すべてのおすすめ
もぐらが穴を掘るわけは
ほんとは空が見たいから

トンボが空を飛ぶわけは
海を泳いでいたいから

夕日が海に沈むのは
赤く染まる波々の
向こうにおうちがあるからで

とうさん帰 ....
楽しいはずの
デートの帰り

彼が
たぬきを轢く

たぬきはこげ茶と黒が入り混じった体毛で
牙はするどく体長70センチくらい

道路の真ん中で横たわるたぬき

たぬきは息をしてい ....
昨日の夕やけを
ぼくが持ち帰ってしまったことを思い出して
朝起きて、あわてふためいた


夕方までに返さなければ、 
そう思いながらも 
休日の時間の流れがぼくを誘惑する
珍しく 
 ....
ぼくはうそをついている
たいしたものでもない
だから君はベンチに煙草を
頭突きさせながら
そうやんなあ
とか、言う

蒼くなってゆく背景を
公園のせまさが増幅させる
桜が桜色にみえて ....
なんだか
おなかがへった
ふつかも固形物をのみこんでいないから
あたりまえかもしれない
歯をみがくのがめんどくさいので
みずばかり飲んでいる
ときおりおかゆさんを食し
うがいだけですます ....
遠く続いている空の下で
今まさに起こっている出来事が
メディアから流れてくる

それに耳をかたむけすらするが
心までは かたむけてはいない
と、いったところだろう
おそらく 大多数の人々 ....
何も考えずにだらだらと過ごそう
もう 何も

カーペットの端っこが折れていても
直すのやめよう
キッチンの床に水滴が飛んでいても
ぬぐわないでそのまま

部屋の隅にもしかして
わたぼ ....
声援がやかましい
メガホンがウザイ


俺は優雅に情緒溢れる縁側なんかで夏の風に揺れながら
絶妙なタッチと調律で音を奏でて
たいんだけど

花火って暑いのにさらに燃やしてるじゃん何 ....
話したいことがあるんだ
君は恥ずかしげにわたしにそうささやいた
トイレスリッパを突っかけて
ゆっくりと橋をわたる
はばひろい川の橋は坂が急で
調子の悪いわたしの体を
いたわろうともせず
 ....
着信音を歌うよ
ここにいることを忘れないように
ぼくらには耳から入って 沁みこむものが多い


指折り数える
どうしても欲しいものに 妙な気をはりめぐらせ
何だか耳鳴ることばかりで
た ....
月が
川に映っていたので
石を一つ
投げ込んでみると

水ではなくて石

石ばかりが
ごうごうと流れているのであった

けっこう危険な川である

言葉の川 流れて行く
言の葉 ....
ひとり、空を仰いで佇んでいると
菜の花畑が、ざわざわと這いずるように分かれて
モンシロチョウを追い散らしながら、跳び込んで来る
これでもか、っていうくらいの
満面の笑みを担いで
息を切ら ....
 追憶は、僕を無智にさせた。
 僕はただ、頬杖ついて、
 阿呆のように 遠くを見つめていた。
 むかしのむなしい思い出にしがみつきながら、
 ひとりで部屋にいすわっていた。

 窓のとおく ....
 

 一人モノポリーをやり過ぎて
 おれは部屋の中で気絶した




 靴を前足から順番に履いて
 おれは外に出た
 お空は恐ろしく翳っていた
 つまり夜

 ....
 複数の愛人たちとのボウリングのやりとりを
 やめようとおれは思ってる
 言っておくが
 おれはプロボーラーではない
 はみ出し刑事でもない
 紅茶の入れ方はうまいことと
 切ない ....
ほ がでた

ぞろり 列をなし
あまりの眩しさに
皆 皮膚を震わせた

いくつかの球がころがり
海が無気力な日がやってくると
僅かなひとときを選び

ほ がさいた

玄関か ....
またやってしまった
ガチャガチャするチャンネルを
音のないようこっそりひねる

母の目を盗むということ
初めての
番組で

時折なまめかしく
じゅうたんに目配せしながら
やっぱり見 ....
所かまわず
一面にのどかな
そんな景色だったので
家と家とに挟まれた
小さいままの公園に出掛ける


左は小さい右は大きい
一列に背比べする鉄棒で
僕は右端お前は一つ下
ぶら下がる ....
     こうず  まさみ
  
1  地下
大都会の地下街を
ぼくと妻のふたりは歩いている
その日は旅先からの帰りで
空腹気味のぼくたちは
地下二階の京風レストランに入る
ーここ 知 ....
気が動転し
何も考えられない

とりあえずコンビニで
そばを買い
ほぐしながら
食べる

明日は起きたらすぐ
夜汽車に乗る
場所は向こう側へ
行ければいい

こぼれた赤いジュ ....
 僕らはいつから座っていたのだろう
 小高い丘の公園の白い階段には
 砂が混じっていて
 何かしゃべってるときでさえ
 いつも居心地の悪い摩擦を感じていた
 時間が透けて見え ....
 
 きっとこの罪は許されない
 
 深い 深い森の中をさ迷い歩く
 森の木々たちの鼓動だけが
 静かにその空間を占める

 青い空が曇り
       現れる灰色の空

 ぽつり ....
 月に向かってつばを吐いた。
 風が吹いて
 自分にかかった。
 くそったれな
 夜、光に誘われて、
 自動販売機。
 意味もなく、けっとばす。
 コーンポタージュ。
 ホットプリーズ ....
とてもいい天気だったので
カーテンを洗濯した
お風呂場で格闘して
庭の物干し竿に広げて
やっと一段落ついた
お茶を入れると
どっと疲れが押し寄せた

窓はこんなに大きかったっけ
昼間 ....
リバーサイドは
駆け抜ける5歳児の髪にからまる花吹雪です


遠くを
視線が地平に出し抜けてカーブする先を
指折り数えている ものおもいする午後は
集合が いつか知ったことのように繰り返 ....
体中の
キズを辿る

一番大きいのは
三歳のときの
やけどの痕

足だから目立たないのに
ママは
いつまでもいつまでも
ごめんなさいと
言う
もうこの子は
結婚できないかと
 ....
王麗の木箱から
はみでた毛糸は
そろりと巻くか 
するりと着てしまうには
あまりにも遠く
フランソワの無邪気に
毛が纏わり
駆けてく山羊の
背にもう一度
ふれようと
毛糸に手を通す ....
舞台、葬列を為すガス燈に架かる虹の円環
を射抜く牢獄。に、柊の苗木が抱かれている。
私は鋭利なifを取り出す。
しかし比喩苻の巣が樫の腕から昼を駆逐した。
錠が下ろされ、影の無い階段を昇る。ビ ....
   まわった


10回まわった
目がまわった
ゆかがまわった
いすがまわった
つくえがまわった
まどがまわった
かべがまわった
わたしの足をまんなかに
せかいがまわった

 ....
ハピネスは泣き虫だ
怒ったようにドアをしめる
ハピネスによって輝かされる希望は
二束三文
融通のきく子供なハピネス

薄すぎるカルピスをストローに溜めては
椅子のうえで体育座りのハピ ....
山内緋呂子さんの自由詩おすすめリスト(705)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
となりの我が家- たもつ自由詩1004-4-12
たぬき- チアーヌ自由詩704-4-12
昨日の夕やけ- 望月 ゆ ...自由詩7*04-4-12
うそをつくひと- 船田 仰自由詩604-4-11
たびだつまえに- 竹節一二 ...自由詩304-4-10
いっぱいいっぱい- 望月 ゆ ...自由詩3*04-4-10
だらだらと過ごそう- 望月 ゆ ...自由詩3*04-4-10
風鈴、バックスクリーンで凛として- 喫煙変拍 ...自由詩3*04-4-9
トイレスリッパ- 竹節一二 ...自由詩204-4-8
メロディー・ライン- nm6自由詩404-4-8
レテの果て- 小池房枝自由詩6*04-4-7
寺嶋さん- 自由詩304-4-7
窓の遠く・・・- 白雨自由詩204-4-7
マテリアル・グランドツアー- カンチェ ...自由詩404-4-7
複数の愛人たちとのボウリングのやりとり- カンチェ ...自由詩704-4-7
夏の日- 湾鶴自由詩704-4-7
春だから全員集合- バンブー ...自由詩7*04-4-6
波間- 霜天自由詩604-4-6
れすとらん風景- 肥前の旅 ...自由詩204-4-5
向こう側- チアーヌ自由詩404-4-5
夢の記述- カンチェ ...自由詩6*04-4-5
雪の花- 自由詩204-4-5
カントリ姫- 辻野克己自由詩104-4-5
- アンテ自由詩7*04-4-4
リバーサイド- nm6自由詩804-4-3
勲章- チアーヌ自由詩6*04-4-2
フランソワの空- 湾鶴自由詩1004-4-2
シガレット- 六崎杏介自由詩2*04-4-2
詩作思索試作_小学生時_二編- 長谷伸太自由詩7*04-4-1
ハピネス- 船田 仰自由詩804-3-31

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