ネット詩などという死後は活字媒体のインターネットが使えない一部の老人たちだけが使う言葉であり、私はネット詩などという意味不明の言葉はもう随分前から一切使わなくなっている。ネット以外のどこに活きの良い .... 「えいえん 佳子1997 冬」「鳥の唄 2000 冬」全面改定版
ダーザイン


「えいえん 佳子1997 冬」増補改訂版  武田聡人


「もしもし、もしもし、神様ですか?」
 祖父 ....
 相田さんの情熱には是非とも応えたいと思っていたのだが、ダーザインは入退院を繰り返すなど体調悪く、ちゃんとした文章を書くのは無理でした。今も3日間何も食べられず一日点滴を打ってきたところです。ダーザイ .... その娘は頬を赤らめることができる
ただそれだけのわけで
マートのレジを叩く少女を愛おしく思った

何故人は人を求めるのかね

一人ではないという幻想
届くことのないテレパシー
真空の宙 ....
孤独な旅に早くもくたびれて
テントの中で アパートの椅子を思う
食卓に一脚の椅子

雨に煙った三日間
バイク乗りは手を差し伸べあうが
届ける花束はない

明日はもっと 寂しい所へ行こう ....
口の中に微かに鉄の味がある
コートの袖口が擦り切れている
錆びたドラム缶からはいだして
月下の廃工場を後にする
奏者を失って久しい機械が
ほの青く光る一群の風琴になっていた

鳥が飛び立 ....
間遠に灯るガス燈の火を
ひとつひとつ落としながら
どこまでも
迷い道をたどってきました

鳩色の街に
静かに降り積もる粉雪
きしきしと
水晶が発振する音が聞こえます

いつの日にか ....
南米帰りの友人が
土と光の匂いをまとい
訪ねてきた日のこと
土産は
幾つもの見知らぬ異郷のお話と
太陽神のペンダント
パタゴニヤの荒野では
荒らしに行き暮れ
アンデスの稜線で
ピトン ....
夜が更けていきますね
送電線を伝わって
ふらりふらりと麦畑を行けば
ほら
電線が囁いている
星屑をまとった天使たちが
口笛を吹きながら散歩しているんだ

軍用ブルドーザーに破壊されたガ ....
白い海触崖の上
見渡す限りさえぎるもののない
広大な草原の真中にいて
両手を広げ
はたはたと
羽ばたく鳥のまねをしてみたり
帆のように風をはらみ
さらに白い空の彼方へと
消え入りたいと ....
雨を連れてきた少女が
優しいソプラノで歌い
美しい夢を見た男たちは
花嫁の所在を探し求めて女たちを殴りつけ
少女は如雨露でうす桃色の野花に水をやり
男たちは銃砲店を襲撃し
花園には霧が立ち ....
序 ワイヤード(ネット空間)はリアルワールドの上位階層である by 英利政美

http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=83831&from=listdoc.p ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=73125&from=listdoc.php%3Fstart%3D30%26cat%3D5
 気にはなっていたのですが、文 ....
その道は
街灯の小さな明るみの中に
白く浮かび上がっていた

様々な思いが通り過ぎていった
その白い舞台の上を
今日は
消え残る足跡がひとつ
闇の中に後ずさる

風が
粉雪と共に ....
冷たい壁の手触りを確かめながら
第十三使徒
死都
ネクロポリス
暗い地下道をたどって行くと
薄汚れた鏡に
見知らぬ男の姿が映し出された
肩をすくめた黒マントの中に
密かに呼び出される空 ....
風の強い午後だった
僕は屋上の金網にもたれて
空っぽの青い世界を眺めていた
広大な草原を思わせる
羊雲
羊雲
心の翼をそっと広げ
空の青みに溶け込んでいった光の子供ら

遠い異国の丘 ....
海岸草原のみどり
はまなすの赤
萌たつ草の焔の中に
風露草のうすもも色

原生花園をぬけると
落ちていくように
空がりょううでを広げて
濃紺の海がひろがっている

道東の海は冷たく ....
その日の雨が
今でも時々僕の肩を濡らす

廃園の木下闇に
置き忘れられたブリキのバケツ
松葉を伝い落ちる雫が
想いおこさせる
もうひとつの心臓

眠れぬ夜毎
消え残る雫がほのかに光 ....
ねこじゃらしを持って夜空を散歩していたら
土星の奴が現われてクネ〜(´ー`)〜クネするので
おいこら輪っかんぼう叩くぞと脅してやると
土星の奴め お月様の後ろに隠れ
こそこそ輪っかを取り替えて ....
ああ今日も夜がふけていくよ
風がびょうびょう吹いて
トタン屋根に映る雲がごうごう流れて
乗りそこなった月の船は地平線の向こうです

星のない空は
なんだかとっても寂しくって
電信柱を伝わ ....
その人がやってくるのは
ほんの少し
光のかけらをわけてくれた
下弦の月の白い顔が
空に溶け込んでいく時刻です

おやすみなさい
お月様

インクびんのふたを閉めて
閉じ込めたのは月 ....
巨大な石版にきざまれた
柘榴石の星座がきしむ
西の方に5分ほど
かちりと音を立てて静止していた時が進む

一億光年の夜が流れ
廃棄物処理場に水たまりのような鏡
割れた月が赤々と燃えている ....
「もしもし、もしもし、神様ですか?」
 祖父から譲り受けたアンティークの電話機で、佳子は今夜も何者かと会話している。その電話機は飾り物でコード゙は何処にも挿してない。まあ、神様の声を聞くのに電話線を ....
「えいえんをめぐる短詩集」


 @ノ”


@ノ”
かたつむりは
えいえんに
えいえんに
たどりつきませんでした

おしまい



 海と空と


何のために生 ....
1.

今日から失業者ですわコラ。知能程度の低い友人どもはねちっこく解雇解雇と書き立て
ますが、私が会社を首にしたのですよコノヤロウ。
日本国をアジアにするべく完全失業率のアップに貢献したのだ ....
一.永劫回帰

今日の星空はとってもきれい
おまえのところも晴れていたら見上げてみろよ
カシオペアやプレアデスが頭上でふるふる震えている
白鳥座の十字架は西の空に沈んで行こうとしている
も ....
朝露に濡れた道を
金色に光る
なだらかな稜線へとたどる

うつむいた桜草が
風にふるえ
太古の海を弔ってきた
アンモナイトがひとつ
朝日を受けた岩の間に割れ落ちて
失われた鐘の音が鳴 ....
使っていない電話器が時々鳴る
コードは何処にも差してない
その受話器が持っていた番号は
もう何処にもないんだよ
遠い昔つながっていた
あなたの電話番号も
もう何処にもないんだよ

あな ....
どこか遠くの知らない国で
雪がしんしん降っている

大きな街の片隅で
人と人が出会う

どこか遠くの知らない街で
風がヒューヒュー吹いている

大きな街の片隅で
男がひとり
生き ....
風の強い夜だ
下弦の月のまわりに
虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる
窓辺に焼きついた油色の日々が
ガラス板から流れ落ちる

星々がさわさわ震えている

明滅する交通誘導棒を持ち ....
ダーザイン(34)
タイトル カテゴリ Point 日付
『批評祭参加作品』いとう氏へのレスポンス[group]散文(批評 ...6+*10/1/13 21:08
「えいえん 佳子1997 冬」「鳥の唄 2000 冬」全面改 ...散文(批評 ...310/1/13 0:03
『批評際参加作品』私が読みたい詩-実存と世界性[group]散文(批評 ...410/1/12 21:58
岸辺自由詩1108/4/11 13:03
一脚の椅子自由詩808/4/11 13:01
青い花自由詩1408/4/11 12:58
光の骸(再々改訂版)自由詩1708/1/22 19:27
アンデス自由詩708/1/22 19:25
旅の終わりに自由詩52*07/1/17 22:35
路傍で自由詩22*07/1/17 22:32
水の都自由詩12+*06/9/29 0:58
文学史的演説散文(批評 ...9*06/8/30 22:33
アフロ者に告ぐ散文(批評 ...25+*06/5/10 15:57
冬の旅人自由詩22*05/2/21 16:40
探索者自由詩1204/11/5 16:00
地雷原自由詩1404/11/4 18:10
自由詩26*04/11/2 15:23
光る野自由詩21*04/4/28 14:30
〜(´ー`)〜自由詩17+04/4/27 16:55
蛍石自由詩13*04/4/26 19:37
おやすみなさい お月さま自由詩18+*04/4/24 19:16
フォーマルハウト自由詩15*04/4/22 20:09
佳子 1997冬散文(批評 ...14*04/4/19 5:19
@ノ”「えいえんをめぐる短詩集」自由詩1404/4/11 14:35
完全失業日記(爆裂酩酊ポエム道)散文(批評 ...23*04/4/10 8:26
星屑の停車場にて自由詩1904/4/10 8:22
言葉自由詩804/4/9 16:56
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