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蝉の歌を
大昔の人も
聞いていただろう。
その蝉の子孫の歌を
今私が聞いている
・
※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
一瞬
影のさした殺意に
光をあてて解いた
こころに謝り
手を合わせる
まわりはどうあれ
時は過ぎてゆく
全てが静止するまで
叫ぶ雲。
出来ていないからあえて言うけれど
「足 ....
いのちを
失っても
まもりたい存在があるだろうか
こころの平原を行くと
そこに一つの墓がたっている
それは私の墓だと直感する。
あつい陽にさらされていても
その墓の石の肌はどこか
....
私は無だと
思える時は
心配は要らん
蜩の歌に
夜明けを知る
※ 蜩=ヒグラシ。別名、かなかな。
・
※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
不安を
見つめる
痛みと共に
生きていく
目をそらすのではなく
そう
思う
心音は
今ここで
未来への種を
つないでいる
痛く痛い
痛みを
ノドの深奥の言葉にして
ひねり出 ....
神さん
仏さん
ありがとうさま
今の今
腕時計を見ると
午後三時三十三分
もちろん
今も過ぎてゆく
こころを
生きるのは
悲しみや苦しみ
そして
喜び。今は亡き
次兄は
お ....