわり
あんしんそうにねむります
 ....
晴れた空は、あまりに眩しくきれいだ

幼い頃、一番欲しいものはなあに?と問われて
そら とは答えられず
むきかごーぶつ と答えた
(空は大きすぎて僕のおもちゃ箱には入らないとわかっていたから ....
 


 夜明けはちかい
 けさは3時から起きて
 調べものをしている
 ほんとうはきょう
 水曜日はぼくの公休日なのだが
 うちあわせがあって午前中だけでも
 でてくれといわれたの ....
かたゆり ついの
まわせぬ あえい

とおりの あせぬ
のろえぬ ゆきよ
不意に後ろから呼ばれることに身構えている名前のように

わたしは鉄板のように滑らかだと思っていたら 後ろから打たれた
ひどく鋭く尖ったもので ハンマーの音は屋根裏から聞こえるのだ
知らないこと ....
山内緋呂子さんの自由詩おすすめリスト(705)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そうしてぼくらは止まらない話を- nm6自由詩704-12-13
シープ- 六崎杏介自由詩104-12-12
Mタイプ- 暗闇れも ...自由詩5*04-12-11
やわらかアッパーカット- マスイジ ...自由詩5*04-12-9
牛の背中にどうやって乗ろうか- 初代ドリ ...自由詩5*04-12-9
ジンライムよ- めぐみ自由詩4*04-12-6
ホールケーキ- マスイジ ...自由詩3*04-12-4
息をとめて- 渡邉建志自由詩10*04-12-2
コンドームの唄- YASU自由詩12*04-12-1
8グラム- 餅ヴィシ ...自由詩1404-11-25
さがさないで- 桜 葉一自由詩104-11-16
スチール- 黒川排除 ...自由詩204-11-16
子宮の大きさ- チアーヌ自由詩5104-11-15
ふと、思う- ヤマト自由詩504-11-15
- 月山一天自由詩7*04-11-15
餅ヴォイ- 餅ヴィシ ...自由詩604-11-10
女心の裏の裏- 不老産兄 ...自由詩304-11-7
感傷旅行- 大村 浩 ...自由詩10*04-11-6
アンプリファー/ジャンプアップ- nm6自由詩804-11-2
シネマトラジック- 黒川排除 ...自由詩104-10-22
スクランブル/こどもの- nm6自由詩904-10-18
- 不老産兄 ...自由詩104-10-17
歌と踊り- 渡邉建志自由詩7*04-10-9
モビーディックの永久回帰体操(remix)- nm6自由詩6*04-10-8
隕石- 天野茂典自由詩304-10-7
連鎖- 385自由詩2*04-10-7
白い言葉- 窪ワタル自由詩22*04-10-6
淺野悦子さん- 天野茂典自由詩704-10-6
ふきだまり- 砂木自由詩4*04-10-5
くされる秋- 黒川排除 ...自由詩204-10-4

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