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海
空
水平線を断ち切るように見上げる
加速してゆく時代は
小さな出来事をかき消して
紙の上の真実は風に飛ばされてしまう
※
(渡り鳥が ....
家の近くで見たのは野良犬の親子
道路をわたるときは子犬のほうが先で
親犬はあとからついてゆく
一見普通の光景だけど
親犬は眼が見えない
だから子犬が前を歩き
親犬はその匂いを頼 ....
{引用=(僕らは保護されている)}
アロワナの眼はとても冷たく
その奥には捕食者としての強さと威厳を秘めている
サバイバルナイフのような身体をうねらせて
発達した顎で甲殻類をも ....
どうしてこんなに冬は寒く
こうして身体をふるわせる
秋をくるんだ
あの真っ赤な太陽は
暮れゆく一日に束の間の
焦がれる時をくれたではないか
降り散る枯葉のひとつにも
哀れを誘う言 ....
ある現実に落とされた
一粒の出来事は
どんなに大きな波紋を描こうとも
より大きな現実に吸収されてゆく
私たちはそれを
受け止めたり
跳ね除けたりしながら
けれど
その波紋の消えゆく ....
白いノートに
木を三つ書いたら
それが森になりました
空を支えるように
枝の真似をして手を広げれば
わたしもまるで木のようでしたが
何かが足りない気がして
淋しくなりました
....
ガラン ゴロン
缶入りドロップをふると
そんな音がする
家を飛び出したはずの僕が
すっかりぼろぼろの身体になって
そんなふうにまた転がり込んできたとき
せっかく作ってくれた料理を
....
幼い頃に覚えた童謡を口ずさんでみれば
なぜか悲しい気持ちがわいてきて
もしかしたら
うたの歌詞が悲しいのかもしれないと
確かめるように繰り返してしまう
夏と秋のさかいめは
きっ ....
るかさんのベンジャミンさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「空想距離・フラクタル次元の無限性のような幾何学的幻想」
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ベンジャ ...
自由詩
5*
12-9-2
野良犬から見た世界
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ベンジャ ...
自由詩
8*
06-2-1
アロワナ
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ベンジャ ...
未詩・独白
3*
05-12-29
どうしてこんなに冬は寒く
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ベンジャ ...
自由詩
4*
05-12-13
波紋
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ベンジャ ...
自由詩
12*
05-11-27
あなたへとつながる道を
-
ベンジャ ...
自由詩
10*
05-11-9
缶入りドロップ
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ベンジャ ...
自由詩
8*
05-10-1
夏と秋のさかいめは、きっとこんな夕暮れ
-
ベンジャ ...
自由詩
14*
05-9-16
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