詩作思索試作 小学生時 二編
長谷伸太
まわった
10回まわった
目がまわった
ゆかがまわった
いすがまわった
つくえがまわった
まどがまわった
かべがまわった
わたしの足をまんなかに
せかいがまわった
すこしたつと
みんなとまった
ずっとずっとまわれたら
せかいの大おうになれる
ふでばこ王国
ふでばこの国の中は
がたごとしている
けしごむの王さまはたいへんだ
赤青エンピツのおひめさまは
きれいなドレスをきて
シャーペンとけっこんしたいけど
先生がだめだとゆったから
ロケットエンピツでがまんしている
エンピツのへいたいは
いつもがちゃがちゃなってうるさいし
王さまはとしをとったので
とっても小さくなってしまった
あたらしい王さまがひつようだから
しょうがないので
高いじゅけんようの
あたまにすこしだけけしごむのついたやつを
王さまにしようとした
でもけしにくいので
お母さんがかってくれた
いちごのにおいのするりっぱなのが
あたらしい王さまになりました
パーティーのはじまりです