海と陸を絶つ胎盤は漏斗の奥で
ひときわ高い山のいただきから見た
あなたはオリフィス
接続エラーの胞子
くさのね、ぬけがら
構造を拒みながら育っていた
klepsydra(クレプシドラ) ....
誰にも見られたことのない石
その内側には汗が宿っている
一千年を超えて
地球の永久運動に夢を見る
終わることのない夢
破片をふりまき
妖精のようにさまよって
石は転がる
コンクリートシティ
おはよう、こんにちは、
こんばんはさ
やけに、打ち付けて来るじゃん

雨 、雨 、雨

真白き響きの骨組みだけになって

ソレハ死に近付いて居るのかい?
ソレハ ....
いのちを
失っても
まもりたい存在があるだろうか

こころの平原を行くと
そこに一つの墓がたっている
それは私の墓だと直感する。
あつい陽にさらされていても
その墓の石の肌はどこか
 ....
走り続けて
転んで動けなくなった日々
未来の自分に話しかけても
返事がなかった
明日が怖くなる
夢だったらいいのに
眠らせて
眠らせて

上辺だけの真面目
崩れ落ちていく
どんな ....
情熱の炎に魂を焦がされることは
法悦の体験だ
夢に見た
激しく甘い恋が
私の心身を燃やし尽くす
愛よ私の愛
涙を止めるな
暗闇の中に
火が灯る
その刺激を受け
私は頭を覚醒させる
 ....
熱風、吹き流れ
虚しい夏の恋愛の回帰
残響の痕跡、この手に滲み
手繰り寄せられる哀しみ

カーテンも掛けられず
剥き出しガラス窓の向こう
自らを自傷し続けた貴女の
霊体の傷跡無数忍び泣 ....
ばねのように跳躍すると
身体で喜びを表せる
私はばね
スプリング
このまま飛んで行こうかな
悲しみと苦しみを恐らく終え終わった
あの人の所へと
おはよう
眠り姫
生まれたままの姿で
僕の気を惹いて

もう少し
話をしよう
ぼくの心が
あなたに開くように

起きて
起きて
起きて

朝食は何を食べるの?
好き嫌いは ....
犬がくしゃみした
猫がくしゃみした
くしゃみで起きたぼくも
つられてくしゃみした

どこかの宇宙の星がひとつ
ふっとんで消えた
どこかの宇宙の花がひとつ
ポンと開いた
非日常を味わっても
次の日はどこかに消える
夢のような時間
終わってしまうから
心に残る
ずっとずっと

心に残りにくい日常
昨日何してたっけ
似たような毎日
ずっと続くから
意 ....
何でも吸い込む掃除機を
神様は創った
掃除機はゴミを吸って
小さな虫を吸った
動物を吸って
人を吸って
夕暮れの街や
朝焼けの海を吸って
地球を丸ごと吸って
星々、そして宇宙 ....
山土は
高い所に存在し
鮮やかな茶色を見せている
私のために歌っておくれ
悲しみに沈まぬように

高山植物の
緑が目に入る
花も咲いている
私は歌おうか
完全なる存在のために
山 ....
白銀の孤独、満月に向かい
狭まり伸び奥まる定点
据えられ据え直す
白衣(しらころも)の人 、

誰そ 真っ青な闇に佇みて
 西風が吹きつける
 白い塗装の剥げかけた
 木枠の窓

 嵐の前の雨が胸をつき
 かえるべき場所を見失った心は
 ぐるりぐるり
 過去の幻をめぐるだけで
 固くなる

 あなたは ....
二人でいたかったから
仕事をサボった

天罰をくらって
二人は会えなくなった

労働と引き換えに
年に一度の願いを叶える
カササギたちがつくる
横断歩道を渡って

天の川は大渋滞 ....
真夜中、夜に目が覚めた。
凄々まじい羽音に起こされた。
はらっても、はらっても
黒い小さな塊が、音を立てて
いくつも、いくつも纏わりついてきた。
そういえば、ここ、二、三日とい ....
毎日一応投稿しているフリッカーを何枚かみる
こんな素敵なところに住みたいなーと思う写真もある
今日ポイントを入れた一枚はニューヨークの高層ビルを背景に家族四人が噴水の前に立っている微笑ましい写真。 ....
しゃんとしんしゃい。ばってんじゃなかと。わかっとっとないば。しゃんとしんしゃい。まんますすまんね。ぎゃーけだけにはしゃんとしとかんばよ。わからんないば。ききんしゃい。きかんとがいかんとじゃなかと。しら .... 眠れないから針を投げる
夜がナマズみたいに口を開けてる

忘れた頃に届いた手紙
still love you.なんて
文末に軽く添えやがって
こっちは本気だったのっ!

白くなった ....
意識、肉体依存から離脱し
感覚的物質的数理宇宙から
質的運動性弛まぬ
生命体の巨大
エーテル宇宙へ
祝祭的瞬間に移行すると
一段階上に救われる 、

 落ち着き払い静まり返り浄福に浸り ....
果たしてこの人生に「救い」はあるのか
それを考える時
祖母の死を思い出す
人生最期の日まで献身的に働いた
信仰により高められた魂は
晩年に到るまで変わらず
人々のために働いた

あの人 ....
余命知り
向き合う強さ
胸に咲く
ひとひらの花
散らぬ願いを

ひまわりの
木漏れ日揺れて
午後の庭
耳を切るほど
夏の静けさ

川沿いで
あの人にまた
見つめられ
狼狽 ....
 
 京阪電車の線路沿い
 車道を跨ぐ電線の五線譜に
 音符が一拍、陽射しで霞み
 黒い羽をひろげて飛びたった

 窓越しに流れる炎昼は
 人通りもなく
 『割烹あんど喫茶』の看板を掲 ....
甘い香りが
ゆめの中で薫った

逢瀬は短く激しく
ただ
お互いを貪り
崖の上からダイブするような眩暈に
果てたわたしたちは
自然に微睡んだ

わたしは白い花に囲まれていた
甘い香 ....
○白めいた

色があった
君の白めいた指やその先
外海が言葉で満ちる頃
僕らは改札口で
無くしてしまった水棲生物の
欠片を探していた
でも本当は
最初からそんなものはなくて
 ....
こどものころ
朝顔の種をもらった
それは幼くして亡くなった子の
短い間育ててた朝顔がつけた種の系譜で
いのちの大切さが書かれた
小さな紙が同封されていたように思う

朝顔は朝だけ咲く花
 ....
銀河の天秤がゆっくりと傾いて
月がかろやかに昇ってゆきます
夏の星座の中心へです

澄んだ湖面は夜空をうつし
魚が背びれに月明かりをうけて
チカリ、チカリと輝きながら泳ぎ
まるで流星のよ ....
雨打つ夜陰、
ただ寂し
他者を求め
他者現れず、

 苦し 、

孤独と云うモンスターと対峙し
絶望の自分に絶望仕切りて

あゝまた自意識目醒め壊れた
あの悪夢の根源悪の
三歳 ....
 
うまく書けなくてもいいのだ
カッコ悪くても痛々しくても
そのときの気もちを書いた言葉には
ふしぎなやさしさがある

詩のせかいはだれでも入っていける
きみの書いた詩を だれか ....
月乃 猫さんのおすすめリスト(207)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ゼロ地点3- ひだかた ...自由詩625-7-10
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自分との闘い- 自由詩1125-7-10
情熱の炎- 杉原詠二 ...自由詩4*25-7-10
Summer_Of_Love- ひだかた ...自由詩9*25-7-9
ばね- 杉原詠二 ...自由詩4*25-7-9
おはよう- 自由詩9*25-7-9
くしゃみ- りつ自由詩2*25-7-9
昨日今日明日- 自由詩8*25-7-8
小さな物語- たもつ自由詩4*25-7-8
山の土- 杉原詠二 ...自由詩5*25-7-7
五行詩、郊外にて- ひだかた ...自由詩8*25-7-7
凍った雨- リリー自由詩14*25-7-7
七夕- 自由詩12*25-7-7
羽虫_。- 田中宏輔自由詩16*25-7-7
棲めば都- けいこ自由詩8*25-7-7
うつけのうつわ- 武下愛自由詩4*25-7-7
来年の七夕- mizunomadoka自由詩1325-7-7
夜想、私的想いから離れ深め尚且つ見切りて- ひだかた ...自由詩6*25-7-6
救済- 渡辺亘自由詩325-7-6
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