すべてのおすすめ
半月を過ぎる未だ手前、
夜陰の上弦引き絞り
闇に閉ざされた弓の
残りの弧  夕刻から
薄っすらと今に黒光り
浮き出し円を描く折 、

想い一にして人の脳髄に
影踏み落とす自我それ自体
 ....
未来の道筋 自ら司り司られ
沈黙の凝縮の一点と向かい合い
      、 
動きは時は止まり留まり続け
チンケな卑小な私事から解き放たれ
五年だけ時を共有クロス離れ愛
      
しっ ....
人、一人
死んでも生きていても
響き続け在り続ける
終わることなき
宙の想い 只
この世でのその展開を
それぞれの個性に依って
普き光の大洋から
掴み取り追創造する
唯一の媒介項、僕 ....
「あなたの物質の闇を吹き飛ばしなさい。そうすれば霊に出会うから。
あなたの霊の闇を吹き飛ばしなさい。そうすれば神に出会うから」。

                   ──サン・マルタン

 ....
リズミカルに打ち寄せる波
灰白に崩れ浜辺に拡がり

漆黒の直線幾つも貫き、
後光帯びる今生の虚空、

やがて訪れる深い夜闇に
点る明澄な灯り震え揺れ動き

繋いだ手を離し
立ち上が ....
眠り際の訪れ、
最後の最高の最古の
際の少年の少女の
囁き叫び ささやか
祟るよな呪いのよな
尊い声のヒビキヒカリ

僕の私の眼を見てと
ちゃんとしっかり

じゃないと、

耳 ....
後ろから
触手伸ばすもの
前からやって来る
前から
やって来るもの
後ろから触手伸ばし

 ある物たち、語りだすと
  ひとつ ひとつ 又、ひとつ
   しっかりあらんと
     ....
砂浜に
寄せる波の
持ち上がり
なびき倒れて
ぱたんぱたん
繰り返し繰り返し
寄せる波の
持ち上がり
なびき倒れて
ぱたんぱたん

そうして
いつしか
消える砂浜

わた ....
人、いつか気付けば雪原に独り
何ものかに見られていると
怯え震えつふと見上げれば 、

巨大な眼差し、黄金の眼光放ち 
夜陰の大空にびっしりと
定められた位置に静止しつつ
寒風の狭間に揺 ....
すっかり夏入りのこの夕刻に巻雲、真白く
色んなカタチ描き巻き拡がり伸びる
真青に沈む空の大キャンバス、
真昼の熱風も今では程よく冷め温かみ帯び
吹き流れ来てはこの身を包み込み

あゝこの世 ....
心の内しんと平静なり 、

沈み込む時間の底

あちこちで言葉投げ合う
何ものか達の声 木霊して

過去に置いて来た断絶の涯てに
支え合う宙の奥行きの只々広がり

既定の時の流れと ....
肉の死滅迄の下降線を辿っていくと
交通渋滞の苛立ちも止まってしまい
ただ私と云う不協和音醸し出す
内なる怒りこの時代の怒りと同期し

落ちていきながら窒息していきながら

確実に上昇曲線 ....
揺蕩いながら打ち刻み
打ち刻みなから揺蕩い
進行する時の次第に
間延びしていき
スローモーション

あなたをわたしを別の次元へ誘う
(互いにそっぽ向きながら手だけ繋ぎ)

 湧き立つ ....
全てに予め終わり織り込まれて居ると
身を以て識るが故に、初めて真に光り輝くもの

この宇宙の想い込められた肉の存在カタチの
見守り見守られ・見守られることすら無き満ち引き、

 他者も自分 ....
コンクリートシティ
おはよう、こんにちは、
こんばんはさ
やけに、打ち付けて来るじゃん

雨 、雨 、雨

真白き響きの骨組みだけになって

ソレハ死に近付いて居るのかい?
ソレハ ....
熱風、吹き流れ
虚しい夏の恋愛の回帰
残響の痕跡、この手に滲み
手繰り寄せられる哀しみ

カーテンも掛けられず
剥き出しガラス窓の向こう
自らを自傷し続けた貴女の
霊体の傷跡無数忍び泣 ....
白銀の孤独、満月に向かい
狭まり伸び奥まる定点
据えられ据え直す
白衣(しらころも)の人 、

誰そ 真っ青な闇に佇みて
意識、肉体依存から離脱し
感覚的物質的数理宇宙から
質的運動性弛まぬ
生命体の巨大
エーテル宇宙へ
祝祭的瞬間に移行すると
一段階上に救われる 、

 落ち着き払い静まり返り浄福に浸り ....
雨打つ夜陰、
ただ寂し
他者を求め
他者現れず、

 苦し 、

孤独と云うモンスターと対峙し
絶望の自分に絶望仕切りて

あゝまた自意識目醒め壊れた
あの悪夢の根源悪の
三歳 ....
土佐の海辺の村で
毎日毎夜薄暗い電灯の
野外畳の上にでんと座り
鍋に茹でられた貝という貝
爪楊枝でほじくり出し
それぞれ異なる磯ノ味覚
噛み砕き引き裂き食い喰らい
瞑黙ひたすらに味わい尽 ....
暮れ泥みに目覚めて
初夏の夕暮れ、残光に
湧き立つ薄紅の大雲
放射状に拡がり在る

 眼前 、

あっちこっちと
散り散りばらばら
皆んな皆さん、
娘も息子も別れた妻も
それぞれ ....
ざらついた耳触り、
壮大なるもの
壮大と感じ取る
繊細な素直さを
育て立ち上げる
意志の息遣い 、

自分なんて大したことない
単なる思い出の集積
だからこそ
その奥処に眠り在るも ....
憂い寄りの風に誘われ
魂の呪いを麻痺させて
太古の夜の神をたどって

余韻も朝に溶けてストップ
一時永久の遊泳もストップ

資本の蹂躙と混沌の昼間
立ち止まればタチドコロ
悪夢の襲来 ....
ふきぬける
ふわっと
そよぎ
よちよち歩き
赤子のむちっと
短き両の腕に
寄り添いて
たおやか凪いで
さやか夏の朝
へっちゃむくれ
ゆえに愛しきかな
あふれ出す時の
今を追い越 ....
しと しと しと
ざぁざぁざぁ
イッテシマッタネ
イッテシマイマシタ
しん しん しん
ざぁざぁざぁ
アシハミエタヨネ
アシハミエマシタネ

夏空来て 
梅雨のお葬式、遠去かり
 ....
夜毎の夢に開け入る現、

ほら 一昼夜おいて昨夜の更に
鮮明に浮き立ち
私の思考生命の今に響き刻み込まれ

日々この世の側 遠くとほい此の感触、

残響し続ける大宇宙 詩想し続ける小宇 ....
蒔かれるときは朽ちるものでも、朽ちないものに復活し、
蒔かれる時には卑しいものでも、輝かしいものに復活し、
蒔かれる時には弱いものでも、力強いものに復活するのです。
つまり、自然の命の体が蒔かれ ....
廊下は走るな!
と 、
廊下を走りながら云って居る、
人の無数無数次々と
今日も、何処かで飛行機は堕ち
何百人もの死者の一遍に

 けれども、

廊下は走るな!
と 、
廊下を走 ....
遥かな静かさの声に
耳を傾けてみれば

自らが今に在ること、

過去からの行為
今生を貫き頭部へ
滲み拡がり幾重にも 

未来未知へ棚引き入りつ、

静かさの声の尚も遥か
此処 ....
脳髄に
絶えず影踏みしつつ
自らを貫くもの、

この私と云う意識の
舞台にて
その生動スル想い
響キ聴く

過ぎゆくものノその根音 、

残響させては

絶えず絶えず逃れるも ....
月乃 猫さんのひだかたけしさんおすすめリスト(31)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩想、月の私のまた充ち生き- ひだかた ...自由詩725-7-31
斜光- ひだかた ...自由詩625-7-30
果ての夏、夏の涯て- ひだかた ...自由詩825-7-27
休日の想い- ひだかた ...自由詩7*25-7-26
ゼロ地点7- ひだかた ...自由詩725-7-25
こんとんしんふぉに!- ひだかた ...自由詩625-7-24
ゼロ地点6- ひだかた ...自由詩7*25-7-23
Endless_Repeat- ひだかた ...自由詩625-7-22
詩想、ゼロ地点5- ひだかた ...自由詩625-7-20
梅雨明け、一刻- ひだかた ...自由詩725-7-18
遡行す、こんな日こんな刻に- ひだかた ...自由詩8*25-7-17
I’m_Nothing2- ひだかた ...自由詩7*25-7-15
詩想、対面- ひだかた ...自由詩7*25-7-14
詩想、ゼロ地点4- ひだかた ...自由詩625-7-12
ゼロ地点3- ひだかた ...自由詩625-7-10
Summer_Of_Love- ひだかた ...自由詩9*25-7-9
五行詩、郊外にて- ひだかた ...自由詩8*25-7-7
夜想、私的想いから離れ深め尚且つ見切りて- ひだかた ...自由詩6*25-7-6
詩想、無限反復・ざぁざぁ_サァ!!- ひだかた ...自由詩7*25-7-5
底の記憶- ひだかた ...自由詩9*25-7-3
夜想、モニュメント・沸騰手前の静かさに- ひだかた ...自由詩725-7-1
デモテープ- ひだかた ...自由詩725-7-1
I’m_Nothing- ひだかた ...自由詩9*25-6-29
夏ノ風- ひだかた ...自由詩725-6-28
去来・来- ひだかた ...自由詩725-6-26
詩想、夜夢の現- ひだかた ...自由詩7*25-6-25
架橋- ひだかた ...自由詩725-6-24
るぅーるぅ、、、正しい行い- ひだかた ...自由詩825-6-24
フューチュラマ- ひだかた ...自由詩11*25-6-22
夜想、ヴァーク- ひだかた ...自由詩725-6-19

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する