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闇に突き刺した月
出臍の眼が胡座かき
入眠の淵を見張る
触れた言葉の
うっかり置き忘れた振りして
絶えず調律しながら
有り難いこと 、
盲人ひとり切りの入場
決して赦すことなく
....
まばら 言葉の散布
ちらちら舞い続き
専ら冷え込む
この朝に 、
真っ直ぐ射し込み
放散する陽光受け
あれまっ!
西の地平遥か
くっきりにょきっと
輝き浮き出る
富士の高嶺 ....
シルフ 、涼やか
風の吹き寄せる
来る冬のすぐ手前
この小春日和に
それ 、天使の身体よ
びしっと引き締まりつ
やはらかくしなやか
朝に頂いた半熟卵の感触
未だ舌先に温ったかく残り
....
一つ、私という肉身の無常
貫く力動の凄まじさ 、
意識の内なる光響、倍音重ね重ね
ぐわぁんぐわぁんぐわぁんぐわぁん
木霊しつつ光輝白銀の 爪痕残し遠去かる
薄暗さ覆う海辺、うねり寄せる波間の渦に
子供たち二人、あっちとこっち何か大っきな貝を掴もうと盛んに手足を動かして動かして
自分たちに肉体があることの自由自在を喜び、歓喜の木霊のやがて波間の渦 ....
澄みわたる秋夜に冬の接近想いつつ
今に至り失われたもの又得たもの
遠い夏の日の森から立ち上がる
浮き世の波頭の幾つも幾つも押し寄せ
何れ容赦なく降り始める雪の死の門出
愛娘残したまま時 ....
意識の薄明かりの今に至り耀き放ち
夜陰の奥にひっそりと潜み開け広がり
なにひとつもう意味なさぬから
あぁただ声の響きのみ此の世成り立たせ
凄まじくも美しき旋律和音の律動するなり
憂い、哀しみ、懐かしさ
浮き上がるエメラルドグリーン
夕陽の沈み陥没する西の空に
美しき慈しみの色彩明け広がり
憂う哀しみ強き意志の懐かしみ
意識があるとは如何なること
脈打つ ....
鈴の音鳴る鳴る
後頭部 、
いつの間にか
シャンシャンシャン
知らず知らずに明るむ意識
自らの影踏み自らを拡げ
光と色の織りなす海
音響木霊し絶え間なく
生まれて死んでまた生まれ
....
今宵 上弦、白銀の半月
すぱっと夜空に切り取られ
何度も写し取られ来た
時の打刻、垂直に
イノチのチカラの
絶えること無く
宇宙エーテル透かし彫り
思考力動が私の脳髄踏み
....
荒涼と大雪原
垂直に落ち来る盾、
何ものにも靡くことなく
打刻される時の 最早誰も居ず
私ひとりの魂 ひとつ、
思考流動の奥底から
白銀の光り輝き出る
上弦の夜 呼び込みつつ ....
巨大なるもの暴走する
わたしの頭のなか
知らない私の真っ白な視界
廻り巡り廻り巡り
次第唐突
つぅうと垂直
舞い落ち流出する
萎びつつ在る物抉り出し
もう用済みだと 、
....
崩壊し構築しまた崩壊し
渦巻く意識の視界の
奥深く沈み込みながら
より明るみ明るまされ
照らされ浮き出す光道の
明日にだけ向かい伸び拡がり
この肉身の今にも崩壊し構築され
何れ完璧に滅び ....
葬送の夕も誕生の朝も
照らし出す青の余韻
味わいながら
また更けいく時刻み込まれ
只 死者からの
グッド・バイだけ
聴こえて
始まるんだろう、
燃え盛る美しい和音を
奏で重ね ....
避けるべくも無く襲い来る
大嵐のうねり大海の高波
胸奥の十字架高く鋭く
血飛沫散らし魂の宙空へ
持ち上げられ解き放たれ
大破する小舟跡形もなく
赤々と染まる異様な大空に
幾筋も亀裂入れ次 ....
火を噴き上げる光の視界
耀き溢れ縦廻り横殴り
蒼白き色合いに至り
揺らぎなだらか
滑らか悩ましい
インタールード
今の私を此処まで運び
木霊し轟き沈み込み
この手脚運び動かし
己が肉 ....
えんえがく
かぎりのない
ちへいへむかい
ゆっくりゆくり
けんめいに
いきしていきて
みずからのなか
そうぞうはかい
ひかりのかげ
うらもおもても
おわることなく
かかえつつ
....
置き忘れてきた想い
蘇り来るワンシーン
染めるオレンジ
ぽっと鮮やかに
浮かび上がり
又刻み込み
消去する
時の流れ、
もう果てしなく
砂塵となり崩れいく
今の今に
なほも木霊す ....
想わず見上げたお空の青
濃くなる濃くなる真青に
薄っすら絹の白雲散らし
拡がる扇の形の奥処から
やがて迫り来る冬の兵士達
凍り付く恐怖のこちら側で
まだまだ高くなる深くなる
この世界に込 ....
時の忘却と時の回帰
間に間に
光耀く
奥行き観える
この瞬間の
延び拡がりいけば
いく程に 、
私の脳髄に影落とし
自らの影を自ら踏むもの
唸り力動し自らを回収し
外から内から ....
おばあちゃんの亡骸
白布団に横たえられて
足裏滲み淀むオレンジ色の
ゆうらゆら 、ゆうらゆら
揺れ動くのを見入りながら
漆黒艷やかな毛並みの
金の眼をした愛猫、
いつの間にか居なくなるを ....
自らの思考の外縁を廻り巡り
すっと入り込みつ中核へ至れば
自らの思考の力動そのものと化し
その勢いの正に鼓動打ち脈打ち
意識の明るみ耀き増して
私の脳髄後部に刻印される
思考力動そのも ....
大草原を駆け抜け
廻り続けていく車輪
魂の淀みを抱えながら
自らの汚濁を振り払い
まわるまわるくるくる廻る
深く紫に沈む葬送の列を打ち刻み
死者から生者へのキッス
媒介しながら ....
しずまりしずんで
またうきあがり
あがきあらぶり
いつのまにか
ふゆうし
すごしこえて
しずまる
あなたの
おだやかな
おももち
なにもかも
のりこえてきた
こくいんの
....
時の留まる瞬間の開け
ゆっくりと飛び込み
沈んでは深く深く
舞い上がり高く高く
拡がり抉り尚も拡がり
鋼の意識を保ったまま
ほらっ、
昇る月の真ん丸へと満ち充ちて
黄白く微笑み ....
君の中に奥深くずんと入った時の驚愕
あぁもう只々じんわり温かい生命の
抱擁の熱そのもの存るを直観した瞬間の
なんにも見えなくなる薄紅の揺らぎ
死の間際の記憶薄っすら拡がる刻の鼓動
このまま逝 ....
白銀なる
柔らかな耀き放ち
天空の
まん真ん中、
真ん丸に縁取り
幾つもの
歳月を踏み響かせる
御前、この地に人を繋ぎ留め
いくいくの果て宙へと解き放つ 、
陽に身を預けたあ ....
細切れ時の隙間に
上弦の半月、今宵
黄白く耀き
傾く西の夜空に、
ヘッドライトに照り輝く
草群れの緑の青々と眼下、
見て魅入られ
刻み込まれる狭間の時に
ノイズ、ノイズ、ノ ....
巨大などろどろのうねりのなか
掻き分け泳ぎ進みいく
意識の私の
巨大な生きものに覆われ含まれ
吐き出されては呑み込まれていく
繰り返しの渦中にこそ
意識の自分の息衝き在りと
巨大なうねり ....
この早朝の天空、
ターコイズブルーに
薄っすら絹糸の張り巡らされ
富士のコニーデの影すぅうと消え
あの日とこの日と向こうの日、
軽やかに解け溶け合い
懐かしい憧憬を喚起しながら
繋がり合 ....
月乃 猫さんのひだかたけしさんおすすめリスト
(74)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
門番(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-12-6
昇天の朝
-
ひだかた ...
自由詩
10
25-12-4
ずっとずっと_ねぇ
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-11-30
五行歌、無の_むむむ
-
ひだかた ...
自由詩
5*
25-11-23
海辺の子供たち
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-11-21
小春日和の昆虫採集(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-11-15
五行歌、声の貴女・巻き戻される夜陰に
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-11-13
五行歌、憧れ寄り添う
-
ひだかた ...
自由詩
9*
25-11-8
思考想い_、舞う言の葉
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-11-7
思考ノ竪琴/EndlessRepeat
-
ひだかた ...
自由詩
8
25-10-31
思考ノ竪琴
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-10-30
点火
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-10-25
ディープ・キス
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-10-24
夜陰、抉り来る重みに充たされ
-
ひだかた ...
自由詩
8*
25-10-18
小舟/the_end_of_the_story_
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-10-13
グライダー
-
ひだかた ...
自由詩
6*
25-10-6
りんねてんしょう
-
ひだかた ...
自由詩
7*
25-9-30
生かされ生きる
-
ひだかた ...
自由詩
8
25-9-28
秋、Invisible
-
ひだかた ...
自由詩
8
25-9-26
Soon
-
ひだかた ...
自由詩
8
25-9-25
お祖母ちゃんの骨
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-9-21
直観的思考体験/エーテル宙宇の辺縁から
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-9-20
まはる(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
8+*
25-9-14
葬送&NewYou
-
ひだかた ...
自由詩
6*
25-9-11
瞑目月下の瞬き
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-9-10
Nothing_is還って逝く
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-9-8
満ちる月下(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
7*
25-9-5
夜陰_、しずかえくすたしぃ
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-9-2
えーてるたい
-
ひだかた ...
自由詩
12*
25-8-31
エーテルの時、再び
-
ひだかた ...
自由詩
7*
25-8-29
1
2
3
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