もうきすしたい冬なあ覚えているかいむかちで真つ白なこころのいく先はいつだつてかなしみの真つ白な翼がなくてはいけないところだつたからふたりはいとくの真つ白な翼を生やしよごれたあきらめ渦巻く風吹く迷宮 .... 口紅に
熱いくちづけくれたって
抱かれるたびに醒めていく月

神戸には
つらい雨だけ降らないで
心くるくる狂っていきそう




口にして
ほんとの想いを送るけど
あ ....
(慟哭)

世界に影を落とした優しい諦めを知らないで惨めな豆腐の角はたいせつに磨いたアクアの舌。はもうないけど人狼の夜は深く更けゆくばかり火の鳥を知らない?

(うそ。知っている。)

悲 ....
震え、祈り、破れた、心で、声は生きたがっているように聴こえます。艶めかしい雲の色は、ふたつの虹が、絡み合い、混ざり合った生き方です。なにも捧げない、他人任せの希望、ただ生きるために、悲しみに汚れる .... 白い顔、しながら
君を探すんだけど

君の顔が見えない
強い雨が目を刺すから
くぐり抜けた街の汚れは
とりかえることもない
白いカッターシャツを
汚し続けているんだ

ため息を ....
あゝ、それにしても
時代の騒音は
どうしてこんなに胸に残るのか

夕べ、楽しい
笑顔の写真をみた
懐かしい、カーニバル
踊り狂った
ふたりの距離は
どんな不幸も忘れさせてくれ ....
天高く
伸ばすてのひらヒラヒラと
透きとおる風、雪舞わす風

あなた待ち
こころがきゅんと鳴る音と
聴かせてあげたいシャランと月光


倒れ込む
キラキラ夜空の下の街
初冬の ....
天使だって、
死ぬんだ、って。

それは、
凍りついた川の岸辺に
天使の肉体がたどり着いていた。
なぜか、
人が、
人の心を、
疑い、
恐れる、
荒野の街の、
夕間暮れ。

 ....
もしも、
ああ、もしも、ね
もしも願いが叶うなら
もしも、
ああ、
もしも許されるのなら、
今年のうちに

すべてを忘れてしまいたい

古い記憶から
あの日の寝室の記憶ま ....
僕は、
「君の背負った悲しみを僕にも分けてくれないか」
と懇願するから、

君は、
お気軽に
「いいわ」
と応えてくれないか?



君の背負った悲しみを僕にも分けてくれない ....
粉雪が降って
誰もいない夜、

心の花を枯らした
おとなしい哀しみが
うつむく

林檎の木から
甘酸っぱい香りがする
幻想世界、
真っ新な空気が
喉の奥まで冷やしてくれる ....
オヤジに土瓶蒸し、食べさせたかったなぁ、

って、思い入れたっぷりの言葉を聞いて、
オレも、そうだなぁ、と
しみじみと思ったよ。

って、
オレも食べたこと、ないじゃん。
 ....
胸もとも
濡れてるいろの恋の花
キラキラしている色気の無い雨
  
潤いの
ある意味ある目が死んでいて
流す涙は阻止するプライド
  

寝ていたが
世界の終わりに気づいてた
あ ....
炎の刻印が
街に押されて
ようやく
冷たい夜が明ける
街のマリア様たちは
眠い目をこすって
もう、
明日から振り返ったとすれば
何度目の
希望を
浪費しただろう

夜 ....
深夜
運だけ頼りに
歩き出した、情熱もなく

黒のスーツを着た
貼り付けられた影たる己を知り

着飾る自由を求め誇る
街を闊歩する人の目、その喧騒に
落ち着かず
夜の静寂に逃げ込む ....
愛の傷
君も痛みを信じない
ふたりの世界を救ってみせるわ

勘違い
しなくてすんでまだましだ
あたしを好きか聞きそうだったよ


その愛の
結晶となる十字架を
 ....
喧嘩して
言ってはいけないホントを怒鳴り
一瞬凍ってヒビ割れた愛

襟もとに
指を這わせてみだらになれない
狐がコンと啼く指人形

なぜ逢った
思い返してももっと大好き ....
心、泳いでいる

風が吹いている
いたわりはことばじゃないって
心あたたまる暗示をもらったのは
悪意すべてを認めて受けて立つ
鎧のあいつから

心、泳いでいる

泥まみれの ....
あたま撫で
られて小さく嬉しくて
目をみひらいてみえないなんちゃら


愛もらい
期限つきでも笑ってる
いつ去る秋に凍えるかんちゃら


ふもとから
登って来たの ....
雨が降った夜、純粋な目で
僕はこの街の水底を覗き込む

難しいネットの海の泳ぎ方
自由すぎて、
なんでもいえそうだった

だれの願いが叶うのだろう?
だれかの願いは
叶って ....
ハロウィンに、
魔女の眼をして貴女に逢うわ、
貴女に逢うため空を飛ぶ。


山の貴女のそばがいい、
さいわいあれから一年経つし、
山の貴女に逢いたいな、
さいわい今日は晴れてる ....
もうあざやかさにそめあげられた青空が
海に落とされ
凍りつく落下速度の門を
美しく破る波の牙

切り立つ崖の上に立って私の
半生を眼下の海に沈めたい

秋も終わり

歌う虫もいず
 ....
なのに
たゆたうように月は光りつづけ
あきもせず夜空を見上げる
あなたの横顔が冷たい

聴こえるはずのない
化鳥の鳴きごえがした

なにかを奪い去る甲高い意志
その悲しみを ....
はっきりいうけど、
何が正しく、何がまちがっているかなど、
ほとんどあってなきが如き幻想。

うつつは夢、
夜の夢こそまこと。

ていうのに、近い感覚かな。

そのなかで、ひとり ....
なにひとつ
持たないことが自由だと
ロッククイーンのほざきしあおはる

「なにひとつ
持たないことが自由」と「ロック」を
信じていたのはむかしの彼です

暮らしても
いろ ....
あたし、わかってしまった
あたしの詩が、
どうしてこんなに軽っぽいのか?

いらっしゃるでしょ?
読んでいるだけで、こころ洗われて、
とても清い気持ちになれる
こころの深いところ ....
泣き声に驚いて、振り返ると
君はその夜も凍っていた

孤独の両眼の、睫毛の淵から
にじむ涙を、じゃないといいはる

綺麗な唇が、話しかけてくれるのは、
自分がいかにしあわせなのか、の、嘘 ....
 
なにも変わらないはずの
空の、海の、青が
島嶼からのやさしい風で洗われたようで

風の谷の風と
潮の香りの風が
あらかじめ決められた
死を遠くへ運び出してくれる


海の旅の ....
(10(テン)月4(シ)日は、てんしの日だって?ふーん)


天使の日


闇の清廉さを
剥がされつつある
このゴミだめの街に
夜明け前
タワーマンションに灯る明かりへ
 ....
羽は
触れれば汚れそうです
羽は
天使の落し物だと
思いますか?

天使は
飛べるから
私は
天使に
憧れています
ただ
水辺に天使はちかよれないのです

祈る神 ....
秋葉竹(800)
タイトル カテゴリ Point 日付
おねすてい自由詩818/12/8 1:35
キラリ。光る涙短歌418/12/6 8:01
慟哭の夜自由詩918/12/4 23:36
静かに沈む自由詩618/12/2 6:19
白いうた自由詩818/11/23 21:32
夜の砂漠自由詩1018/11/22 23:49
キラキラ、初冬短歌818/11/15 22:11
少女は、荒野をめざす(風塵《改》)自由詩1018/11/14 7:58
だまされたくない自由詩1118/11/11 21:19
悲しみの、ゆくえを教えてくれないか、そして自由詩618/11/10 20:29
夜、その自由で自在な自由詩1018/11/9 21:55
オヤジと土瓶蒸し自由詩518/11/6 15:24
さくらいろ短歌418/11/4 11:33
ただ、歩く自由詩1318/11/3 4:00
ありか自由詩518/11/1 7:41
愛の傷短歌318/10/31 22:08
円盤、思い出す 短歌4+18/10/30 22:35
心、泳いでいる自由詩918/10/27 20:39
あいがなんちゃらかんちゃら短歌718/10/27 9:52
月の味自由詩518/10/27 0:07
ハロウィンの夜自由詩718/10/23 7:40
どうすればよいのかが、わからない自由詩1018/10/21 0:05
月の舟自由詩1218/10/19 22:23
あんなことやこんなことを経験したんだもの、だからあたしはいっ ...自由詩8*18/10/13 10:39
あおはるのせいさ短歌418/10/12 22:35
夢の国自由詩518/10/10 8:52
言い訳自由詩518/10/9 7:55
あいたい自由詩418/10/5 21:56
天使の日自由詩1018/10/4 7:24
傷、ナイーブな生(なま)自由詩818/10/2 22:48

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