114号線
葉leaf



他人のために尽力したのに
「馬鹿じゃねえのかお前!」
と罵声を浴びせられた日に
国道114号線を実家に向かう
私は一人のブラックジャック
憎まれ役で結構
強靭な孤独に基づき生きていく
そう思うと涙がにじんだ
ブラックジャックよ
君はいったい何回泣いたんだ
そして何回喜んだんだ
君だったらどうしていたか
私はよく考えるんだ
生き方や身の振り方について
ブラックジャック
君は唯一の親友だ


自由詩 114号線 Copyright 葉leaf 2017-10-27 17:30:50
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