詩作思索試作 小学生時 二編
長谷伸太

   まわった


10回まわった
目がまわった
ゆかがまわった
いすがまわった
つくえがまわった
まどがまわった
かべがまわった
わたしの足をまんなかに
せかいがまわった

すこしたつと
みんなとまった

ずっとずっとまわれたら
せかいの大おうになれる




   ふでばこ王国


ふでばこの国の中は
がたごとしている

けしごむの王さまはたいへんだ
赤青エンピツのおひめさまは
きれいなドレスをきて
シャーペンとけっこんしたいけど
先生がだめだとゆったから
ロケットエンピツでがまんしている
エンピツのへいたいは
いつもがちゃがちゃなってうるさいし
王さまはとしをとったので
とっても小さくなってしまった

あたらしい王さまがひつようだから
しょうがないので
高いじゅけんようの
あたまにすこしだけけしごむのついたやつを
王さまにしようとした

でもけしにくいので
お母さんがかってくれた
いちごのにおいのするりっぱなのが
あたらしい王さまになりました
パーティーのはじまりです




自由詩 詩作思索試作 小学生時 二編 Copyright 長谷伸太 2004-04-01 16:40:51
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